GNGニューズレター 2016年新年特別号

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になり、心より御礼申し上げます。
皆様はどの様に2016年の幕開けを迎えられましたか?

私は、2時間で一気読みした「もしイノ」の影響を受け、年末年始休暇に「イノベーションと企業家精神」を読み直しました。
流石にこちらは2時間という訳には行かず2日かけてじっくりと読み直しました。
ドラッカーは「イノベーションのための七つの機会」として、次の七つを挙げています。
第一の機会:予期せぬことの生起
第二の機会:ギャップの存在
第三の機会:ニーズの存在
第四の機会:産業構造の変化
第五の機会:人口構造の変化
第六の機会:認識の変化
第七の機会:新しい知識の出現
 そして「イノベーションとは意識的かつ組織的に変化を探す事である。それらの変化が提供する経済的、社会的イノベーションの機会を体系的に分析することである」とも述べています。
例えば、昨年スタートした機能性表示食品制度下における市場には「第二の機会」があると思います。
グローバルニュートリション研究会では、会員企業の皆様に取って機会の発見や体系的な分析のために有益な情報の提供に努めていきたいと思います。

 今年は機能性表示食品制度の積み残し課題に対する検討会も開催される予定になっています。
中でも、食事摂取基準が設けられている成分の取り扱いについての議論と、機能性関与成分が定性的定量的に分析できない成分についての議論に注目が集まると思います。
そこで、年末年始休暇を使って「日本人の食事摂取基準2015年版」を最初から読み直してみました。
佐々木敏先生は著書の中で「食事摂取基準の「こころ」が正しく理解できて初めて、食事摂取基準に書いてある言葉、つまり数字や規則が正しく使える」と書かれています。
食事摂取基準を理解するために必要な考え方は、そのほとんどが「概論」で説明されおり、「概論」を丁寧に読めば、食事摂取基準をどの様に理解すればよいかわかると書かれていました。
そこで、「概論」を特に丁寧に読んでみました。
検討会での議論について行けるよう、しっかりと勉強しましたので、検討会での議論の内容についても逐次コメントしていきたいと思います。

本年も大きなイベントが多々あり、周囲の状況から目が離せません。
GNGでは、タイムリーかつ深い洞察を加えた情報を発信していきたいと考えています。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

グローバルニュートリション研究会主宰  武田 猛

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■GNGニューズレター 2016年新年特別号トピック
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●GNGが選ぶ2015年の健康食品業界注目の10トピックス
  1. 機能性表示制度、各社好調なスタート、一方で制度の課題について指摘も
  2. 食品表示法施行、既存の3法が一元化
 3. 米国発の「スーパーフード」、日本で注目高まる
 4. 糖質オフ以外にも〇〇フリーへの認知広がる
 5. プロバイオティクスが好調
 6. 超高齢社会到来を見据え、医療、介護への取り組み強化
 7. 特保制度、特別用途食品の見直し
  8. 特保飲料、明暗くっきり
 9. コンビニ各社、高齢者向けサービスを充実
 10. NY州検事総長、DNAバーコーディングでサプリメント業者を指摘

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