GNGグローバルニュース5月28日号:パーソナライズドニュートリションに栄養状態の悪い患者の治療結果改善と死亡率低下の可能性、ほか

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今号のグローバルニュースでは、AI導入によるニュートリション業界についての

記事が掲載されています。

 

さて、NNB10キートレンドに「パーソナライゼーション」が初めて取り上げ

られたのは3年前です。

パーソナライゼーションが招くのは市場の「細分化」であり、

パーソナライゼーションと細分化を分けて考えることは出来ません。

 

パーソナライゼーションは、消費者にとっては選択肢が増え、自分自身で食の

パターンを選ぶことができるというメリットや楽しみがありますが、

企業にとって市場の細分化は、これまでのビジネスモデルを変える必要に

迫られることにもなります。

ウェイトマネジメントからウェイトウェルネスのトレンドに変わった途端、

それまで優良企業だったWeight WatchersJenny Craigは、ビジネスの転換を

迫られました。

同じようにパーソナライゼーションの普及は、従来のマスマーケティングが

ビジネスモデルの転換を迫られるということも考えられます。

 

ニッチ、高付加価値という、ニュートリション業界の鉄則を今一度考えてみる

良い機会かと思います。

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528日号トピックス

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AI導入の波、健康関連産業にも

●動物性タンパク質はエコな食生活の一部–4カ国消費者調査

●ヘンプ市場の成長、2024年までに10倍以上との予測-BDS Analytics分析

DoseBiome社、虫歯対策のお茶飲料「Qii」を新発売

●チコリ由来イヌリンは小児の腸内善玉菌の維持に有望

●パーソナライズドニュートリションに栄養状態の悪い患者の治療結果改善と死亡率低下の可能性

●植物性食生活は心不全リスクを低下、肥満者の肉中心食生活はリスクを高める可能性

●妊娠初期のナッツ摂取は小児の神経学的発達に影響する可能性

LプランタルムDR7摂取はストレス軽減に有望

DSM社、Panaceutics Nutritionと提携、パーソナライズドニュートリション市場の拡大へ

Dannone社、1,800菌株コレクションの公開へ

●植物性代用肉食品への食肉連想用語の使用禁止案に植物性食品関連団体が反発

 

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18年間の実務経験と20年間のコンサル経験を積み、38年間一貫して健康食品ビジネスに携わる。国内外750以上のプロジェクトを実施。「世界全体の中で日本を位置付け、自らのビジネスを正確に位置付ける」という「グローバルセンス」のもとに先行する欧米トレンドを取り入れたコンセプトメイキングに定評がある。世界各地にネットワークを築き上げ、情報活用サービス「グローバルニュートリション研究会」主宰。食品会社、化粧品会社、製薬会社の健康食品部門に対して、商品開発・マーケティング・海外進出などのコンサルティングを行っている。人が幸せに生きるためには健康が第一である。健康食品産業は「幸せ創造産業」である、という信念のもと、クライアントの成功を通じ、消費者に支持される業界を目指し、業界で働く人すべてが自分の仕事に誇りと自信をもてるようにしたいという想いから、業界健全化活動にも取り組んでいる。

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