こんにちは。GNGの本﨑です。

この半年間、世の中は大きく変わりました。Natural Products Expo WESTに代表される主だった展示会は延期または中止され、オンラインセミナーやウェブ会議が当たり前となり、社内でさえお互いに顔を合わせることなく仕事ができるようになりました。

一方、直接お会いすることで縮まる心的距離感は何物にも代えがたいものがあります。

<免疫機能の勉強会をリアル開催>

GNGでは先月より研究会会員限定で免疫機能に特化した「EFSAヘルスクレームガイダンス勉強会」をリアル開催しています。

免疫、というテーマもさることながら、質疑応答やディスカッションの盛り上がりから、一歩踏み込んだリアルでのコミュニケーションが今こそ求められていることが感じられました。

この勉強会では、免疫機能に特化してEFSAガイダンスのどこを中心に読み解けばよいのかを具体的に示し、今後の商品開発のヒントをお持ち帰りいただきました。

参考までに、参加された方々のご感想の一部をご紹介します。

—————————-

【参加者の声】

キリン社の届出が受理されたポイントがわからず、自社での作戦がたてづらかったが、EFSAのガイドラインとの対比で示していただいたので受理された理由が理解できた。

製薬会社 商品開発担当 (原文ママ、以下同様) 

免疫機能に関する研究を最大限に活かす方法を考えていくことを目指しています。免疫に関する新しい時代の始まりのため、大変社会に期待しております。EFSAと今回の消費者庁の判断について関係性がよく学べました。

公的研究開発機関 研究員 

コロナ禍の中で免疫維持の機能性表示が社内で求められていたが、すぐには出来ないと回答していました。キリン社が届出受理された事がニュースになった為、理由を聞かれたが回答できていなかった。機能性表示食品最先端のレベルが分かりました。自社でも免疫維持の機能性表示を届出したいと思います。

食品メーカー 健康食品事業部 

新しい機能性表示にチャレンジしたく、海外制度を機能性表示食品で参考にするときの留意点について知りたかった。わかりやすくよかった。免疫機能性表示へのチャレンジをしていきたい(ヒト試験立案・準備・実施)

化学品メーカー ヘルスケア部門 マネージャー

—————————-

どんな制度でもそうですが、制度の取説となるガイドラインを手にしても業務の傍らその概要を正しく理解するのは案外骨が折れるものです。そんな時、全体像を俯瞰してどこを重点的に読めばよいか示すことで、短時間で要点を把握できます。今回の勉強会はまさにそのような内容でした。

<先駆けとなる商品開発の背景にあるもの>

消費者庁により公開されているキリン社の届出情報から客観的にわかるのは、同社が何年も前から将来を見据えた研究を続けてきたということです。

これは、何も免疫機能に限った話ではなく、時代に合った商品開発をするには、大局のトレンドの俯瞰、把握が欠かせません。

NNBの10キートレンドしかり、国内外のニュースにおいて主要栄養素だけを取り上げても、たんぱく質は植物性がいいのか、動物性がいいのかという議論は絶えず話題となり、これまで嫌われものだった脂質が大幅に見直され、炭水化物にも良し悪しがあるなど、大筋の流れが見て取れます。

弊社のブログ記事でも、トレンドを振り返る記事にアクセスが集まっています。

【ランキング上位記事】

健康食品平成物語~健康食品市場30年の振り返り~

糖質ゼロ・糖質制限と「良い炭水化物」トレンドの普及|健康食品ワールド第78回

最新の米国ウェイトロストレンド|健康食品ワールド第80回

<トレンド把握は、定点観測から!>

トレンド、とは「傾向」という意味ですから、1つの時点だけをみていてもトレンドはつかめません。2つ以上の時点を比べてみて初めて傾向が見出せます。

未来予測は必ずしも当たるとは限りませんが、トレンド把握は、羅針盤としての役割を果たします。テーマや切り口を定め、定期的に情報を定点観測することで、将来のために今何が求められているかを逆算思考で考察できます。

<健康食品令和物語の未来>

日々、何をどのように食べるか。人生百年時代、食を通じていかに健康寿命を延ばすかが業界全体の大きな使命といえるでしょう。

心休まることのない不安な社会情勢が続いていますが、各社が工夫を凝らした商品開発が進み、これからも新しい機能性食品が次々と生まれていくと思うと、令和の健康食品物語、先行きは明るいと思えます。

過去、現在、そして未来へと健康のたすきをリレーしていくために、これからも皆様がより効率的に情報を定点観測していただけるよう、GNG一同、一丸となって選りすぐりの情報発信を続けてまいります。

<GNG研究会について>

GNG研究会では、過去十数年にわたるニューズレターのバックナンバーを会員ページにてすべて公開しています。

そして、例えば「免疫」、「プロテイン」、「乳酸菌」、「腸内細菌叢」など特定のキーワードで過去の記事を見出し検索できるので、トレンド把握に役立ちます。