Doctor’s Bestが中国でNMN製品ラインを拡大、ほか|GNGグローバルニュース2021年4月12日号

こんにちは、GNGの和泉です。

ニュースで話題になっていますが、新型コロナウイルスのワクチン接種歴を海外渡航時に証明する「ワクチンパスポート」の導入について、世界中で議論が行われています。米国は導入しない旨を6日に発表しましたが、現時点で英国および欧州連合(EU)、東南アジア諸国連合(ASEAN)などで導入が検討されています。イスラエルでもすでに運用が開始されているそうです。

世界保健機関(WHO)は、現時点では旅行時のワクチンパスポート携帯システムを支持しないと表明しています。ワクチンを接種していても感染拡大を防げるのか不透明なことや、差別への懸念が理由だそうです。ワクチンパスポートが経済回復の起爆剤になる可能性はありますが、まだまだ問題は山積みのようです。皆様ご存知のニュースかとは思いましたが、個人的に海外旅行を切望しているものの、私自身のワクチン接種の目途が立っていない身として、接種の進んでいる国、進んでいない国で色々な格差が出来てしまうのではないかと、やきもきしながら事態を見守っている次第です。

さて、今号ではペット産業についての記事が取り上げられていました。市場調査会社のPackaged Facts社が今年1月に発行した米国ペットサプリメントレポートによると、2020年のペットサプリメントの売上高は8億ドル近くとなり、前年比で21%増加しました。これは2019年の4倍の成長率だそうです。

同社によると、2020年の大幅な売上増加の要因は、COVID-19パンデミックによる「ペットの免疫」に対する飼い主の懸念を反映しているとのことです。CBDの人気はペットにも及んでおり、2020年の米国のCBDペット製品の売上高は1億ドル弱で、2019年の3倍だそうです。そして犬の飼い主の方がペットにサプリメントを与えようとする傾向があり、彼らがサプリメントに費やす額は、猫の飼い主の4倍にもなるのだそうです。

ただし、Los Angeles Timesの記事によると、獣医栄養学の多くの専門家は、ペットへのサプリメントの有用性には懐疑的です。ほとんどのペットフードはペットに必要なバランスの取れた栄養素を含有しており、サプリメントを与える必要はないとしています。

そうはいっても、ペットを我が子同然と感じ、ヒトと同様、ペットにもサプリメントが必要だと信じる飼い主が数多く存在しています。COVID-19からペットを守りたいと願う飼い主が、今後もペットサプリメント産業を牽引していくと思われます。

(株)グローバルニュートリショングループ 和泉 美弥子

この記事について

GNGでは、会員向けに世界各国の健康・食・栄養に関するニュースをセレクトし、日本語に要約したものを月に2回、ニューズレター「GNGグローバルニュース」として配信しています。

本日配信したグローバルニュースでは、アジアのCOVID-19感染率と死亡率に関連するビタミンD欠乏、肥満、糖尿病:研究レビュー、緑の葉野菜は筋肉機能に不可欠であることが判明:研究、米国人の半数近くが2020年に免疫サポートサプリメントの服用を開始など14の記事を取り上げています。

この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。

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■GNGグローバルニュース 2021年4月12日号 トピックス

●代替たんぱく質は2035年までに世界のたんぱく質市場の11%を占める可能性
●集中力、耐久性、回復力:eスポーツコミュニティはサプリメントを求める
●米国人の半数近くが2020年に免疫サポートサプリメントの服用を開始
●ペットケア業界の2020年の売上高が初の1,000億ドル超え
●肉の摂取を減らしたいフレキシタリアンの増加にもかかわらず肉の消費量は2桁増:米国
●韓国のサプリメントトレンド:健康機能食品として紅参とプロバイオティクスが人気
●3月の新商品:呼吸器系サポートから口腔保護まで
●ヘンプ由来CBD商品の経口摂取は肝臓へ悪影響を及ぼさない可能性:ValidCare社研究
●アジアのCOVID-19感染率と死亡率に関連するビタミンD欠乏、肥満、糖尿病:研究レビュー
●高濃度ビタミンDがCOVID-19感染リスクを低下する可能性はアフリカ系米国人で顕著に表れる
●緑の葉野菜は筋肉機能に不可欠であることが判明:研究
●スタートアップのMeliBio社、ミツバチ不使用のハチミツの開発でプレシードラウンドの資金を調達
●Doctor’s Bestが中国でNMN製品ラインを拡大
●FDA、ヒゲナミンを含有する中国からの輸入商品を押収

[今号のハイライト]
Doctor’s Bestが中国でNMN製品ラインを拡大

[2021/4/5] [nutraingredients-asia.com]
中国の大手保健食品メーカーであるXiamen KingdomWay Group社(以下、KingdomWay社)が発表した2020年の年次報告書によると、同社の子会社であるDoctor’s Best社の2020年の売上高が64百万人民元(980万USドル)に達した。

Doctor’s Best社は昨年、中国初ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)サプリメントを発売。報告書によると、2020年、同ブランドの中国でのNMNサプリメント販売数は58,267ボトルに達し、大きな成功を収めた。KingdomWay社は、さまざまな販売チャネルのニーズを満たすためにDoctor’s BestブランドのNMN製品ラインを拡大すると述べている。同ブランドのNMN商品は今年、中国の免税区域である海南自由貿易港でも購入可能となる予定である。

KingdomWay社としての2020年度の総売上高は、前年度比9.79%増の35億人民元(5億34百万USドル)となり、純利益は前年度比112.82%増の9億59百万人民元(1億46百万USドル)だった。同社の事業は保健食品原料と完成品が大半を占め、中国最大のコエンザイムQ10輸出企業でもある。報告書によると、コエンザイムQ10部門からの収益も前年度比で35.93%増加した。しかしながらこれは、気候変動と環境保護の懸念により市場の供給が低下したことによる、価格の上昇によるものと説明されている。

同社の原材料ビジネスはNMN、コエンザイムQ10、ビタミンAの他、ビタミンD3、K2、藻類DHAそしてプラントベースARAに及ぶ。完成品ブランドは、同社が2015年に買収したDoctor’s Choiceのほか、米国の機能性飲料ブランドZipfizz、米国サプリメントブランドVit-Best、日本のヘルスケアブランド舞昆酵素も所有している。

KingdomWay社の2021年の主な計画は、ビタミンAおよびD3の増産、そして最近中国の保健食品原材料リストに追加された、コエンザイムQ10完成品の開発に焦点を当てているという。

(会員向けニューズレター「GNGグローバルニュース2021年4月12日号」より抜粋)

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