こんにちは、GNGの和泉です。

今号ではペット用CBDについての記事が取り上げられています。

調査会社Nielsenによると、2020年の米国のCBD売上高は22億5,000万~27億5,000万ドルに上ると予測されています。
なかでもペットケア製品昨年の売上約8億ドルの増加で、CBD市場の成長においてかなりの割合を占めると言われています。

米国のドッグフード分析調査会社WoofWhiskers は2019年10月下旬、飼い犬CBDオイルを使用している米国の飼い主290人を調査しました。
それによると、調査対象者は犬用のCBDオイルに1か月あたり平均42ドルを費やしていたそうです。使用の理由は「不安とストレス」がトップの46%でした。ペットのメンタルケアも大変ですね。

そして米国ペット製品協会(APPA)によると、米国のペットフード売上高は2019年で369億ドルに達しています。ペットを家族の一員として扱うペットオーナーは、より良い原料や成分を使用した高品質のペットフードに注目しており、ペットのためならプレミア価格を支払うこともいとわないようです。

また、記事にもURLリンクが貼られていますが、NielsenとHeadsetの共同調査レポート「2020 Pet Industry Green Paper」には、主に以下の内容が掲載されています。

  • CBD製品購入者の74%がペットを飼っている
  • 2018年第1四半期から2019年第3四半期までの、米国カリフォルニア、コロラド、ネバダ、ワシントン州における大麻小売店でのペット製品売上高は940万ドル超
  • CBD製品の犬のおやつの平均価格は、一般の犬のおやつの2倍
  • ペットオーナーの24%がCBD製品を自分自身、ペット、またはその両方に使用している
  • 犬を飼っている米国の成人のほぼ26%がCBD製品を使用しており、そのうちの半数は飼い犬にも使用している。

しかしNielsenの調査によれば、飼い犬にCBDを与えたと回答した人の20%以上が、犬用ではないCBD製品与えていたことがわかりました。
11月には、ペット用CBD商品を製造している13社 が、連邦食品医薬品化粧品法(FD&C法)に違反しているとして米食品医薬品局(FDA)から警告文書を受け取っています。

今後さらに市場を広げていくことが予想されるCBDですが、規制のロードマップはあいまいなままです。
消費者が安心して手に取ることができるよう、早急な法規制が望まれます。

(株)グローバルニュートリショングループ 和泉 美弥子

この記事について

GNGでは、会員向けに世界各国の健康・食・栄養に関するニュースをセレクトし、日本語に要約したものを月に2回、ニューズレター「GNGグローバルニュース」として配信しています。

本日配信したグローバルニュースでは、COVID-19感染拡大でストレス対応サプリメント市場が急成長、ペットにCBDを使用するペットオーナーの過半数が効果を実感:米国消費者調査、アルツハイマー病におけるオメガ3脂肪酸の適切な投与量研究、など12の記事を取り上げています。

この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。

■GNGグローバルニュース 2020年8月14日号 トピックス

●ペットにCBDを使用するペットオーナーの過半数が効果を実感:米国消費者調査
●Informa Markets社、COVID-19感染拡大で10月末開催予定のSupplySide Westの中止を発表
●自然食品・サプリメント企業のCOVID-19対策費が年間13,595ドルに:NPA調査
●砂糖摂取は減少、代替甘味料の摂取量が増加:米国研究
●COVID-19感染拡大でストレス対応サプリメント市場が急成長
●7月話題の新商品:ペット用サプリからメンタルヘルスまで
●アジア人女性の母乳研究でビタミンB12、K、Dの不足が判明
●アルツハイマー病におけるオメガ3脂肪酸の適切な投与量研究
●高用量のフィッシュオイルサプリメントは運動からの回復を促進
●Nestle社のビーガン・プラントベース食品の売上が40%増
●FDA、二日酔い対策商品に不正なラベル表示を行った企業7社に警告状を送付
●英国政府の新しい肥満対策に食品関連業界は猛反発

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[今号のハイライト]
COVID-19感染拡大でストレス対応サプリメント市場が急成長

[2020/7/30] [nutraingredients.com]

欧州のストレス対策サプリメント市場は、COVID-19感染拡大の影響により急速に膨れ上がっている。
ただ同市場は、パンデミック以前から成長を示しており、市場調査会社Euromonitor社の調査によると、2019年における市場規模は13億ユーロに到達した。パンデミック前の1~2月の調査では、世界の消費者の50%が「中等度から重度のストレス」に晒されていると報告された。

さらに、COVID-19感染拡大により市販薬の鎮静・睡眠・気分カテゴリーへの消費者の関心が高まっていることから、「科学的エビデンスのある、短期および長期的ストレス用サプリメントの大きな市場機会」になると考えられる。

そうした中、臨床的に証明された商品を開発するPharmaLinea社は、短期的、長期的ストレスに対応する研究に基づいた2つの商品、「Your Acute Stress Sachets」と「Your Chronic Stress Capsules」を新発売した。
同社の「Market insights & competitive review」によると、主要原料であるQsensは独自開発による成分で、ストレスに対応する力を高めるアダプタジェニック作用を持つということが臨床的に実証された。

また、「Acute Stress」に含まれるQfolateは、5-メチルテトラヒドロ葉酸カルシウムの活性型で、高いバイオアベイラビリティと安全性が確認されている。葉酸欠乏は、神経伝達物質の減少を導くことが示唆される。

どちらの商品にも、ビタミンD3、B、マグネシウム、コリンなど、神経組織の正常な機能を保持する栄養素を配合している。

(会員向けニューズレター「GNGグローバルニュース2020年8月14日号」より抜粋)

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