FDA、特定のクランベリー製品における条件付きヘルスクレームを発表、ほか|GNGグローバルニュース2020年8月28日号

こんにちは、GNGの和泉です。

今号では米国での睡眠サプリメント売上が伸びているという記事が掲載されています。

COVID-19パンデミックに加え、今度はかつてないほどの大規模な山火事がカリフォルニア州で発生しています。ニュースにもなっていますが、すでに東京都の約2倍、4,400平方キロメートルを焼き尽くしているそうです。規模が大きすぎて想像がつきません。

今回の山火事の原因は、高温と「ドライサンダーストーム」と呼ばれる雨を伴わない落雷が原因だそうですが、山火事の被害は年々悪化しているとのことで、住民の方々の不安は計り知れません。さらにはカテゴリー4の大型ハリケーンも上陸しています。
このような状況が続く限り、今後も睡眠やメンタルサプリメント売り上げ伸びていくことは想像に難くありません。

そんな中、7月31日に厚生労働省から最新の日本人の平均寿命が発表されました。 
男性81.41歳世界3位女性87.45歳世界2位だそうで、年々伸びています。

もうひとつ、「健康寿命」というものがあります。
健康寿命とは介護を受けたり寝たきりになったりせず日常生活を送れる期間を示すものですが、3年に1度の国民生活基礎調査を使用した推計が、こちらも厚生労働省から発表されています。
現時点で最新の2016年のデータによると、男性は72.14歳、女性は74.79歳なのだそうです。
2016年時点でも、日本人の平均寿命は男性が80.98歳、女性は87.15歳。個人差があるとしても、平均寿命健康寿命10年近くの差があります。
改めてこの10年近くの差についてじっくり考えるべきなのではないかと感じています。 

8月14日付の東洋経済オンライン掲載されていましたが、フランスの女性平均寿命86歳と日本とそれほど変わりません。
しかし日本だと結婚しても親と同居したり、近くに住んだりするケースが多いのに対し、フランスでは子ども高齢の親と同居することはほぼないそうです。フランス人は個人主義が強く、たとえ1人暮らしの高齢者でも子どもと住むことを拒否することは珍しくないといいます。
そして現在フランスには75歳以上の人が610万人おり、このうち約6割が女性だそうです。また、75歳以上の25%は1人暮らしをしているそうです。

フランスにはLe viager(ル・ヴィアジェ)という、高齢者である家主セットでアパートを販売する変わった不動産システムがあります。
だれかがそのアパートを買ったとしても、元のオーナーが終身そこに住むという条件がついているのです。元のオーナーが住んでいる限り購入者がその部屋に住むことはできませんが、通常のアパートより価格は安く(概ね市場価格の 5~6 割といわれています)、元オーナーにとってはアパートを売却したお金余生豊かに過ごすことができるのです。

このような制度を日本に導入することは難しいとは思いますが、豊かで充実した老後を過ごすための選択肢を増やしていくのは悪いことではないかもしれません。

(株)グローバルニュートリショングループ 和泉 美弥子

この記事について

GNGでは、会員向けに世界各国の健康・食・栄養に関するニュースをセレクトし、日本語に要約したものを月に2回、ニューズレター「GNGグローバルニュース」として配信しています。

本日配信したグローバルニュースでは、FDA、特定のクランベリー製品における条件付きヘルスクレームを発表、2020年の睡眠サプリメント、成長率30%の見込み、など12の記事を取り上げています。

この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。

■GNGグローバルニュース 2020年8月28日号 トピックス

●2020年の睡眠サプリメント、成長率30%の見込み
●天然の増粘物質により、商業規模のウマ、ラクダチーズの生産が可能に
●Pendulum社、2型糖尿病管理に向けたメディカルフード「Pendulum Glucose Control」の臨床試験結果を発表
●ビタミンDはうつ病予防に効果がないことが判明:大規模研究
●腸内微生物叢の変化を知ることが高齢者のサルコペニアリスクを下げる可能性
●魚の摂取が大気汚染から脳を保護する可能性
●クルクミンと鉄の組み合わせが脳由来神経栄養因子を高める可能性:RTC
●Beyond Meatの売上高、第2四半期で初の1億ドル越え
●FDA、特定のクランベリー製品における条件付きヘルスクレームを発表
●NDI通知の徹底が消費者を便乗商法や違法業者から守る:CRNの見解
●アイルランド食品安全局(FSAI)、ビタミンとミネラルの安全な摂取に関する業界ガイダンスを発行
●英国とEUにおけるCBDの状況

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[今号のハイライト]
FDA、特定のクランベリー製品における条件付きヘルスクレームを発表

[2020/7/21] [fda.gov]

7月21日、米国食品医薬品局(FDA)は 、Ocean Spray Cranberries社による特定のクランベリー製品の摂取による健康な女性の再発性尿路感染症(UTI)のリスク低減に関するヘルスクレームの申請に対し、条件付きヘルスクレームの使用を認めることを発表した。
条件付きヘルスクレーム要件に準拠するため、「限定的で一貫性がない」といった科学的証拠のレベルを消費者に正確に伝えるための文言を添付する必要がある。

再発性UTIのリスク低減に関するヘルスクレームを表示するには、少なくとも27%のクランベリージュースを含むクランベリージュース飲料、少なくとも500mgのクランベリーフルーツパウダー(果実100%)を含有するダイエタリーサプリメントでなければならない。
なお、クランベリーから作られる、またはクランベリーを含む他の食品、例えば乾燥クランベリーやクランベリーソースなどは対象から除外される。

クランベリージュース飲料の条件付きヘルスクレーム:
・「限られた一貫性のない科学的証拠は、クランベリージュース飲料を毎日1サービング(約237ml)摂取することで、尿路感染症(UTI)を経験した健康な女性の再発性UTIリスクを低減する可能性があることを示している」

・「クランベリージュース飲料を毎日1サービング(約237ml)摂取することで、健康な女性の再発性尿路感染症(UTI)のリスクを低減するのに役立つ。 FDAは、この主張を裏付ける科学的証拠は限定的で一貫性がないと結論付けている。」

・「“この特定のクランベリージュース飲料”を毎日1サービング(約237ml)摂取すると、健康な女性の再発性尿路感染症(UTI)のリスクを低減するのに役立つ。FDAは、この主張を裏付ける科学的証拠は限定的で一貫性がないものと結論付けている。」

クランベリーダイエタリーサプリメントの条件付きヘルスクレーム:
・「科学的証拠は限定的であるが、クランベリーダイエタリーサプリメントを1日500 mg摂取することで、尿路感染症(UTI)を経験した健康な女性の再発性UTIリスクを低減する可能性があることを示している」

・「500 mgのダイエタリーサプリメントを毎日摂取すると、健康な女性の再発性尿路感染症(UTI)のリスクを低減するのに役立つ。FDAは、この主張を裏付ける科学的証拠は限定的であると結論付けている。」 

・「“この特定のクランベリーダイエタリーサプリメント” 500 mg (カプセル/タブレット/ソフトゲル)を毎日摂取すると、健康な女性の再発性尿路感染症(UTI)のリスクを低減するのに役立つ。FDAは、この主張を裏付ける科学的証拠は限定的であると結論付けている。」 

(会員向けニューズレター「GNGグローバルニュース2020年8月28日号」より抜粋)

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