マツモトキヨシHD 、 日本初の 機能性表示食品のプロテインバー発売、ほか|GNGニューズレター9月1日号

 

本日配信のGNGニューズレターでは、冒頭の巻頭言にて弊社代表・武田が、EFSAガイダンスの概要について取り上げ、解説しています。

国内ニュースからは、マツモトキヨシホールディングス 、 日本初の 機能性表示食品のプロテインバー発売、日本初、機能性表示食品のあんぱん「北海道産小麦のつぶあんぱん」新発売、キリンの独自素材「プラズマ乳酸菌」使用の5商品、免疫機能で初の機能性表示食品届出公表といった話題を取り上げています。

この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。

こんにちは、GNG武田です。

先週金曜日、安倍首相が辞任を表明されました。
持病の潰瘍性大腸炎の再発が原因とのことです。会見で「政治においては最も重要なことは結果を出すことである」と言われたことが、印象に残りました。

第二次安倍政権発足時に掲げられた「成長戦略」の3本の矢のひとつ、「民間投資を喚起する成長戦略」の施策の一つ機能性表示食品制度でした。

2014年6月14日に閣議決定された「日本再興戦略」の中で「食の有する健康増進機能の活用」として

いわゆる健康食品等の加工食品及び農林水産物に関し、企業等の責任において科学的根拠をもとに機能性を表示できる新たな方策について、今年度中に検討を開始し、来年度中に結論を得た上で実施する。検討に当っては、国ではなく企業等が自らその科学的根拠を評価した上でその旨及び機能を表示できる米国のダイエタリーサプリメントの表示制度を参考にしつつ、安全性の確保も含めた運用が可能な仕組みとすることを念頭に行う。

と明記された際には、心が躍りました。

米国DSHEA(Dietary Supplement Health and Education Act)を参考にして制度設計された機能性表示食品制度は、世界でも数少ない「届出制」として2015年4月1日スタートしました。
そして8月24日現在、届出件数2,908件、届出事業者数792となっています。

費用と時間のかかるトクホ制度は、大手企業しか利用できない、として多くの企業が活用できる制度として誕生した機能性表示食品制度導入の意義は、達せられつつあると思います。地方の中小企業、生産者も届出をしています。
そして、今後も地方の中小企業参入増え続けると思います。

そして、6月7日、免疫機能表示第1号がついに誕生しました。
機能性の科学的根拠の考え方としてEFSA(European Food Safety Authority:欧州食品安全機関)が発行しているガイダンス参考とされました。

DSHEAを参考に誕生し、EFSAガイダンスの考え方を導入することで進化した機能性表示食品制度は、まさに世界最先端の制度であると思います。
本号でも、「日本初」の機能性表示食品の記事が多く取り上げられています。
第二次安倍政権は、少なくとも食品業界に対して大きな結果残してくれました
このような素晴らしい制度を導入してくれた第二次安倍政権に感謝しています。
そして、消費者のためにも、この制度が健全に発展していくことを願っています。

本号では、そのEFSAガイダンス概要解説してみました。

(株)グローバルニュートリショングループ 武田 猛

この記事について

GNGでは、会員向けに過去2週間に発売された新製品情報マーケット情報を纏めGNG独自の分析・洞察をし、月に2回、「GNGニューズレター」として配信しています。

この記事は、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介するものです。

GNGニューズレター(国内情報) 2020年9月1日 トピックス

<国内ニュース(要約)>

●キリンビールとファンケル、機能性表示食品のノンアルコール飲料を共同開発
●サントリーウエルネス、体脂肪を減らす機能性表示食品「R の美力」 を 新発売
●マツモトキヨシホールディングス 、 日本初の 機能性表示食品のプロテインバー発売
●惣菜初、機能性表示食品のポテトサラダ を開発 GABA 配合で「血圧が高めの方に」
●日本初、機能性表示食品のあんぱん「北海道産小麦のつぶあんぱん」新発売
●6月分のドラッグストア売上、「健康食品」は1%増
●6月の通販売上高、「健康食品」前年同月比で10.8%増
●乳たんぱく質摂取と運動の併用、高齢者の筋肉量増加
●味の素グループ、三重県に「ほんだし ® 」新工場竣工、10 月より本格稼働開始 ICT ・自動化技術導入
●キリンの独自素材「プラズマ乳酸菌」使用の5商品、免疫機能で初の機能性表示食品届出公表
●ファンケル、高めの尿酸値を下げる機能性表示食品 「尿酸サポート」に新機能を追加
●合同会社TAKEOと弘前大学、トノサマバッタの食用利用に関する共同研究を開始
●機能性表示食品の事後チェック指針「解説」を作成

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[今号のハイライト]
マツモトキヨシホールディングス 、 日本初の 機能性表示食品のプロテインバー発売

[2020/8/18][原文:Matsumotokiyoshi Holdings Co., Ltd.

株式会社マツモトキヨシホールディングスは、プロテインバーとしては日本初となる機能性表示食品「プレミアムプロテインバーチョコレート」を 2020年 9月 11日より発売する。

当商品には、 BMIが高めの方の体脂肪を減らす機能が報告されたローズヒップ由来ティリロサイドが含まれる。
内容量は 36gで、1食あたり15gのプロテインが摂取できる。 今回 COVID-19による在宅自粛の影響で、ダイエットのニーズが高まっていることを背景に発売された。

販売価格は168円(税抜)で、全国のマツモトキヨシグループ店舗(一部店舗を除く)と自社オンラインストアで販売する予定だ。

(会員向けニューズレター「GNGニューズレター2020年9月1日号」より抜粋)

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18年間の実務経験と20年間のコンサル経験を積み、38年間一貫して健康食品ビジネスに携わる。国内外750以上のプロジェクトを実施。「世界全体の中で日本を位置付け、自らのビジネスを正確に位置付ける」という「グローバルセンス」のもとに先行する欧米トレンドを取り入れたコンセプトメイキングに定評がある。世界各地にネットワークを築き上げ、情報活用サービス「グローバルニュートリション研究会」主宰。食品会社、化粧品会社、製薬会社の健康食品部門に対して、商品開発・マーケティング・海外進出などのコンサルティングを行っている。人が幸せに生きるためには健康が第一である。健康食品産業は「幸せ創造産業」である、という信念のもと、クライアントの成功を通じ、消費者に支持される業界を目指し、業界で働く人すべてが自分の仕事に誇りと自信をもてるようにしたいという想いから、業界健全化活動にも取り組んでいる。

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