こんにちは、GNGの和泉です。

先月のBloombergに掲載された記事で、「COVIDレジリエンス(耐性)ランキング」(The Covid Resilience Ranking)が発表され、日本が堂々の2位となりました。

すでにご存じの方も多いと存じますが、このランキングはこれまで経済や社会に最も影響が少ない形でCOVID-19に対応している国・地域を評価したランキングです。経済規模が2,000億米ドルを超える世界53か国・地域を10の主要指標に基づいてBloombergが点数化しています。

1位は納得のニュージーランド(85.4ポイント)でした。

ニュージーランドは死者が出ていない時点で素早くロックダウンを行い、最大のビジネスが観光であるにもかかわらず早期に国外からの入国を禁止しています。ここ数ヶ月の感染者は10人以下という、ほぼウィルスフリーの社会を実現しているそうです。

2位は日本(85ポイント)です。

Bloombergによると、日本のアプローチはニュージーランドとは全く異なり、自粛要請のみでロックダウンは行わず、規制が緩いにもかかわらず感染は抑えられており、経済活動が継続できているのが特徴だそうです。その代わり発達したコンタクトトレースにより感染経路を制御していること、そして国民の社会的信頼とコンプライアンスが非常に高いことが感染を低く押さえている要因である、と論じられています。さらに死亡率の低さも高い評価を受けています。

続いて3位は早い段階で入国制限を実施し、マスク在庫の位置情報を示すアプリ開発感染者の訪問先リストを公開するなど、テクノロジーを中心に据えたアプローチの先駆けとなった台湾(82.9ポイント)でした。

4位以降は韓国、フィンランド、ノルウェー、オーストラリア、中国、デンマーク、ベトナムと続きます。米国は18位でした。

感染者数や死亡率などは、民族の違いなど現在も様々な角度から論じられていますが、ガイドラインを守る社会が実現されている日本を誇りに思います。

そして、もうすぐ欧米において1年の中で最大のイベント、クリスマスがやってきます。

こちらもご存知とは思いますが、英国全土では、イングランド、スコットランド、北アイルランド、ウェールズで協議の結果、クリスマス期間中の規制は以下の通りとなりました。

・12月23日~27日の間は3世帯までのクリスマスバブルを形成し、バブル内に限り屋内での会合・宿泊可とする

・この期間の移動制限は無し

・クリスマスバブルでのパブやレストランでの集まりは不可

・クリスマスバブル以外の人との接触は屋外で、そのエリアの規制に則ること

・期間中クリスマスバブルの中身の変更は不可

実のところ、クリスマスの集まりはキャンセルして欲しいというのが本音のようですが、それではルールを破る人が必ず出て統制がとれなくなるため、上記の措置に落ち着いたようです。クリスマス休暇明けの感染者数が一気に増加しないことを祈るばかりです。

さて、英国のメディアDairy Mailにて、興味深い記事が掲載されていました。

16~75歳の英国人1,093人を対象にしたアンケート調査を実施したところ、COVID-19によるロックダウンの影響で、英国人の24%毎日シャワーを浴びなくなり14%がデオドラント製品を使用しなくなったということです。

清潔観念から見てシャワーは毎日浴びた方が良いと思うのですが、日本人はどうなのでしょうか。個人的に気になるところです。

(株)グローバルニュートリショングループ 和泉 美弥子

この記事について

GNGでは、会員向けに世界各国の健康・食・栄養に関するニュースをセレクトし、日本語に要約したものを月に2回、ニューズレター「GNGグローバルニュース」として配信しています。

本日配信したグローバルニュースでは、選挙や休暇、パンデミックが米国のストレスサプリメント市場を後押し、IADSAが鉄と貧血に関する最新のオンラインリソースを発表、ウキクサと緑茶を加えた地中海式食事は健康上の利点を高める可能性、など13の記事を取り上げています。

この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。

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■GNGグローバルニュース 2020年12月10日号 トピックス

●選挙や休暇、パンデミックが米国のストレスサプリメント市場を後押し
●クリーンラベルの「メガトレンド」:消費者が重要視するのはラベルに記載されていないもの
●米国成人の肥満率が40%越:Trust for America’s Healthレポート
●IADSAが鉄と貧血に関する最新のオンラインリソースを発表
●2021年のVitafoods Europe、バーチャルイベントと並行して開催
●Kemin社のユーグレナBetaVia ™ Complete、ノベルフードとして承認される
●DASHダイエットとサルコペニア発症リスクの間には有意な関連性は認められない
●ビタミンD欠乏症が健康な高齢者の日常生活動作障害の発症リスクを増加させる可能性
●ウキクサと緑茶を加えた地中海式食事は健康上の利点を高める可能性
●酵素が全粒粉パンに「スーパーフード」の健康上の利点をもたらす
●NAC商品販売企業へのFDAの警告文書でNDI規定の適用に疑問、UNPAの見解
●欧州CBD市場:欧州の最高裁判所がCBDを麻薬成分に分類しない判決を下す
●米国議会がゴマを主要な食品アレルゲンリストに追加する法案を可決

[今号のハイライト]
Kemin社のユーグレナBetaVia ™ Complete、ノベルフードとして承認される

[2020/12/8] [kemin.com]

欧州委員会は12月2日、グローバル原料メーカーKemin Industries社の藻類由来ベータグルカン製品である、BetaVia ™ Completeをノベルフードとして承認する規則(EU) 2020/1820を発行した。
Kemin社には、5年間のEU圏内での独占販売権が付与される。

BetaVia ™ Completeは藻類株Euglena gracilis ATCC PTA-123017を使用し、特許取得済みのプロセスで製造された、通年にわたり免疫をサポートするベータグルカン成分である。

ダイエタリーサプリメント、体重管理のための食事代替品(ミールリプレイスメント)、および一般消費者向けの食品としての使用が可能となり、食品カテゴリーは以下の通りである。
・朝食、グラノーラ、プロテインバー
・ヨーグルト、ヨーグルト飲料
・果物と野菜のジュース、ネクター、果物/野菜のブレンドジュース(スムージー)
・フルーツフレーバードリンク
・ミールリプレイスメント飲料
・ダイエタリーサプリメント

BetaVia ™ Completeは、β-1,3-グルカンを50%以上含有し、以下3種の異なる方法で免疫システムをサポートする。
1.自然免疫細胞のプライミング
2.腸内細菌叢において、ラクトバチルス菌やビフィズス菌などの有益な「善玉菌」の増殖を促進
3.腸細胞の健康をサポートし、保護的な物理的障壁および免疫シールドとして機能できるようにする

(会員向けニューズレター「GNGグローバルニュース2020年12月10日号」より抜粋)

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