本日配信のGNGニューズレターでは、冒頭の巻頭言にて、CRNの調査で明らかになったサプリメント摂取者とノンユーザーを比べた生活習慣の概要をご紹介しています。
国内ニュースからは、花王、機能性表示食品「リファイン 動き軽やかサポート」と「リファイン 脳キレイ」発売 、明治のプロテインブランド「SAVAS」、アサヒグループ、パラプロバイオティクスがもたらす更年期障害の症状緩和効果を研究、といった話題を取り上げています。
この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。
こんにちは、GNG武田です。
今日は4つお知らせがあります
先日、7月8日(金)午後にGNG研究会15周年謝恩セミナーの開催をご案内したところ、どの様な内容なのかとのお問い合わせを頂きました。出来る限りホットな話題をお話したいと思っていましたので、アジェンダのご案内はしていませんでした。
そうは言っても、どの様な内容なのかが分からないと、わざわざ行く価値があるかわからない、というご意見もあり、ごもっともと思いました。
今後、変更する可能性はありますが、今現在、次の内容のお話をさせて頂く事を考えています。
● どうなるCBD
● プラントベースの将来像
● 栄養素密度(栄養プロファイリングシステム)
● 国内消費者の現状
・ ウェルネストレンド白書2より
● アンチエイジングからヘルシーエイジングへ
● ムード&メンタルとウェルビーイング
● イノベーション再考
● 機能性表示食品のこれまでとこれから
・ 事後チェック指針から見た行政指導
・ 免疫機能第2号は?そして今後は?
● 海外展開の機会は?
わざわざお越しいただく価値のある内容にしたいと思っています。
また、セミナー後には飲食を伴わない交流会の開催も企画しています。
日時と場所はこちらになります。
【日時】2022年7月8日(金) 14時~16時 セミナー(13時30分より受付開始)
16時~ 交流会(検討中)
【場所】メトロポリタンプラザビル12階
昨年12月7日に一般社団法人ウェルネス総合研究所から発刊されました「ウェルネストレンド白書」の第2弾が、今月31日に発刊されます。
今回も7つの健康セグメントごとに、健康生活度、認知素材数、健康情報源について定量分析を行なっています。
トレンドワード、ヘルスベネフィット、素材・成分の認知、理解、関心、摂取意向の認知ファネルを明らかにし、健康と well-being の観点から「健康生活度」と「幸福度」の相関関係も分析しました。
また、新たに三大栄養素「炭水化物」「脂質」「タンパク質」の摂取意向を分析、海外の「ウエイトウェルネス」との比較による考察を行い、さらなる健康セグメント間の意識・行動の違いを明らかにしています。
『ウェルネストレンド白書 Vol.2』の発刊を記念して、無料オンラインセミナーが開催されます。私もお時間を頂き、講演させて頂きます。
アジェンダは
●7つの健康セグメントについて
●三大栄養素国際比較 ~オンとオフ~
●トレンドワードについて
を考えています。
ご関心のある方、是非ご聴講ください。
▼下記、セミナー申込みフォームよりお申込みください。
お申込みフォーム
【締め切り】6月1日(水)23:59
いよいよ来月から、リアルで「機能性表示食品届出アドバイザー養成講座」を開催します。
【日程】6月 7日(火) 第1講、第2講、事後チェック指針①
6月14日(火) 第3講、第4講、事後チェック指針②
6月21日(火) 第5講、第6講、認知機能行政指導について
【場所】イケビズとしま産業振興プラザ
〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-37-4(池袋駅西口より徒歩約10分、南口より約7分)
過去に受講して頂いた方も、オブザーバー参加可能です。リアルでしか話せないことも出てくるかもしれません。
お時間がある方は、是非ご参加ください。
そして4つめのお知らせは個人的なことで恐縮ですが、我が母校、麻布大学で1コマ、現役学生に向けて講義をさせて頂く事になりました。
生命・環境科学部 食品生命科学科2年生の「食品開発PBL実習」で1コマ講演させて頂きます。
私はPBLをよく知りませんでしたが、Project Based Learningということを知りました。近年、文科省が推奨しているアクティブラーニングの一環だそうです。
これは責任重大、と今になってその責任重さを痛感しています。
思い返せば、私が2年生のころ、サイエンスの「サ」の字も、マーケティングの「マ」の字も知りませんでした。
丁度この時期は、「関東医歯薬獣リーグ」の真っ最中で、ひたすらボールを蹴っていました。
今の私にできることは、この業界の社会的な意義、社会への貢献が大きいことをお伝えすること、そして、日本という国から世界に向けて発信することが出来る楽しみ、なのかなと思っています。
どの様な講義になるか、ワクワクとドキドキが混在していますが、次回、6月1月号の配信時にご報告ができると思います。
先週のグローバルニュースでもお伝えしましたが、米国DSHEAの父と言われるハッチ元上院議員が先月亡くなりました。彼がいなければ、米国DSHEAは誕生しなかったかも知れません。
もし、DSHEAが誕生しなければ、機能性表示食品制度も、現在の制度とは違った形になっていたと思います。海を隔てていますが、ハッチ元上院議員のご冥福をお祈りしたいと思います。
そして、そのDSHEAは、間もなく施行30年が経過します。
現在の米国人のサプリメント摂取率は77%と非常に高く、更に、サプリメント摂取者は、ノンユーザーと比べて健康的な生活習慣を実践していることが、CRNの調査で明らかになりました。
本号では、その概要をお伝えします。
日本の機能性表示食品制度の健全な発展を目指すためには、遠回りかも知れませんが、国民の生活習慣改善を啓発することではないかと、強く思いました。
(株)グローバルニュートリショングループ 武田 猛
GNGニューズレター(国内情報) 2022年5月16日 トピックス
<国内ニュース(要約)>
NEW PRODUCTS 新商品
●花王、機能性表示食品「リファイン 動き軽やかサポート」と「リファイン 脳キレイ」発売
MARKET NEWS マーケット
●ウェルネス総研、武田監修の「ウェルネストレンド白書 Vol.2」発刊
●昆虫食、コオロギ商品化相次ぐ サステナブル志向で市場拡大
●2022 年 3月のドラッグストア販売額、「健康食品」は前年同月比 0.3%増加
●2022年3月の通販売上高、「健康食品」は対前年同期比1.1%減少
COMPANY NEWS 企業情報
●日清食品、花王の「仮想人体生成モデル」活用で協業 トヨタともWell-Being実現へ向けた
実証実験を検討
●明治のプロテインブランド「SAVAS」、台湾のスポーツニュートリション市場に参入
SCIENCE NEWS サイエンス
● 電気刺激の活用で塩味が約1.5倍に 「味を調整できる食器」の開発につながる新技術
●「日本人の腸内細菌叢タイプを定義し、疾患との関連性を評価」日本人を対象とした
腸内細菌叢解析を実施
●プラズマ乳酸菌、ベトナムの小学生対象の臨床試験で風邪様症状の低減効果確認
●ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)で高齢男性の運動機能が改善 東京大学発
●アサヒグループ、パラプロバイオティクスがもたらす更年期障害の症状緩和効果を研究
REGULATORY NEWS 法規制
●政府の物価高緊急対策が国産米粉の市場拡大に貢献する可能性
[今号のハイライト]
政府の物価高緊急対策が国産米粉の市場拡大に貢献する可能性
[原文:jacom.or.jp]
政府は、4月28日の閣議で物価高への緊急対策として、約6.2兆円の国費を投じると決定した。
その中の「輸入小麦等食品原料価格高騰緊急対策事業」として、約100億円が充てられる。この対策事業では、「ウクライナ情勢等に関連して価格が高騰している輸入食品原材料を使用している食品製造業者等に対し、国産小麦・米粉等への原材料の切替、価格転嫁 に見合う付加価値の高い商品への転換や、生産方法の高度化による原材料コストの抑制等の取組が緊急的に支援」するとしている。
支援対象としては、「原材料を切り替えた新商品等の生産・販売(価格転嫁に見合う付加価値の高い新商品の開発を含む)」と、「原材料の使用コストを削減した新商品等の生産・販売、新たな生産方法の導入」となり、具体的には「原材料切替のために必要な調査」や「新商品の開発」、「原材料切替に伴う機会・設備の導入」、「新商品のPR費」などとなる。
米粉の需要は近年増加しており、今年の3月に亀田製菓のグループ会社であるタイナイから100%米粉使用ブランド「Happy Bakery」の商品が発売されるなど、米粉を使用した商品も増えている。健康志向の高まりから「グルテンフリー」を訴求できる点や、パンやケーキがもちもち、しっとりとした食感になるなどの利点もあり、様々な企業が単なる小麦の代替としてではなく、米粉の良さや強みの訴求に力を入れている。
ただ製粉コストを見ると、小麦粉は50円程度なのに対し、米粉は70円から340円程度となっているため、商品価格が高くなってしまう。米粉は粒子を細かくするのに時間がかかり、小麦粉と同等の効率で大量生産できる製粉機がない。
現状、米粉の大幅な市場拡大には製粉のコスト削減と効率化が課題ではあるが、日本の食料自給率向上のためにも、今回の対策事業が米粉市場拡大へ多大に貢献することを期待したい。
(会員向けニューズレター「GNGニューズレター2022年5月16日号」より抜粋)
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