本日配信のGNG国内ニューズレターでは、冒頭の巻頭言にて武田が日本の機能性食品素材は世界に通用する!「米国マーケット攻略法」について解説しています。
国内ニュースからは味の素AGF、機能性表示食品「ブレンディ 毎日の腸活コーヒー」発売、明治、スポーツニュートリション商品売上増、機能性ヨーグルトは競争激化などで減、森永製菓、米国におけるゼリー飲料事業開始 ゼリー飲料「Chargel」発売 、キリン戦略修正、クラフトビールと健康志向に応える商品の販売強化 、といった話題を取り上げています。
この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。
こんにちは、GNG武田です。
最近、日本企業の記事が海外メディア(NutraIngredients、など)に取り上げられることが増えているように思います。
GNGはグローバルニュースも毎日チェックしていますので、このような変化が気になりました。
最近ですと、明治さん、キリンさん、ハウスさんの記事が掲載されていました。そして、機能性表示食品性(FFC)についての意見もありました。
これらの記事は、日本の業界新聞などではあまり書かれていなことも多く、大変関心を持ちました。
特に、FFCの評価については、国内業界紙とは違った視点で分析をしていて、とても面白く読みました。
そこで、今号のGNGニューズレターでは、NutraIngredientsの記事を日本語要約したものもご紹介させて頂きます。
この試みは大変面白いと思いましたので、今後も折を見て実施したいと思います。
海外ニュースへの関心と言えば、海外進出かと思います。
この数年、以前にも増して、海外進出のご相談が増えています。
日本企業が直接進出をお考えのご相談もあれば、日本企業の海外拠点からの展開のご相談もあります。
そこで、GNGの原点でもある、海外進出について再考したいと思いました。
今回は、今から18年前、私が業界に特化したコンサルタントとして起業して間もない頃、ご縁あって日経バイオビジネス(当時)から、寄稿の依頼を頂き、駆け出しのコンサルタントとして執筆した原稿をご紹介させて頂きたいと思いました。
改めて読み返してみると、文章等は稚拙で恥ずかしい限りですが、ビジネスの本質は、今も昔も変わっていないなと思いました。
いささか古い文章ですが、内容には自信があります。
当時、駆け出しコンサルタントではありましたが、徹底的に調査しました。
その結果、現在のGNGがあるのではないか、と感傷に耽っています(手前味噌ですが)。
紙面の関係で図表は全て割愛させて頂きました。
その為、その紹介部分のみ表現を変更させて頂きましたが、それ以外の文章は当時のままです。
18年前の固有名詞も多々出てきますので、懐かしく思われる方もいらっしゃるのではと思います。
しばし、18年前へのタイムスリップにお付き合いいただけましたら幸いです。
但し、内容は今でも通用すると思いますので、ご一読いただく価値は十分にあると自負しています。
(株)グローバルニュートリショングループ 武田 猛
GNGニューズレター(国内情報) 2022年3月1日 トピックス
<国内ニュース(要約)>
NEW PRODUCTS 新商品
●味の素AGF、機能性表示食品「ブレンディ 毎日の腸活コーヒー」発売
MARKET NEWS マーケット
●東京メトロ、東京のビジネスパーソンに聞いた健康意識・取り組み調査結果発表
COMPANY NEWS 企業情報
●ハウスウェルネスフーズ、乳酸菌HK-L137で豪州とニュージーランド市場参入へ
●明治、スポーツニュートリション商品売上増、機能性ヨーグルトは競争激化などで減
●森永製菓、米国におけるゼリー飲料事業開始 ゼリー飲料「Chargel」発売
●キリン戦略修正、クラフトビールと健康志向に応える商品の販売強化
SCIENCE NEWS サイエンス
●フローウィングと農研機構、健康を維持するセルフケア食を開発・販売
●従業員食堂で大豆製品の料理を 1 回選択すると LDL-コレステロールが 0.16mg/dL 低下
●朝食にもち麦、腸内細菌の種類増加傾向 兵庫県加東市などが共同研究
●ケルセチン配糖体の腸内細菌代謝物の肝細胞保護効果とその分子機構を解明
REGULATORY NEWS 法規制
●消費者庁、コロナ予防の広告に注意喚起 健康食品や空間除菌剤など
●機能性表示食品、試験の信憑性について東農大含む研究者が調査、結果を発表
[今号のハイライト]
キリン戦略修正、クラフトビールと健康志向に応える商品の販売強化
[原文:foodnavigator-asia.com]
キリンビール社とキリンビバレッジ社は、クラフトビールと免疫ケアを戦略の柱とするそれぞれの事業戦略を発表した。
日本でビールの酒税減税が予定されていることから、同社では需要が高まると予想。2022年にビールの販売量が26%、新ジャンルで1%、RDT で9.5%、スピリッツで8.7%、ノンアルコール飲料で17.8%増加すると予想している。
戦略の1つは、家庭用のクラフトビールディスペンサーであるホームタップのサービスだ。ホームタップは、バーやレストランで提供されるようなクリーミーな泡が魅力で、今年はヨナヨナエールなど日本のクラフトビール企業も本サービスに参加する。同社は、「ホームタップを通じて、発泡酒や新ジャンルとは違う、価値のあるビール市場の成長を願う」としている。
飲料では、健康飲料事業の強化を計画。昨年のプラズマ乳酸菌の好業績は、「iMUSE」に加え、「午後の紅茶 ミルクティープラス」や「生茶 ライフプラス 免疫アシスト」が牽引したことから、今年はプラズマ乳酸菌飲料の販売数を42%増加させることを目標としている。
同社は2021年12月と2022年1月に傘下の豪ライオン社を通じて豪米のクラフトビール会社を買収しているが、2022年2月14日にはミャンマーからの事業撤退、同月16日には中国の飲料大手である華潤グループとの合弁事業を解消すると発表しており、今後は米豪に活路を見出すと考えられる。
(会員向けニューズレター「GNG国内ニューズレター2022年3月1日号」より抜粋)
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