今号のGNGグローバルニュースでは、最新のニュートリション分野のトレンドが取り上げました。
Nutrition insightでは、ニュートリション分野のキーワードとして「ヘルシーエイジング」「乳製品イノベーション」「パーソナライゼーション」を取り上げていました。

現在、地球規模で高齢化が進んでいます。
今後半世紀で世界の高齢化は急速に進展する見込みです。
2010年の世界の総人口は691,618万人でしたが、2060年には995,740万人になると見込まれています。
総人口に占める65歳以上の人の割合(高齢化率)は、1950年の5.1%から2010年には7.7%に上昇しました。
さらに2060年には17.6%にまで上昇すると見込まれています。今後半世紀で、高齢化が急速に進展することになります。
高齢化率による分類は、高齢化社会(7%14%)、高齢社会(14%21%)、超高齢社会(21%~)となっています。

2015年と2060年の高齢化率上位10の国・地域は以下の通りです(未来医療研究機構)。

         2015年                 2060

  1.日本       26.0%       1.日本       38.1%

  2.イタリア     22.4%       2.韓国       37.1%

  3.ドイツ      21.1%       3.台湾       36.8%

  4.ポルトガル    20.7%       4.シンガポール   35.8%

  5.フィンランド   20.3%       5.ポルトガル    35.8%

  6.ブルガリア    20.1%       6.ポーランド    35.6%

  7.ギリシャ     19.9%       7.ギリシャ     35.5%

  8.スウェーデン   19.6%       8.スペイン     35.3%

  9.ラトビア     19.3%       9.香港       35.0%

  10.デンマーク    19.0%       10.イタリア       33.4%

このような背景もあるせいか、今回のキーワードとなったと思われます。

一昨日開催された一般社団法人ウェルネスフード推進協会設立記念シンポジウムでは、「フレイル」が主なテーマとなっていました。
世界で最も高齢化の進んでいる日本だからこそのテーマですが、この分野でソリューションを構築できれば、地球規模の課題を解決することで世界に貢献することが出来ます。
大いに期待をしたいと思います。

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829日号トピックス
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●欧州で食品物価が急上昇、最も高い国はスイス
●料理より電話、テレビ視聴に時間を割く英国人時間の使い方調査
●ニュートリション分野のトレンドは、ヘルシーエイジング、パ ーソナライゼーション
Nestle社、 乳製品を含まないコーヒーミックス、植物性ラテを新発売
MFGM、プレバイオティクス摂取は乳児期のストレス障害を改善する可能性
●腸管免疫系B細胞のIgAはインスリン抵抗性、腸内細菌叢の多様性に役割を果たす可能性
SBP社、火山由来微生物を利用した食用タンパク質の開発へ
●かんきつ類成分、ヘスペリジン摂取はアスリートのパフォーマンスを向上する可能性
Liberty Tax社、The Vitamin Shoppeを買収
●プラントベース食品は食糧危機対策の要 ?国連IPCC特別報告書
CBDの新規食品リスト入りは欧州のCBD商品市場の成長を阻むか
FDA、栄養成分表示の測定単位変更のガイダンスを公表

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18年間の実務経験と15年間のコンサル経験を積み、33年間一貫して健康食品ビジネスに携わる。国内外600以上のプロジェクトを実施。「世界全体の中で日本を位置付け、自らのビジネスを正確に位置付ける」という「グローバルセンス」のもとに先行する欧米トレンドを取り入れたコンセプトメイキングに定評がある。世界各地にネットワークを築き上げ、情報活用サービス「グローバルニュートリション研究会」主宰。食品会社、化粧品会社、製薬会社の健康食品部門に対して、商品開発・マーケティング・海外進出などのコンサルティングを行っている。人が幸せに生きるためには健康が第一である。健康食品産業は「幸せ創造産業」である、という信念のもと、クライアントの成功を通じ、消費者に支持される業界を目指し、業界で働く人すべてが自分の仕事に誇りと自信をもてるようにしたいという想いから、業界健全化活動にも取り組んでいる。