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今号のグローバルニュースには、スポーツニュートリション関連の記事を2本選定しています。

スポーツニュートリション:BCAA(分岐鎖アミノ酸)について

1つは、スポーツニュートリションのトレンド予測に関する記事ですが、その中でBCAA(分岐鎖アミノ酸)について述べられています。

今回の米国出張で店舗視察もしましたが、確かにBCAAの商品が急に増えていたと思いました。

アンチドーピングについて

もう1つはアンチドーピングに関する記事です。
これには、アスリートやサプリメント業界を守るための取り組みが紹介されています。

禁止物質と言えば、爆発的なブームとなっているCBDも店頭に出回っていて、今月半ばラスベガスで行われた食品関連の展示会・SupplySide West(SSW)にもCBDを展示している企業が16社ありました。

弊社も加入する米国業界団体の UNPA(ユーエヌピーエー、United Natural Product United Natural Product Alliance)では、SSWに合わせて開催したメンバーミーティングの中で、CBDに対する対応策を紹介していました。

ちなみに弊社は、日本唯一の UNPA メンバーです。UNPAのWebサイトでも新ガイドラインが発表されています。本日行うGNG研究会 会員限定セミナーでもその内容について日本語でご紹介する予定です。

また、今月10月25日は、健康食品・サプリメント業界において非常に重要な位置づけをもつ【DSHEA(ダイエタリーサプリメント健康教育法)】の「25歳」の誕生日です。

この日を境に、今日では抜きでは語れない健康増進を目的としたサプリメントの新時代が始まったといっても過言ではありません。

25年が経過した今、UNPAのメンバーミーティングでは、より安全性や品質を重視する【DSHEA 2.0】の必要性についても議論されていました。

今号のグローバルニュースでも、DSHEAが抱える問題についてのニュース記事を取り上げています。

こうした海外での流れを定点観測することで、
単なるブームで終わることのないヒット商品を生み出すために欠かせない
本物の「トレンド(傾向)」をつかむことができます。

 

■グローバルニュース 10月28日号トピックス

●スポーツニュートリション商品、レビュー・評価を基にしたトレンド予測
●アスリートおよび関係者へのアンチドーピング教育・指導の徹底を
●破壊を招く?Tranz社、CBD飲料とプラントベースアミノ酸飲料を出展、Anuga
●オメガ3脂肪酸高含有、Ahiflowerへの関心が高まる
●Just Thrive社、免疫促進サプリメント「Ultimate IgG」を新発売
●研究が進む脳と腸の関係
●キノコ類、健康効果やうま味で人気上昇中
●ベンチャー企業のPhenolaeis社、脳と心臓の健康に役立つヤシ果実エキスを開発
●仏Nutraveris社、米国企業の欧州参入を支援する画期的なAIプラットフォームを立ち上げ
●FDA、DMHAの商品記載とCBD商品販売でAlternative Laboratories社に警告書を送付
●成立から25年、DSHEAが抱える問題とは
●規制機関のガイダンスに関した米トランプ大統領令2件に署名

 

[今号のハイライト①]
スポーツニュートリション商品、レビュー・評価を基にしたトレンド予測

[2019/10/14] [原文:nutraingredients-asia.com]

スポーツニュートリション市場分析を提供するLumina Inteligence 社は、さまざまなソーシャルメディア上のスポーツニュートリション商品に対するレビューおよび評価を集めて分析を加えたレポートをまとめた。オンラインレビューや評価、フィードバックは、ブランドの成功に重要な要素である。

市場調査会社、Pew Research 社によると、18~49 歳の62%がオンラインレビューや評価、ソーシャルメディアの 投稿をチェックし、商品購入の参考にしているのだという。
Lumina Inteligence 社 は20カ国を対象にプラントベース、動物由来プロテインパウダー、分岐鎖アミノ酸( BCAA )、プロバイオティクス、クレアチン、プレワークアウトブレンドなど のスポーツニュートリション分野 の商品に対し 、2018年9月から2019年3月まで投稿されたレビュー、フィードバック など250万件の分析を行った。
これによると、スポーツニュートリションの人気を引っ張る要因の一つは価格で、プロテイン、カフェイン、クレアチンといった原料の多くは、オメガ3脂肪酸や一部のビタミンに比べ低価である。

一般的なプロテインパウダーは1回分が 0.6~0.8ドルで、品質の高いものでも、平均して1.32ドルだった。価格が高めなのはアジア太平洋地域で、中国は輸入に依存していることから高価になっている。

「 Myprotein Impact Whey Protein 」のような低価格のブランドは、中国以外の8カ国で8万件以上のレビューがついている。
1商品あたり平均 900件以上と、プロテインパウダー への レビューが最も多く、中国、米国、韓国、ロシア、カナダ 、スペイン からのレビューが目立っていた。

クリーンラベルの概念が広まり、スポーツニュートリション商品の5分の1が、1つ以上のクリーンラベル記載を行っており、これらの商品のレビューは、クリーンラベル記載のない商品の2倍多い。

一般的なクリーンラベルの文言には、「人工甘味料を含まない」、「非遺伝子組換え( Non GMO )」と共に、アンチドーピングに関連して「禁止物質を含まない」などがある。
クリーンラベルトレンドは北米、オーストラリアで強く表れ、Optimun Nutrition社、 MusclePharm社などトップブランドがけん引している。

スポーツニュートリション科学では、筋肉増強や回復に関しては、プラントベースプロテインパウダーに比べ ホエイプロテインのような動物性プロテインの方が有効だと示唆しているが、エンドウマメや大豆などプラントベース商品の人気 が 高まっている。特にビーガン、ベジタリアン向け商品を求める消費者が増加し、レビュー数も47%アップした。

また、動物性と植物性プロテインのブレンド商品にも関心が集まる。
2018年第三四半期において、市場の10%をこのブレンド商品が占めている。ただ、プラントベースのプロテインが占める割合は15%、動物性プロテインは75%で、 依然として動物性プロテインは強い。プラントベースは若干、味や食感の点でネガティブなコメントが付いており、その点、ホエイプロテイン商品のレビューや評価は高くなっている。

Lumina 社が追跡したビーガン以外のスポーツニュートリション商品1,368点のうち737点はホエイプロテイン、ホエイアイソレート、ホエイ加水分解物、ミルクプロテインを原料にしており、その他に、カゼインカルシウム、カゼイン、コラーゲンなどを使用する。

運動中のパフォーマンス向上を目的とするプレワークアウトブレンドへの関心が高まっており、NutraBolt 社などではRTD 商品を販売している。Lumina レポートによると、プレワークアウトブレンドの75%にカフェイン、クレアチン、BCAA が使われている。レビューや評価数は13万件以上あるが、評価の平均が5 段階中4.25のところ17%が4未満となっており、殆どが、品質や有効性を疑っている。ただ注目度は高く、インスタグラムだけで400万件の投稿があった。

プロバイオティクスは免疫システムの向上、炎症の低減などへの有益性が研究で示唆されるに従い、ストレスにさらされるアスリート向けとして、スポーツニュートリション分野でもその使用は急増している。
とはいえ、依然としてニッチェ市場であり、ラクトバチルス菌などを含有する商品は2%に満たない。

ただ、消費者の関心は引いているようで、トップブランド25のうち4ブランドで販売しているプロバイオティクス含有商品のレビュー数は、含有していない商品の2倍となっている。

BCAA をメインに据えたサプリメントは筋肉コミュニティで人気を上げており、プレワークアウトおよびポストワークアウト部門では、126商品に25万件以上、各商品あたり平均800件のレビューが付いている。評価は平均して4.4を獲得した。
BCAA は、スポーツニュートリション分野以外でもその有益性が注目され、サルコペニア、神経性無食欲症、糖尿病などの分野で研究対象として多く取り上げられている。

(会員向けニューズレター「GNGグローバルニュース2019年10月28日号」より抜粋)

 

[今号のハイライト②]
アスリートおよび関係者へのアンチドーピング教育・指導の徹底を

[2019/10/14] [原文:nutraingredients-usa.com]

米国のプロフットボール選手が、ドーピング検査で禁止物質が検出され処分を受けたことにより、アンチドーピングに関する正しい情報の提供、選手や関係者への教育・指導の徹底が求められている。

アメリカンフットボール、ニューヨーク・ジェッツのブランドン・コープランド選手(28)はドーピング検査の結果について、体力回復のために栄養士に勧められたサプリメントに禁止物質が含まれていたことを明らかにした。
製造会社、サプリメント名を明かさなかったが、同選手は会社に対し訴訟を起こす意向を示している。

AP 通信が伝えたところによると、同選手は疑いのあるサプリメントを他の栄養士に送り検査を行ったが、NFL(ナショナルフットボールリーグ)が禁止した物質は検出されなかった。
だが、ドーピング検査の結果を受けた後、使用しているサプリメントすべてを第三者機関に送ったところ、そのうちの1つから禁止物質が検出されたという。

the Anti-Doping Science Institute(ADSI) & Banned Substances Control Group (BSCG) のOliver Catlin 社長は「アスリートが自分の身を守るために最も重要なことは、第三者機関( NSF Certified for Sport 、BSCG 、Informed Choice など)の認証を受けた商品を使用することだが、認証シールのある商品だといって、一つ一つの商品が検査されているわけではない。
検査が行われるのは月一回、あるいは最終商品の一塊に対してのみという場合もある」と注意を喚起し、アスリートやサプリメント産業を護るため、禁止物質に関する徹底した教育が重要だと、力説した。

また、「市販されている多くのサプリメントには禁止物質の混入は無いと考えられるが、意図的に混入される場合、あるいは製造工程において間違って混入することもありうる。商品がクリーンか、そうでないかを見極める方法は検査しかない」と説明した。

サプリメントへの禁止物質混入は、スポーツサプリメント以外でも発生している。
JAMA Netword Open 誌に掲載された2018年のレポートによると、FDA は2007~2016 年、146社が販売するサプリメント776品に処方箋薬の混入を確認している。
多かった混入がシルデナフィル(バイアグラなど、勃起不全などの治療薬として使用される)、シブトラミン(ダイエット関連医薬品)で、これらはFDA が禁止している。
混入が報告されているにもかかわらず、リコールされているものは半数にも満たない。

(会員向けニューズレター「GNGグローバルニュース2019年10月28日号」より抜粋)

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