Mondelez社は高成長率のプロテインバーブランドを入手、ほか｜NNBマンスリーレポート2021年4月号

こんにちは、GNGの武田です。

4都府県が緊急事態宣言下の中、ゴールデンウェークを迎えましたが、皆様、いかがお過ごしでしたでしょうか？
新規感染者数が減少せず、政府は緊急事態宣言について、愛知、福岡両県を対象地域に加え、今月末まで期限を延長する方向で調整に入ったようです。

さて、そんな中、海の向こうからビッグニュースが飛び込んできました。
NestléがThe Bountiful Companyのコアブランドを買収し、健康と栄養のポートフォリオを拡大する戦略を加速してきました。
先月30日、NestléとKKRは、NestléがThe Bountiful Companyのコアブランドを57.5億米ドルで買収する契約を締結しました。The Bountiful Companyは、Nature’sBounty®、Solgar®、OsteoBi-Flex®、Puritan’sPride®、など、サプリメントの優良ブランドを複数保有する、サプリメントナンバーワン企業です。
（旧NBTY、とご説明した方が分かりやすいでしょうか）

また、現在のポートフォリオには無いPureProtein®、BodyFortress®、MET-Rx®、Dr.Organic®などのスポーツニュートリションブランドも含まれています。近年、Nestléはサプリメントブランドの買収に積極的で、既にGardenofLife®、VitalProteins®、PureEncapsulations®、Wobenzym®、DouglasLaboratories®、PersonaNutrition®、Genestra®、Orthica®、Minami®、AOV®、KleanAthlete®を傘下に収めています。
Nestléの、サプリメント市場に対する本気度は、半端ではないようです。
久々に、痺れるニュースに触れ、ワクワクしています。

さて、そのNestléですが、NNB４月号ではアルカリイオン水ブランドのEssentia買収がケーススタディとして取り上げられています。
10キートレンド2021で取り上げられたVital Proteinsとは、明らかに傾向が異なるように思えます。
そこで、今月のNNBポイント解説では、Nestléの買収事例にテーマを絞ってみようと思います。

先月のポイント解説後のアンケートの中に「テーマを絞った解説も聞いてみたい」というお声を頂きました。
今月は、新しい試みとなりますが、Nestléの買収事例としてNNB4月号からEssentia、10キートレンドからVital Proteins、そして事例にはありませんが、GNGオリジナルとしてThe Bountiful Companyの事例を取り上げ、Nestléの戦略に迫ってみたいと思います。
合わせて、NNB4月号に含まれているもう1つのケーススタディであるMondelezが買収したGrenadeも取り上げたいと思います。

上記で30～40分になると思いますが、これ以外にも、ポイント解説に取り上げて欲しい事例がありましたら、申込ページの備考欄にてお気軽にお知らせ下さい。

NNB4月ポイント解説は、5月21日（金）10：00～11：00　オンラインでの開催となります。

（株）グローバルニュートリショングループ　武田　猛

【お知らせ】

毎月NNBマンスリーレポートのポイント解説セミナーをオンラインで開催しています。

NNBマンスリーレポートを定点観測することは、いち早くビジネスチャンスを見つけるための最適な方法だと思います。しかし、情報量が多く、じっくり読む時間のない方にとっては十分にご活用できないこともあるかと思います。

毎月定期的にみていくことで、10キートレンドもさら深く理解できるようになります。ご多忙の方も、60分で1ヶ月分のポイントをつかんで頂き、ご自身のビジネスにご活用頂ければ幸いです。

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この記事について

GNGでは、会員向けに英国発信の食品・栄養・健康分野の業界専門誌【NNBマガジン（New Nutrition Business）】を日本語に要約し、定期的にお届けしています（月1回）。

毎月、最新情報を「定点観測」することで、ブランド戦略、マーケット分析、法規制、新技術に関する世界の動向を素早くつかむことができます。

本日配信したNNBマガジンでは、成功を収めたプロテイン戦略とは？、ビタミンDは免疫戦略で大きく差をつける？などを取り上げています。

この記事では、その会員向けマガジンの一部を抜粋してご紹介させていただきます。

■NNB（New Nutrition Business）4月号　トピックス

今回、会員向けにお届けしたNNB日本語要約版のタイトルは以下の通りです：

●Mondelez社は高成長率のプロテインバーブランドを入手
●Danone社は新たなビジネスの種を蒔くことができるのか？
●ブラジル人と英国人は炭水化物カットは共通するも肌の健康では正反対
●植物性食品がBel社のイノベーションを先導する
●肥満は「発生を待っているパンデミック」
●アルカリイオン水のトレンドを真っ当なものとするNestle社
●控えめなヒヨコマメの成功の理由とは？
●食品大手は冷蔵スナックカテゴリーに有望さを見出す
●ナッツバターのパウチ商品のパイオニアは能力を試す
●ブレンド商品のスペースを狙う植物由来プロテイン

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[今号のハイライト]

Mondelez社は高成長率のプロテインバーブランドを入手

低糖で低炭水化物、高たんぱく質で楽しめる味と食感を持つ商品とは、結局はスナックを探している消費者のための、魅力的な「ご褒美感」を持つものとなる。Grenadeブランドは、これらすべてを兼ね備える、メインストリームの地位と採算性をも達成した挑戦ブランドの希少な例である。Mondelez社が、自身の商品ラインにこのプロテインスナックバーのメーカーを加えたのも、不思議ではない。

（会員向けニューズレター「NNBマガジン2021年4月号」日本語要約版より抜粋）

【NNB（New Nutrition Business）】とは

「NNB（New Nutrition Business）」とは、食品・栄養・健康の分野で読者の75%が企業の経営トップである、英国発信の業界専門誌です。

ブランド戦略、マーケット分析、法規制、新技術に関する世界の動向を、日本語の要約付きでお届けしています（月1回、11月＆12月は「10キートレンド」として合併号を発行）。

NNBを日本語で読めるのは、弊社が主宰するグローバルニュートリション研究会だけ。

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*株式会社グローバルニュートリショングループは、New Nutrition Businessの日本におけるパートナー企業です。

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この記事を書いた人
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武田猛（たけだ　たけし）

代表取締役：株式会社グローバルニュートリショングループ

18年間の実務経験と20年間のコンサル経験を積み、38年間一貫して健康食品ビジネスに携わる。国内外750以上のプロジェクトを実施。「世界全体の中で日本を位置付け、自らのビジネスを正確に位置付ける」という「グローバルセンス」のもとに先行する欧米トレンドを取り入れたコンセプトメイキングに定評がある。世界各地にネットワークを築き上げ、情報活用サービス「グローバルニュートリション研究会」主宰。食品会社、化粧品会社、製薬会社の健康食品部門に対して、商品開発・マーケティング・海外進出などのコンサルティングを行っている。人が幸せに生きるためには健康が第一である。健康食品産業は「幸せ創造産業」である、という信念のもと、クライアントの成功を通じ、消費者に支持される業界を目指し、業界で働く人すべてが自分の仕事に誇りと自信をもてるようにしたいという想いから、業界健全化活動にも取り組んでいる。

Mondelez社は高成長率のプロテインバーブランドを入手、ほか｜NNBマンスリーレポート2021年4月号