9月5日から7日まで、台湾農業技術研究院主催の「機能性食品発展国際会議」に講師として招聘され、日本の機能性食品(健康食品)市場について講演して来ました。
日本の他、韓国からも専門家が招聘されていて、韓国の制度、市場について講演されました。
台湾でもスーパーフードブームとのことに驚きました。
米国から直接トレンドが波及しているようです。
また、日本の機能性表示食品制度について関心が高く、質問攻めにあいました。
企業責任で機能性表示が出来るという制度、届出情報が販売前に公表される事は、とても斬新だったようです。
その機能性表示食品制度ですが、9日にASCONが開催した「科学者委員会の報告と意見交換会」では届出情報の質について問題提起がされました。
特にSRの内容について企業間で格差が大きい事を問題視する学識経験者の発言もありました。
この様な背景もあり、質の保証が出来るSR受託事業を開始する事にしました。
質の保証は、
1)公衆衛生学修士、または公衆衛生大学院の所属者でSRの経験者
2)医療従事者でSRに関する研究論文が1編以上ある者
3)一定のSR研修を受けた者
がSRを実施する事、更に、
1)AMSTER(Assessing the Methodological Quality of Systematic Reviews)でhigh quality(8~11点)を満たす
2)PRISMA声明に沿う
3)SR実施後にその妥当性について専門家(SR専門家/管理栄養士)がダブルチェック
を実施することで担保する方針です。
我々にとっても新しい取り組みですから、皆様のご意見やご要望をお聞きしながら、より良い仕組みにしていきたいと考えています。