先週25日(水)、GNG設立10周年の企画として、今までお世話になった方々をお招きして、謝恩セミナーを催させて頂きました。
当日はあいにくの雨でしたが、多くの方にご出席頂きました。心より御礼申し上げます。
米国よりDSHEA立案と議会通過に深く関与されたローレン・イズラエルセン氏をお招きし、米国DSHEA施行後の20年の歴史と現在の状況を踏まえ、新制度を策定中への日本のアドバイスも頂きました。
また、AIFN橋本理事長からは、来年から実施されますASEANヘルスサプリメントハーモナイゼーションについて最新状況をご報告頂きました。
このタイミングで米国、ASEANの状況をお聞き頂く事が出来て、本当に良かったと思います。
セミナー後、ローレンさんから「GNGは米国人よりDSHEAに詳しい」と言われた時には、思わず笑みがこぼれてしました。
26日(木)には、第7回「食品の新たな機能性表示制度に関する検討会」が開催されました。
今回でクリアしなくてはならいポイントは3点ありましたが、経緯はともかく何とか次のステップに進みました。
1.複数の保健機能成分の機能性を表示する際、機能性については相互作用の確認は不要、という消費者庁案が認められるか
→品質保証が出来る事、という条件付きで了承
(基原の保証が可能なこと、cGMPの100%同一性試験も同じ考え方です)
2.「医薬品の表示に抵触しないかの確認」基準の明確化
3.46通知における例外規定への対応
→次回検討会までに消費者庁と厚生労働省で協議をし、「医薬品と食品の境界を明らかにする」との回答が得らえました
特に、厚生労働省医薬食品局監視指導・麻薬対策課長から「健康人を対象に健康維持増進を目的として、適切なエビデンスに基づくものであれば、身体の構造機能に関係する表示がなされたとしても、薬事法で規定している医薬品の身体の構造機能に影響を与えるものとは言えないのではないか」という言葉を聞いた時には、遂にここまで来たか、と思いました。
いよいよ新制度の外郭がはっきりとしてきました。
今後は、新制度にどのような対応していけばよいのか、が実務家の間では話題となると思います。
そこで本号では、「新制度に対応した商品開発の進め方」を現在わかっている方針案を元にして、可能な範囲で考えてみました。
「機能性表示の幅」が具体的になった時点では「マーケティング戦略」や「商品企画」について考えたいと思いますが、まずは安全情報の収取など、新制度の土俵に上がる為に必要な手順を整理してみました。
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GNGニューズレター 2014年7月1日号トピック
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●富士フイルム、「美味しく」コラーゲンが補給できる美容ドリンクを発売
●サタケ、GABAライスを使用したパックご飯「GABA楽メシ」を発売
●アサヒフードアンドヘルスケア、「パーフェクトアスタコラーゲン リフター プレミアリッチ」を新発売
●日本内科学会など10学会、生活習慣病の基準を統一する方針
●消費者庁、第7回食品の新たな機能性表示制度に関する検討会開催
など