こんにちは、GNGの市野です。
New Nutrition Business(NNB)7月号をお届けします。
今号で特に注目したいテーマは、「たんぱく質市場の次の競争軸」です。
ここ数年、「高たんぱく」は健康食品市場の成長を牽引してきましたが、今号ではそのブームが新たな局面に入っていることが
数多くの事例から見えてきます。
消費者は単に「たんぱく質が多い」商品ではなく、より自然な原料、シンプルな配合、食べやすさやおいしさ、さらには日常の食文化との親和性まで
求めるようになっています。
PepsiCo社のプロテイン製品の立て直しや、Nestlé社のGLP-1対応商品、プロテインシリアルや麺類、スナックなど、さまざまなカテゴリーの事例からは、「高たんぱく」という機能だけでは差別化できない時代に入っていることが読み取れます。
また今号では、SNSと科学的エビデンスを組み合わせた飲料ブランドの成長や、「気分(Mood)」を訴求する機能性飲料など、
機能性をどのように生活者へ伝え、共感を生み出すかという最新のマーケティング手法も紹介されています。
「次に伸びる商品は何か」だけでなく、これからの健康食品・機能性食品市場で、 どのような価値を設計すれば選ばれるのか。
そのヒントが、多様な海外ブランドの実践事例を通して見えてきます。
ぜひご一読ください。
■NNB(New Nutrition Business)7月号 トピックス
今回、会員向けにお届けしたNNB日本語版のタイトルは以下の通りです:
●PepsiCo社、たんぱく質製品の売上低迷を挽回すべく、限外ろ過と成分の削減を推進
●消費者のたんぱく質への熱狂が「健康食品」の定義を変えつつある
●Nestlé社のGLP-1参入:その行方は?
●リスクを冒したリアルシリアルブランドが2桁の成長を達成
●ソーシャルメディアと科学的根拠が、ポジティブ感情を訴求する飲料の売上急増を後押し
●「feel the benefit」という効果で、ムードソーダは飲料売り場に新風を吹き込めるか?
●Groupe Bel社はたんぱく質を活用し、子供向けスナックブランドを大人市場へ展開
●減量チャレンジから着想を得た、低炭水化物・高たんぱく質・高食物繊維ブランド
●プレミアムプロテインヌードルは、食感、伝統、そして「リアル」を重視
●酢の起業家、伝統食の新たな解釈に対する消費者の愛着に注力
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[今号のハイライト]
PepsiCo社、たんぱく質製品の売上低迷を挽回すべく、限外ろ過と成分の削減を推進
PepsiCo社によるMuscle Milkブランドの再配合(reformulation)と再ポジショニング(repositioning)は、消費者の嗜好に合わせ続けようとするブランドが、今後進むべき方向性を示している。
PepsiCo社が2019年に買収した、25年の歴史を持つMuscle Milkブランドは、製品配合が見直され、たんぱく質源が変更されるとともに、原材料リストが23種類から12種類に削減された。現在、人工甘味料、人工香料、人工着色料は一切含まれていない。
現在、Muscle Milkのたんぱく質は、ミルクプロテインアイソレートではなく、限外ろ過した牛乳由来のものとなっている。これにより、Muscle Milkは、世界で最も成功しているプロテインブランドの一つであるCore Powerと同等のポジションに立つことになった。
Core PowerはCoca-Cola社が所有するブランドであり、オーツミルクやその他のすべてのプラントベースミルクを上回る売上を持つ、限外ろ過牛乳Fairlifeと同じグループに属している。
限外ろ過はたんぱく質含有量を増加させ、乳糖を減らし、味と食感を向上させる。この組み合わせにより、Core Powerは16億ドル(14億ユーロ)規模の事業へと成長した。ますます多くの乳業会社が限外ろ過を採用しており、スポーツニュートリション分野におけるカテゴリー標準となりつつある。
急成長中のNurriをはじめとする複数の米国ブランドが、これを自社の価値提案の一部として取り入れている。
(会員向けニューズレター「NNBマンスリーレポート2026年7月号」日本語翻訳版より抜粋
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「NNB(New Nutrition Business)」とは、食品・栄養・健康の分野で読者の75%が企業の経営トップである、英国発信の業界専門誌です。

ブランド戦略、マーケット分析、法規制、新技術に関する世界の動向を、日本語の翻訳(2025年6月号までは要約)付きでお届けしています(月1回、11月&12月は「10キートレンド」として合併号を発行)。
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