もはや日本人は、魚をよく食べる民族とはいえない。
…オメガ6/オメガ3比率と児童虐待やうつの関係も?
先々週の食品開発展Hi JapanでGOEDと一緒に講演をしました。
資料作成にあたり、日本人の魚介類の摂取量などを調べ直しましたが、魚介類の摂取量は2001年をピークに年々減少を続け、2018年の摂取量は東京オリンピックが開催された1964年よりも少なくなりました。
更に、オメガ6脂肪酸の摂取量が増えていますので、オメガ6/オメガ3比率は、年々悪化を続けています。
それに合わせるように、児童虐待相談対応件数が増加しています。因果関係を証明するのは難しいですが、魚介類の摂取量とうつとの関係に関する研究は海外でも報告されています。
日本人の心が病んでいるのは、社会的な要因だけでなく、食生活も影響していると思われます。
今号では食品開発展での発表内容をもとに、現状を整理してみました。
再び東京オリンピックが開催される2020年には、日本人の魚介類の摂取量が増加することを祈りたいです。
グローバルニュートリショングループ 代表取締役社長 武田 猛
(以下、研究会会員限定記事より抜粋)
「日本人の食事は健康的である」というのは、もう遠い過去の事ではないであろうか。
日本人の魚介類消費量の推移をみると、2001年の40.2kgをピークに、年々減少していき、2018年は23.9㎏と、2001年から15.6㎏も減少している。1964年の25.3㎏よりも下回っており、もはや「日本人は魚をよく食べる民族」とはとても言えない。
魚食量の減少は、肉類の摂取量の増加によるものと考えられる。(中略)2002年、2010年、2017年の性別、年代別の魚介類と肉類の摂取量を示している。
高齢者は、肉をたんぱく源として積極的に摂取しても構わないが、飽和脂肪酸の量が気になる。また、調理にサラダ油を使用する場合、オメガ6過多になりがちである。
麻布大学守口教授から提供を受けた資料によると、日本人の近年のオメガ6/オメガ3比率の推移となっている。 オメガ6/オメガ3の比率は、4未満が好ましいとされているが…
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■GNGニューズレター 2019年10月16日号トピック
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●アサヒグループ食品、「1本満足バー プロテインヨーグルト」を販売再開
●大塚製薬、液体タイプのカロリーメイトを発売
●ハウスウェルネスフーズ、栄養機能食品「まもり高める乳酸菌L-137PLUS」シリーズを発売
●サントリー食品、ミネラルウォーターに関する市場動向調査の結果を発表
●協和キリン、WADAと医薬品のアンチ・ドーピングで提携
●富士フイルム、ペプチドの開発および製造受託サービスを開始
●JXTGエネルギー、印OAHT社と健康食品向けカロテノイド事業分野において協業
●ロッテ、愛媛県と「ポリフェノールショコラ ブリ」開発へ
●アサヒ飲料、清涼飲料水中に含まれる機能性乳酸菌の新たな解析技術を開発、機能性表示食品の開発に活用
●ウコン抽出物に抗糖尿病作用
●東京都、7月の消費生活相談 ダイエットサプリの相談が多数
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