シニア女性の健康に関する意識と実態調査、ほか|GNGニューズレター11月15日号

本日配信のGNGニューズレターでは、冒頭の巻頭言にて、Natural Medicines Comprehensive Database(NMDB)の安全性評価の仕組み、相互作用評価の仕組みをご紹介しています。

国内ニュースからは、小林製薬×オリオンビール、血糖値対策サプリメントによる実証実験結果を発表、Nutralngredients-Asia Awardsの「免疫サポート」部門で、キリン独自素材「プラズマ乳酸菌」を使ったiMUSEブランドが、3年連続「プロダクト・オブ・ザ・イヤー」受賞、シニア女性の健康に関する意識と実態調査などといった話題を取り上げています。

この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。

こんにちは、GNG武田です。

国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所『国立健康・栄養研究所(国立栄研)』の素材情報データベースの安全性情報が使用できなくなって半年近く経過しましたが、ここにきてにわかに騒がしくなってきました。国立栄研の情報で安全性を評価した届出が差戻しされるようになり、新規の届出に影響が出ています。

国立栄研がNatural Medicines Comprehensive Database(NMDB)の利用規約の範囲を超えて情報発信をしていたのがことの発端です。多大な費用を使って長年積み重ねてきたNMDBの知的財産を、日本の公的機関が無料で公開し、その情報が商用利用されていましたので、NMDBが問題視するのも当然です。

現実的な対応として、GNGではNMDBを直接利用することをお勧めしています。
NMDBを使用するには利用料が掛かりますので、それを避けたいということで、自身で安全性の評価をする方法を検討する企業さんから相談を受けますが、これは機能性表示食品制度の基本的な精神に反しています。

何故、最初に2次情報から情報を収集し、安全性を確保することになったのか、その経緯を今一度振り返る必要があります。

検討会の中でも議論されましたが、安全性の評価にバイアスや漏れがあってはなりません。また、安全性の評価を正しく出来る専門家の参画が必須です。そのため、少しでもリスクを下げるためにも信頼できる機関が調査・作成した2次情報を先に評価し、それで評価できない場合に1次情報を検索し安全性を評価することになったはずです。
安全性評価を軽視することはあってはならないことです。中には「NMDBを参考に文献の原典に当たり、それを利用することは問題ないはず」という驚くべき発言もあり、非常に危機感を感じています。

日本をはじめとするアジアにおいてNMDBの翻訳権を有するのは一般社団法人日本健康食品・サプリメント情報センター(Jahfic)であり、Jahfic発行のNMDB日本語版を利用することが最も合理的であり賢明だと思います。

NMDBには、次の一節があります。

安全性情報は有効性の評価とは違い、再現性に重きを置くのではない。わずかでも可能性があれば十分に配慮すべきとされることが多く、また現時点で安全性になんら問題がないとされても、将来新しい知見により大幅に評価が変わることがありえるという点が重要である。

安全性情報は、常に最新情報をキャッチアップし、安全性評価をアップデートする必要があります。それが出来る数少ない情報源がNMDBです。

本号では、NMDBの安全性評価の仕組み、相互作用評価の仕組みをご紹介しています。ご参考にして頂けましたら幸甚です。

武田 猛

GNGニューズレター(国内情報) 2023年11月15日 トピックス

<国内ニュース(要約)>

NEW PRODUCTS 新商品

●睡眠と腸内環境 うれしいダブルの機能性 機能性表示食品「ラクト眠活」販売開始
●「脂肪・糖・尿酸値」の気になる数値をトリプルサポート 機能性表示食品のドリップバッグコーヒー「カフェサプリ ターミナリアベリリカ」新発売
●「からだ想いの青汁」を機能性表示食品としてリニューアル発売

MARKET NEWS マーケット
●シニア女性の健康に関する意識と実態調査
●医師・看護師600名に「免疫の低下に対する危惧」をアンケート調査
●カロミル栄養調査レポート、鍋を食べるとたんぱく質1割、食物繊維2割摂取量が増加
●食品表示に関する調査、加工食品購入時に含有量を確認するもの
●2023 年 9月のドラッグストア販売額、「健康食品」は前年同月比13.5%増加

COMPANY NEWS 企業情報
●Nutralngredients-Asia Awardsの「免疫サポート」部門で、キリン独自素材「プラズマ乳酸菌」を使ったiMUSEブランドが、3年連続「プロダクト・オブ・ザ・イヤー」受賞
●キリンホールディングス株式会社、免疫ケア知識や健康習慣に関する「全国統一 免疫対策テスト」を開始
●『DELISH KITCHEN』、味の素株式会社など5社と共に、“楽しく栄養バランス”普及プロジェクトに参加
●アサヒグループジャパン株式会社、大学生向けのワークショッププログラムの開発や適正飲酒イベントを開催

SCIENCE NEWS サイエンス
●小林製薬×オリオンビール、血糖値対策サプリメントによる実証実験結果を発表
●グリコ、ビフィズス菌 「GCL2505株」 とイヌリンによる血管柔軟性の改善効果を確認

[今号のハイライト]
シニア女性の健康に関する意識と実態調査

女性誌販売部数 No.1の雑誌「ハルメク」をグループで発行する株式会社ハルメクホールディングス ハルメク 生きかた上手研究所は、50~79歳の女性476名を対象に「健康に関する調査」をWEBアンケートにて実施した。
健康に関する価値観は「一生自分の足で歩きたい」「ボケたくない」が圧倒的多数で、いずれの年代も7割以上の方が回答した。一方、「長生きしたい」は全体で7.4%とかなりの少数派であった。将来悪くなりそうで不安を感じている体の部位は、「目」「歯」「腰」、現在は悪くないが、心配している体の部位は、「脳」「血管」「心臓」が上位となった。
将来悪くなりそうで不安を感じている体の症状は、「疲れやすい/疲れが抜けない」「骨粗しょう症」「自律神経のみだれ」という回答が多かった。
現在は悪くないが、心配している体の症状は、「骨粗しょう症」「尿もれ」「嚥下障害」という回答が上位となった。
1年間で健康にかけている平均金額は全体で「128,829円」。そのうち「運動サービス」の占める割合は27.6%であった。
自分にとって”健康である”状態は「自分のことは自分でできること」との回答が多かった。
行っている運動はストレッチ・体操が1位で79.8%、2位はウォーキングが74.4%と高かった。

(会員向けニューズレター「GNGニューズレター2023年11月15日号」より抜粋)

グローバルニュートリション研究会とは?

グローバルニュートリション研究会は、世界中のニュートリションに関する情報の洪水の中から価値ある情報を厳選し、タイムリーに提供する日本で唯一の健康食品ビジネスに特化した会員制サービスです。

単なる情報ではなく、これまでに弊社が関わった数多くのプロジェクトから得た経験や知見も惜しみなくお伝えしています。

ご多忙の皆様が、業界動向を短時間で把握できますよう、お役に立てることができましたら幸甚です。

グローバルニュートリション研究会について

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18年間の実務経験と20年間のコンサル経験を積み、38年間一貫して健康食品ビジネスに携わる。国内外750以上のプロジェクトを実施。「世界全体の中で日本を位置付け、自らのビジネスを正確に位置付ける」という「グローバルセンス」のもとに先行する欧米トレンドを取り入れたコンセプトメイキングに定評がある。世界各地にネットワークを築き上げ、情報活用サービス「グローバルニュートリション研究会」主宰。食品会社、化粧品会社、製薬会社の健康食品部門に対して、商品開発・マーケティング・海外進出などのコンサルティングを行っている。人が幸せに生きるためには健康が第一である。健康食品産業は「幸せ創造産業」である、という信念のもと、クライアントの成功を通じ、消費者に支持される業界を目指し、業界で働く人すべてが自分の仕事に誇りと自信をもてるようにしたいという想いから、業界健全化活動にも取り組んでいる。

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