本日配信のGNGニューズレターでは、冒頭の巻頭言にて、昨年5月に発刊されたウェルネストレンド白書Vol.2の「トレンドワードからみる、今後の市場予測」の内容を振り返りながらご紹介しています。
国内ニュースからは、お腹周りの脂肪を減らす機能性サプリ「ベルタスリムトリプル」 、日本政府調査:国内の遺伝子組換え作物、継続的な安定性、キリン、腸内細菌検査サービスを開始、消費者庁、「機能性表示食品の届出等に関するガイドライン」一部改正案公示、などといった話題を取り上げています。
この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。
こんにちは、GNG武田です。
業界は機能性表示食品の措置命令以降騒然としていますが、その中で粛々と改正ガイドラインの導入が進んでいます。改正案をじっくり見てみると、PRISMA声明2009から2020に変更することに伴う変更が大半を占めています。
つまり、PRISMA声明2020対応への準備をしっかりしておけば、特に不安はない、とも言えます。じっくりと改正案を読み、準備を進めて下さい。
GNGでは、ガイドライン改正案の勉強会を、リアル、少人数で開催しますので、この機会に改正案の理解を深め、準備を始めたいと思われる方は、是非ご参加ください。PRISMA声明2020に対応する別紙様式(Ⅴ)-4のご提案をしますし、既に実施したSRへの対応方法についてのご提案もする予定です。
勉強会詳細はこちら
明日から東京ビッグサイトで「ウェルネスフードジャパン2023」が開催されます。
私も3日(木)に、経産省の橋本課長様、農研機構の山本先生とご一緒させて頂き、「ヘルスケア領域における新たなエビデンスベースドマーケティング」という大きなテーマの中で、「米国におけるダイエタリーサプリメントの経済効果」をご紹介する予定です。
一方、私もお手伝いさせているトレンドレポート「ウェルネストレンド白書」の最新版、Vol.3が、10月2日に、一般社団法人ウェルネス総合研究所から発刊予定です。この「ウェルネストレンド白書」は、2021年12月から毎年発刊されており、今年もすでに調査は終えており、現在、関係者の皆さんがデータの集計、分析に入っています。
「ウェルネストレンド白書」では、いくつかユニークな取り組みをしています。
その中のひとつが、「7つの健康セグメント」です。
7つの健康セグメントとは、生活者をその価値観や行動様式が近い人をグルーピングすることで分類したものです。
具体的には、
●トレーニング大好き層
●健康ストイック層
●健康コンシャス層
●コツコツ健康層
●ラクして健康層
●まだ大丈夫層
●健康無関心層
の7つのセグメントになります。
従来の、性別・年齢別の分析とは異なる、ユニークな切り口になります。
そして、白書では常に「トレンドワード」を取り上げ、消費者意識を分析しています。Vol.2では、「トレンドワードからみる、今後の市場予測」について、国内だけでなく、海外トレンドも視野に入れながら考察しました。
Vol.3でも新しい切り口での分析をしていますので、ビジネスのお役に立つツールとなると思います。
今号では、昨年5月に発刊されたVol.2に寄稿した「トレンドワードからみる、今後の市場予測」の一部をご紹介したいと思います。
昨年5月以降、社会が、そして業界がどの様に動いたのかを振り返りながらお読みいただければと思います。
武田 猛
GNGニューズレター(国内情報) 2023年8月1日 トピックス
<国内ニュース(要約)>
NEW PRODUCTS 新商品
●プラントベースフードブランド「2foods」、次世代型プラントベースプロテイン「2Protein」全4種を発売
●現役看護師が開発 画期的な膣内環境サポート・サプリメント プレス発表会にて大々的にお披露目!女性のデリケートゾーントラブルに寄り添う「株式会社ナースキュア」よりフェムテックバイオ新発売!
●バッカス、機能性表示食品「Oi gurt(オイグルト)」を新発売 ~2つの機能性関与成分が便通改善やウエスト周りのダイエットをサポート~
●お腹周りの脂肪を減らす機能性サプリ「ベルタスリムトリプル」
MARKET NEWS マーケット
●【大塚製薬 女性のヘルスリテラシー調査(2023 年度)】40%の女性が女性特有の不調に対し、自身での対処も医療機関の利用もしていないと回答
●【プラントベース食品調査】52.7%がプラントベース食品を日常的に飲食 一番人気はプラントミルク
●日本政府調査:国内の遺伝子組換え作物、継続的な安定性
COMPANY NEWS 企業情報
●ロッテ×テックドクター、女性の悩み「月経前症候群」の解決を目指した共同研究を開始
●うま味への理解を深める: 味の素、塩分摂取量を減らすアミノ酸の可能性に関する日本の新しい研究を称賛
●キリン、腸内細菌検査サービスを開始
●東洋新薬、黒ショウガ抽出成分で「日常生活における一時的な疲労感の軽減」を届出
●フジッコ×ダイセル、肌の健康を維持する機能性表示食品の届出
SCIENCE NEWS サイエンス
●アスタミューゼ、アニマルフリー食品に関する研究・技術動向を発表
●暑熱環境下の運動時に、アイススラリー飲用が注意力の低下を抑制
●山梨大学、妊娠中の母親の食物繊維摂取不足が 3 歳時の発達に繋がる可能性
REGULATORY NEWS 法規制
●消費者庁、「機能性表示食品の届出等に関するガイドライン」一部改正案公示
[今号のハイライト]
消費者庁、「機能性表示食品の届出等に関するガイドライン」一部改正案公示
消費者庁は 2023 年 7 月 25 日から「機能性表示食品の届出等に関するガイドライン改正案」についてパブリックコメントの募集を開始した。PRISMA 声明 2009 から同声明 2020 への準拠を盛り込んでいる。主な改正内容は、①システマティックレビューの「PRISMA 声明(2020 年)」への準拠(「PRISMA 声明チェックリスト」(別紙 5-1 の変更、5-2 新規追加)、②届出内容の責任の所在の明確化(「機能性表示食品の届出資料作成に当たってのチェックリスト」の(別紙様式 2)新様式へ変更)、③その他技術的事項として、参照するガイドライン等の変更、研究計画の事前登録について、となっている。
新規届出については令和 7 年 4 月 1 日以降、PRISMA 声明(2020 年)に準拠することとし、届出の際は別紙様式 2(新様式・2020 準拠版)を用いること、としている。それまでの間はPRISMA 声明(2009 年)に準拠して届出しても差し支えないが、その場合は別紙様式 2(新様式・2009 準拠版)を使用する。既存の届出については、随時、PRISMA 声明(2020 年)に準拠した研究レビューの変更届出を行い、変更届出の際は別紙様式 2(新様式・2020準拠版)を用いる。また、主な改正内容の(2)「届出内容の責任の所在の明確化(別紙様式 2 の変更)」及び、(3)「その他の技術的事項」については経過期間を設けないとしている。
(会員向けニューズレター「GNGニューズレター2023年8月1日号」より抜粋)
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