本日配信のGNGニューズレターでは、冒頭の巻頭言にて武田が睡眠と「ポストCOVID-19 」について取り上げています。
国内ニュースからは、森永乳業、認知機能を維持する働きが認められた「ビフィズス菌 MCC1274」含有の機能性表示食品3商品を発売、キリンHD、共同研究からプラズマ乳酸菌摂取によるデング熱様症状の抑制を確認、味の素㈱、6種アミノ酸ミックスが関節の違和感・痛み、腱の状態を改善することを発見、近畿大学等の研究グループ、善玉菌のみを増殖させる次世代型プレバイオティクスを発見、といった話題を取り上げています。
この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。
こんにちは、GNGの武田です。
10月1日号のGNGニューズレターをお届けいたします。
昨日、政府は19都道府県の緊急事態宣言と8県のまん延防止等重点措置について、9月30日の期限をもってすべて解除することを決めました。
宣言と重点措置がどの地域にも出されていない状況はおよそ半年ぶりになります。
政府の基本的対処方針の変更案では、日常生活の制限については、段階的な緩和を促すよう求めています。
まだまだ油断は禁物ですが、心の重石が外され、軽やかな気持ちになりました。
㈱ブレインスリープの調査によると、
『新型コロナウイルスは人々の生活に大きな変化をもたらしましたが、働き方も同様で、特に「在宅勤務」という新たな勤務形態が急速に広まったことが大きな特徴となりました。
2020年4月にブレインスリープが行った調査では、新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が広がった結果、生活全体が後ろ倒しの夜型傾向になり、生活リズム・睡眠リズムが乱れ、睡眠の質の低下が見られましたが、今回の調査では、「在宅勤務」と関係して、睡眠の質に新たな傾向が見られました。』
『在宅勤務の有無・頻度と睡眠の質の関係性を分析した結果、「ほぼ毎日在宅勤務を行っている人」と「在宅勤務を全くしたことがない人」の睡眠の質が、他の勤務形態の人の睡眠の質と比べて優位に高いことがわかりました。特に、睡眠の質が最も悪いのは「週に1~2回在宅勤務を行っている人」であり、この結果は在宅勤務の有無そのものではなく、毎日一定のリズムで生活ができているかどうかが睡眠の質にとってより重要であることを示唆していると考えられます。』
(出所:㈱ブレインスリープHP https://brain-sleep.com/sleep-deviation/research2021/)
一方、9月22日の日経新聞朝刊では
「寝不足日本が失う15兆円」
「睡眠時間、OECD最下位」
「寝ないと渡り合えない」
というキャッチ―な特集が取り上げられていました。
今号では、睡眠と「ポストCOVID-19 」について、整理してみました。
(株)グローバルニュートリショングループ 武田 猛
GNGニューズレター(国内情報) 2021年10月1日 トピックス
<国内ニュース(要約)>
●森永乳業、認知機能を維持する働きが認められた「ビフィズス菌 MCC1274」含有の機能性表示食品3商品を発売
●大塚食品、『ゼロミート』シリーズを「動物性原料不使用」製品にリニューアル
●クラダシ、「フードロスに関する意識調査」を実施
●森永乳業、大腸環境実態調査を実施
●グリーンカルチャー、東京造形大学と産学協同、デリバリーで植物肉メニューを提供開始
●麻布大学と北陸テクノ、飼料による食品の味・機能性の向上をめざす共同研究を開始
●ベスプラ、世界アルツハイマーデーより認知症患者と家族を支援する寄付活動を開始
●キリンHD、共同研究からプラズマ乳酸菌摂取によるデング熱様症状の抑制を確認
●味の素㈱、6種アミノ酸ミックスが関節の違和感・痛み、腱の状態を改善することを発見
●ヤマキ、かつおだしの食後血糖値上昇抑制作用を発見
●近畿大学等の研究グループ、善玉菌のみを増殖させる次世代型プレバイオティクスを発見
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[今号のハイライト]
近畿大学等の研究グループ、善玉菌のみを増殖させる次世代型プレバイオティクスを発見
[原文:research-er.jp]
近畿大学生物理工学部 食品安全工学科の准教授の栗原新氏、新潟大学農学部農学科食品化学プログラム准教授の中井博之氏、石川県立大学大学院博士後期課程2年平野里佳氏を中心とした研究グループは、ビフィズス菌を選択的に増殖させるオリゴ糖「ガラクトシル-β1,4-ラムノース(以下、GalRha)」を発見した。
研究では、ヒト腸内常在菌叢のうち菌数の多い27菌種(Nature, 2010, 464:5965.)、ビフィズス菌、乳酸菌、病原菌を試験管内で培養を行った。
この中から、ビフィズス菌だけを選択的に増殖させるオリゴ糖「GalRha」を、11種類のガラクトオリゴ糖の中からのスクリーニングの結果から発見した。
また、ビフィズス菌を、偽膜性腸炎の原因菌であるディフィシル菌と共にGalRhaを含む培地で培養したところ、ディフィシル菌の増殖が抑制されることを明らかになった。
また、ヒトへの応用を視野に入れ、ヒト糞便、ビフィズス菌、ディフィシル菌を同時に培養した。その結果、GalRhaを含む培地では、含まない培地よりもディフィシル菌の毒素産生が大きく抑制された。今回の結果から、GalRhaとビフィズス菌の組み合わせにより、偽膜性腸炎の新たな治療法開発につながる可能性が示唆された。
今後、臨床試験を重ねることで、次世代型プレバイオティクスを活用した偽膜性腸炎の新たな治療法の開発や、乳酸菌、酪酸菌、アッカーマンシア菌などの善玉菌を増殖させる技術の開発も可能になる可能性がある。
(会員向けニューズレター「GNGニューズレター2021年10月1日号」より抜粋)
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