今号では、CBDに関するニュースを2本、取り上げています。
CBDに関する基本情報を整理してみます。
(弊社セミナーにご出席された方は既にご存知の事です)

 

CBDが注目されるきっかけとなったのは、20138月、米国CNNの医療番組WEEDでてんかん治療でのカンナビノイド使用が取り上げられたことによります。

 201711月、WHOが天然由来のCBDがヒト及び動物において安全性・耐用性が高く医療的有効性がある事を認めました。

その後、20186月に米国FDAが大麻由来製品として初めてGW Research 社のEpidiolex(乳児の重症型てんかん発作ドラベ症候群、小児期に発症する難治性のてんかんレノックス・ガスト症候群の治療薬)を医薬品として承認しました。

そして、201812月、産業用大麻(ヘンプ)を規制対象植物から除外する米国農業法案が可決・成立しました。

ただし、FDAは現在までCBDを食品医薬品および栄養補助食品の成分として認めていません。

大麻草(カンナビス)には、少なくとも114種類以上の「カンナビノイド」といわれる化学物質が存在しています。CBDTHCはカンナビノイドの一種です。

ヘンプとマリファナは同じカンナビス系(アサ科)に属する植物ですが、品種が異なります。米国連邦法では、産業用に繊維・資材利用を目的として品種改良されたTHC含有量0.3%以下の品種を「ヘンプ」、 THC含有量が高い(325%)品種を「マリファナ」として大別しています。

CBD:カンナビジオール(CannaBiDiol)の略称
 THC含有量が0.3%以下のヘンプの茎と種から抽出されたカンナビノイドの一種。神経保護作用、鎮痛作用、抗炎症作用や安眠作用など訴求は多岐に渡るが、実際の効能についてはいまだ研究段階である。

THC:テトラヒドロカンナビノール(TetraHydroCannabinol)の略称 
 カンナビノイドの一種で、強い精神作用性(主に中枢神経に作用し、興奮、陶酔、幻覚などを引き起こす)があるため、世界のほとんどの国で禁止薬物扱いとなっている。

CBD製品には「フルスペクトラム」と「アイソレート」があります。

フルスペクトラム Full Spectrum: 
 CBD 以外に、原液由来の数多くのカンナビノイド類、テルペン、フラボノイド、アルデヒド、ケトン、ビタミン、脂肪酸、微量のミネラル、タンパク質などの成分が含まれている。

アイソレート Isolate (単一CBD、純CBDともいう) 
ヘンプから1種類のカンナビノイド成分のみを分離・精製し、結晶化させたパウダー状の製品。

CBDはオイル、グミ、サプリメント、バーム、ハーブティー、飲料水、菓子類、ペットフードなど、さまざまな製品に配合されており、幅広い訴求がされています。

日本でもCBDが注目されるようになってきましたが、海外の動向をよく見て判断する必要があります。

 

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18年間の実務経験と15年間のコンサル経験を積み、33年間一貫して健康食品ビジネスに携わる。国内外600以上のプロジェクトを実施。「世界全体の中で日本を位置付け、自らのビジネスを正確に位置付ける」という「グローバルセンス」のもとに先行する欧米トレンドを取り入れたコンセプトメイキングに定評がある。世界各地にネットワークを築き上げ、情報活用サービス「グローバルニュートリション研究会」主宰。食品会社、化粧品会社、製薬会社の健康食品部門に対して、商品開発・マーケティング・海外進出などのコンサルティングを行っている。人が幸せに生きるためには健康が第一である。健康食品産業は「幸せ創造産業」である、という信念のもと、クライアントの成功を通じ、消費者に支持される業界を目指し、業界で働く人すべてが自分の仕事に誇りと自信をもてるようにしたいという想いから、業界健全化活動にも取り組んでいる。