DSHEA(Dietary Supplement Health and Education Act)が成立した1994年から今日まで、米国サプリメント市場がどう成長したのか、少し調べてみました。
1994年当時 現在
商品数 約4,000 約55,000(2013年)
市場規模 $4,000M $32,400M(2012年)
利用者 50% 65%(2010年)
2013年の商品数はNIHとODSが共同で作成したデータベースへの収載商品数です。
終売になった商品も含まれている可能性がありますが、およそ14倍に増えています。
市場規模は約8倍です。1994年の名目GDPが$7,085Bであったのに対して2012年は$15,684Bでした。GDPの成長を考慮してもサプリメント市場の成長は目覚ましいです(因みに日本の名目GDPは1994年496兆円、2012年476兆円です)。
サプリメント利用者は、人口増を考慮して考えなくてはなりません。
1994年の人口が約2億6,000万人、2012年の人口が約3億1,400万人であることから、サプリメント利用者は1994年約1億3,000万人、2012年約2億人と7,000万人増えています。
勿論良い事ばかりではなく、品質問題や安全性問題が続出しました。
それらを乗り越えて現在の米国市場が有ります。DSHEA含む食品関連の法律も変遷をしてきました。
現在の米国サプリメント(食品)企業は、安全性や品質に対して、とても厳しい対応を求められています。
機能性についても2009年に構造・機能表示のガイダンスが示されるなど、厳格化が進んでいます。
それでもまだ課題は残っています。
今号では、DSEHA変遷について簡潔にまとめ、新機能性表示制度に向けた対応について考えてみました。
今後、各種勉強会において皆さんと共有していけたらと思っています。
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■GNGニューズレター 2013年9月2日号トピック
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●グリコ乳業、アーモンドの魅力が詰まった健康飲料「アーモンド効果」を九州限定発売
●アサヒ飲料、食後の血糖値の上昇を抑える「三ツ矢サイダー プラス PET350ml(特定保健用食品)」を発売
●サントリー食品、体脂肪を減らすのを助ける「伊右衛門 特茶(特定保健用食品)」を発売
●大塚製薬、糖質の吸収をコントロールする新ブランド「大麦生活」を発売
●明治、運動後の乳たんぱく質強化乳飲料摂取による効果を日本体育学会で発表
●データ・マックス、健康食品行政レポートを発売
など