規制改革会議、一般用医薬品のインターネット販売について意見―規制強化の動きをけん制―、ほか

12日、一般用医薬品(市販薬)のインターネット販売が制約される方向で議論が進められる懸念があるとして、規制改革会議が厚生労働省に対して意見書を出しました。
「インターネット販売か対面販売かを問わず、合理的かつ客観的な検討を行うものとする。」という閣議決定に対して厚生労働省が消極的な姿勢を見せていることに対しての牽制と思われます。
今回の規制改革では「骨抜きを許さない」という強い意志を感じます。

「一般健康食品の機能性表示の容認」についても同様と考えた方が良いと思います。
ポイントは
1. 米国のダイエタリーサプリメントの表示制度を参考にし、企業等の責任において科学的根拠の下に機能性を表示できるものとする
2. 安全性の確保(生産、製造及び品質の管理、健康被害情報の収集)も含めた運用が可能な仕組みとする
です。
今までとは違う次元で、企業の責任が重くなることを今まで繰り返し述べてきましたが、今号では機能性表示(ヘルスクレーム)だけでは消費者の購買に繋がらない、という英国での事例をご紹介し、消費者へのコミュニケーションの考え方としての「ヘルスベネフィットプラットフォーム」を、改めてご紹介します。

機能性表示制度は来年度「措置」となっています。
「ヘルスベネフィットプラットフォーム」チェックリストに基づいて自社商品のチェックを始めてみてはいかがでしょうか。

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■GNGニューズレター 2013年9月17日号トピック
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●コカ・コーラシステム、ビタミン機能強化の栄養機能食品「アクエリアス ビタミン」を発売
●日清ファルマ、栄養補助食品「イチョウ葉+PS」を通販限定発売
●エーザイ、「セルベール(R) ウコン27プラス顆粒」新発売
●森永乳業、ラクトフェリン摂取とノロウイルス感染性胃腸炎に関する調査結果を発表
●サントリー食品インターナショナル、英国の飲料ブランド「ルコゼード」、「ライビーナ」買収
●規制改革会議、一般用医薬品のインターネット販売について意見―規制強化の動きをけん制―
など

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