CODEXがアレルゲン注意喚起表示(PAL)の初の世界的な指針を採択、ほか|GNGグローバルニュース2026年8月13日

こんにちは、GNGの市野です。

今号も、健康食品・サプリメント業界を取り巻くさまざまな海外ニュースが届いています。
市場や規制、商品開発の領域で、新たな動きが見られます。

例えば…

●P&G社がThorne社を38億ドルで買収、プレミアムウェルネス市場への攻勢を強化
P&Gが、サプリメントなどを展開するThorne社を買収。
大手消費財企業がプレミアムウェルネス市場への関与を強める背景には、どのような狙いがあるのでしょうか。

●CODEXがアレルゲン注意喚起表示(PAL)の初の世界的な指針を採択
アレルゲンに関する注意喚起表示について、国際的な指針が示されました。
今後の商品表示や各国市場への展開にも関わる動きとして、押さえておきたいニュースです。

●機能性食品の進化:単一のヒーロー成分から「ベネフィット・スタッキング」の時代へ
一つの成分に機能性を訴求する従来の考え方から、複数のベネフィットを組み合わせる発想へ。
機能性食品の商品設計にも、新たな視点が求められそうです。

このほかにも、ビタミンDやたんぱく質、プロバイオティクス、新原料など、
健康食品・サプリメント業界の今後を考えるうえで参考になるニュースを掲載しています。

全体を通して読むことで、個々のニュースだけでは見えにくい業界の流れも捉えやすくなります。

この記事について

GNGでは、会員向けに世界各国の健康・食・栄養に関するニュースをセレクトし、日本語に要約したものを月に4回、ニューズレター「GNGグローバルニュース」として配信しています。

この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。

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■GNGグローバルニュース 2026年8月13日号 トピックス

Market News
●飲料業界の新たな戦場:AI推奨が「商品」の棚(Shelf)を凌駕か
●機能性食品の進化:単一のヒーロー成分から「ベネフィット・スタッキング」の時代へ
●コロストラム市場の拡大と論争:機能的な宝か、あるいは動物福祉を損なう流行か

Products & technology News
●OmniActive社、更年期症状を包括的にケアする新原料「Fenavari™」を発表

Science News
●英国におけるビタミンD欠乏症の定義閾値を2倍に引き上げるよう専門家らが提言
●たんぱく質摂取はヘルシーエイジングの妨げか?Longevityと筋量維持の両立を巡る議論
●Calocurb社の「Calocurb」、筋肉量を維持しつつ脂肪を減少させるエビデンスを24週間の試験で実証
●プロバイオティクスPA53がシニアの幸福感と腸の健康を改善、中国の研究チームが発表

Company News
●P&G社がThorne社を38億ドルで買収、プレミアムウェルネス市場への攻勢を強化

Regulatory News
●CODEXがアレルゲン注意喚起表示(PAL)の初の世界的な指針を採択

[今号のハイライト]

CODEXがアレルゲン注意喚起表示(PAL)の初の世界的な指針を採択

Codex Alimentarius Commission (Codex; 国際食品規格委員会) は、2026年7月にスイスのジュネーブで開催された第49回総会において、アレルゲン注意喚起表示(PAL)に関する初の世界的なガイドラインを採択した。
本指針は、「含有の可能性がある」といった警告が法的責任回避のために無差別に使用されることを抑制し、食物アレルギーを持つ消費者が一貫性のある情報に基づいて正確にリスクを判断できるようにすることを目指している。
 ガイドラインの核心となるのは、21種類の特定原材料に対して設定された参照用量である。これはアレルギー反応を起こさずに摂取可能なたんぱく質の量を示しており、アーモンドの1mgから甲殻類の200mgまで幅がある。事業者は、この参照用量を1食あたりの摂取量で割った「アクションレベル」を基準にリスク評価を行い、意図しない混入がこのレベルを超える場合にのみ警告を表示することが推奨される。逆に、混入がアクションレベル以下の場合は、PALを使用すべきではないと明記された。
 グルテンについては別途、4mgの参照用量が設定されたが、オーツ麦については他穀物との交差接触の観点から個別の用量は設けられなかった。欧州の業界団体であるFoodDrinkEuropeは、この科学的アプローチを支持しつつ、グルテンに関する実務上の明確化や関係者への教育の必要性を指摘している。
本基準に法的拘束力はないが、今後各国が国内規制を策定する際の重要な国際的参照基準となる見通しである。

出典
Ingredients Network (2026年8月3日)
https://www.ingredientsnetwork.com/codex-sets-global-thresholds-for-may-contain-news129774.html
 (会員向けニューズレター「GNGグローバルニュース2026年8月13日号」より抜粋)

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