米国FDA、GRAS通知の義務化を提案:食品供給の透明性向上と安全性強化を目指す、ほか|GNGグローバルニュース2026年8月20日

こんにちは、GNGの市野です。

今号も、健康食品・サプリメント業界に関わる興味深い海外ニュースが届いています。
市場の変化から規制、研究まで、海外ではさまざまな動きが見られます。

例えば…

・機能性飲料市場の急拡大と科学的根拠への要請:マーケティングからエビデンス重視の時代へ
成長を続ける機能性飲料市場で、消費者や業界の視線は「何を訴求するか」から、その根拠へと移りつつあります。
今後の商品開発やマーケティングに、どのような変化が求められるのでしょうか。

・米国FDA、GRAS通知の義務化を提案:食品供給の透明性向上と安全性強化を目指す
先週の「GNGグローバルニュース速報」でもお伝えした、米国FDAによるGRAS制度見直しの動き。
食品原料の安全性評価や米国市場への展開にも関わるテーマとして、今後の動向が気になるテーマです。

・Verb Biotics社のオーツ麦由来ポストバイオティクス、腸内キーストーン種増殖と情緒的健康改善を示唆
ポストバイオティクス研究では、腸内細菌への作用と情緒的健康との関係にも新たな視点が広がっています。
オーツ麦由来素材を用いた研究から、どのような可能性が示されたのでしょうか。

このほかにも、市場や商品、制度をめぐる海外動向を掲載しています。
あわせて読むことで、それぞれのニュースが示す業界の流れも、より立体的に見えてくるかもしれません。

この記事について

GNGでは、会員向けに世界各国の健康・食・栄養に関するニュースをセレクトし、日本語に要約したものを月に4回、ニューズレター「GNGグローバルニュース」として配信しています。

この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。

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■GNGグローバルニュース 2026年8月20日号 トピックス

Market News
●ホールフーズサプリメントにおけるラベルを超えた「システム透明性」の重要性
●摂取エネルギー量から栄養素へ:欧州・米国で加速するダイエットカルチャーの変容
●機能性飲料市場の急拡大と科学的根拠への要請:マーケティングからエビデンス重視の時代へ
●米国プロテイン市場に変革、Takeaways社やBabybel社が牽引するセイボリー系スナックの台頭

Products & technology News
●Roxii Supercube社、パーソナライズ化されたウェルネスを実現する機能性アイスキューブ「Roxii Supercube」を展開
●Supreme社によるSlimFast社のリポジショニング:GLP-1時代の日常的なウェルネス・ソリューションへの変革

Science News
●Verb Biotics社のオーツ麦由来ポストバイオティクス、腸内キーストーン種増殖と情緒的健康改善を示唆
●Niagen Bioscience社のNRサプリメント「Niagen」、筋肉の生物学的年齢を約2.5歳若返らせる可能性が示唆

Regulatory News
●カナダ保健省がNHP GMPガイドを改訂、観察から成果重視の規制監視へ転換
●米国カリフォルニア州が食品日付表示を義務化、消費者の混乱と食品廃棄の削減へ
●米国FDA、GRAS通知の義務化を提案:食品供給の透明性向上と安全性強化を目指す

[今号のハイライト]

米国FDA、GRAS通知の義務化を提案:食品供給の透明性向上と安全性強化を目指す

FDA(米国食品医薬品局)は、これまで任意であったGRAS(一般に安全と認められる)物質の通知制度を義務化する案を提示した。
これはU.S. Department of Health and Human Services (HHS; 米国保健福祉省)が主導する、食品供給の透明性向上と連邦栄養政策の科学的基盤強化に向けた取り組みの一環である。
 本提案は、人間および動物用食品の製造業者に対し、添加成分がGRASであると結論付けた際のFDAへの通知を義務付けるものである。
背景には、HHS長官のRobert F. Kennedy Jr.氏による「自己確認GRAS(Self-affirmed GRAS)」廃止の指示があり、企業が当局や公衆に通知せず成分を導入できる現状の「情報の空白」を埋めることが目的である。FDA 長官代理であるKyle Diamantas氏は、本制度が市販前承認プロセスではないことを強調しつつ、既存物質のための合理化された申請経路や公共データベースの構築方針を示している。
 一方、業界団体からは懸念の声も上がっている。Natural Products Association (NPA)のDaniel Fabricant博士は、通知と承認の区別が曖昧であることや、急増する通知件数に対するFDAの審査リソース不足を指摘した。また、Global Organization for EPA and DHA Omega-3s (GOED)は、サプリメント用成分が合理化経路の対象外となる可能性を示唆し、一部の企業に新規通知が必要になる恐れがあると警告している。
本提案は120日間の公聴期間を経て、法的権限や実施体制に関する議論が深まる見通しである。

出典
NutraIngredients(2026年8月11日)
https://www.nutraingredients.com/Article/2026/08/11/fda-proposes-mandatory-gras-notifications/?utm_source=newsletter_daily&utm_medium=email&utm_campaign=11-Aug-2026&cid=DM1289516&bid=1053109831
 (会員向けニューズレター「GNGグローバルニュース2026年8月20日号」より抜粋)

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