2022年の食品、栄養、健康市場において鍵となる10のトレンド|NNBマガジン2021年11月&12月合併号

こんにちは、GNG武田です。

大変お待たせしました。
New Nutrition Business 10 Key Trends(10キートレンド)2022日本語要約版をお届けします。

10キートレンド2022年版は、前年よりも大幅にボリュームアップしています。
トレンド自体は大きく変化していません(そもそも、中長期的なトレンドですので、ころころ変わることはありません)。
しかし、取り上げられている事例は大幅に更新されていて、そこから得られる教訓等も変化しています。

例えば、植物性プロテインについては、そのパラドクスについての事例が多く取り上げられていますが、昨年とは違った切り口となっています。特に、現在販売されている製品は第1世代であり、第2世代へのシフトが今後の戦略である、という指摘は腹に落ちました。

各事例については、NNBマンスリーのポイント解説セミナーに出席して頂いた方には記憶に新しい事例かと思いますが、そうでない方にとっては、新しい気付きとなると思います。
定点観測は重要ですね。

そしてこれはNNB10キートレンド最大の特徴ですが、ただ単に現象としてトレンドを並べているだけでなく、その背景にある要因を分析し、ビジネス機会として活かすための戦略を述べています。そしてこれらは全て、長年ニュートリション業界で実務を積んだ業界コンサルタントが執筆しています。

この様なトレンドレポートは他には無いと思います。

そして重要なことは、各トレンドは単独で現れることは少なく、複数のトレンドが影響し合っている、そして、複数のトレンドを取り入れた戦略が成功しやすくなってきたことです。
そういう意味で、メガトレンド → 10キートレンドを俯瞰することは大切だと思います

日本語要約版はPPTで189ページ(表紙込み)、しかも文字数も非常に多くなっています。
私もさっそく読んでみましたが、およそ6時間かかりました。

本来なら6時間かけたNNB10キートレンド理解度アップセミナーを開催する予定でしたが、先日ご案内した通り、COVID-19新規感染者数の急増のため、開催を断念しました。

少しまとまった時間を取って頂き、じっくりとお読みください。

(株)グローバルニュートリショングループ 武田 猛

この記事について

GNGでは、会員向けに英国発信の食品・栄養・健康分野の業界専門誌【NNBマガジン(New Nutrition Business)】を日本語に要約し、定期的にお届けしています(月1回)。

毎月、最新情報を「定点観測」することで、ブランド戦略、マーケット分析、法規制、新技術に関する世界の動向を素早くつかむことができます。

本日配信したNNBマガジンでは、大きなベネフィットはクリーンラベルにも勝る、パンデミックの年に消費者が求めたのは、酒類、エナジー、罪悪感なく食べられるもの、米国人の最重要リストの上位は、たんぱく質、より多くの植物、より少ない糖質 などを取り上げています。

この記事では、その会員向けマガジンの一部を抜粋してご紹介させていただきます。

■NNB(New Nutrition Business)10キートレンド2022  トピックス

今回、会員向けにお届けしたNNB日本語要約版のタイトルは以下の通りです:

●Mega Trend 1: 天然の機能性
●Mega Trend 2: 健康に関する信念の細分化
●Mega Trend 3: ウエイトウェルネス
●Mega Trend 4: スナック化は戦略の基軸
●Mega Trend 5: サステナビリティ
●Key Trend 1: 炭水化物:より良く、より少なく
●Key Trend 2: 多様化する腸のウェルネス
●Key Trend 3: 燃料としての脂肪の発展
●Key Trend 4: 植物を便利に
●Key Trend 5: スイッチが入った動物性プロテイン
●Key Trend 6: 植物性プロテインのパラドックス
●Key Trend 7: 甘さの最発明
●Key Trend 8: ムード&マインド
●Key Trend 9: 脚光を浴びる栄養素密度
●Key Trend 10: 本物らしさ&来歴

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[今号のハイライト]

Key Trend 4: 植物を便利に

■最大かつ長期トレンドのひとつ: 
   植物には高い健康ハロー効果を持った天然の機能性があり、消費者にとってより便利にすることが成功への道だ。
   そしてNPDチームはすでにうまくやって いると思われる。

■植物はマーケターの仕事をより簡単にする: 
   植物はシンプルでコミュニケーションが容易である。

■幅広くアピール: 
   フレキシタリアン、ベジタリアン、ビーガンだけでなくすべての消費者がより多くの植物を求め、非常に広範囲に
   わたるパッケージ商品の中から「より多くの植物」摂取を望んでいる。

■「植物を便利に」には6つの戦略がある: 
 1. ヒーローとしての植物(より多くの植物)
 2. 植物のブレンドで健康ハロー効果を起こす
 3. 本物の野菜がでんぷん質の炭水化物に取って代わる
    4. ボタニカルの健康ハロー効果
    5. 収益性の高いパウダー
    6. プラントベース乳代替品

(会員向けニューズレター「New Nutrition Business 10 Key Trends 2022」日本語要約版より抜粋)

【NNB(New Nutrition Business)】とは

NNB(New Nutrition Business)」とは、食品・栄養・健康の分野で読者の75%が企業の経営トップである、英国発信の業界専門誌です。

ブランド戦略、マーケット分析、法規制、新技術に関する世界の動向を、日本語の要約付きでお届けしています(月1回、11月&12月は「10キートレンド」として合併号を発行)。

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18年間の実務経験と20年間のコンサル経験を積み、38年間一貫して健康食品ビジネスに携わる。国内外750以上のプロジェクトを実施。「世界全体の中で日本を位置付け、自らのビジネスを正確に位置付ける」という「グローバルセンス」のもとに先行する欧米トレンドを取り入れたコンセプトメイキングに定評がある。世界各地にネットワークを築き上げ、情報活用サービス「グローバルニュートリション研究会」主宰。食品会社、化粧品会社、製薬会社の健康食品部門に対して、商品開発・マーケティング・海外進出などのコンサルティングを行っている。人が幸せに生きるためには健康が第一である。健康食品産業は「幸せ創造産業」である、という信念のもと、クライアントの成功を通じ、消費者に支持される業界を目指し、業界で働く人すべてが自分の仕事に誇りと自信をもてるようにしたいという想いから、業界健全化活動にも取り組んでいる。

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