こんにちは、GNG武田です。
今号では、「プラントベースの課題と機会」と題してNew Nutrition BusinessのJulian Mellentin氏がプラントベースプロテインの専門家であるPaul Hart氏にインタビューをしています。ケーススタディからだけでは見えてこない、プラントベースプロテインの課題について、具体的に語られています。
課題は、本文中では「バルクの供給」という言葉で語られている栄養成分から見た課題と、本文中で「機能性」という言葉で語られている加工適性の2つが整理されています。
これまでNNBで何度も取り上げられてきましたが、プラントベース代替品の多くは、栄養成分的に必ずしも健康的ではない、という点と、製品に必要な原材料リストが長くなりがちで、健康志向の消費者には好まれないという2点の原因について、詳しく語られています。また、植物由来であるが故のネガティブな成分や物質についてもまとめています。
面白いなと思った話題は、「特にエンドウ豆には、必要とされる含硫アミノ酸の約50%しか含まれていない。それは、メチオニンとシステインだ。
この問題は、マメ科植物と一緒に、リジン含有量が少ない穀物タンパク質などを摂取し、バランスをとることで解決できる。
意外かもしれないが、ほとんどの伝統的な文化や最近の文化では、豆と穀物を一緒に食べる料理がある。 たとえば、英国ではトーストと豆、インドではダールとライスなど。」です。
なるほど、大豆は理想的なたんぱく源ではありますが、日本人は大豆と米を食べてきました。
今後のプラントベースプロテインを使った商品開発に役立つアイデアだと思いました。
そして、最後にモリンガを「非常に優れた主要栄養素プロファイルだ。」と絶賛しています。こちらも、今後の商品開発の参考になりそうです。
少々ボリュームがあり読みごたえがありますが、2人のエキスパートの対話から得られるヒントは少なくありません。是非、お時間を作ってご一読ください。2人の対話は、別添資料として添付してあります。
(株)グローバルニュートリショングループ 武田 猛
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8月号10のトピックスから、ご希望されるトピックス5つ以内をお答えください。
ご希望の多い上位のトピックスから選択して解説させていただきます。
NNB7月号トピックスは以下の通りです。
①新ブランドの立ち上げはより良い血糖値と栄養素密度に焦点を当てる
②2つの乳製品の物語
③ベーカリーの巨人は罪悪感なく食べられるトレンドに乗りスリム化する
④ReBlend:「再収穫と再考」されたスムージー
⑤オンライン販売で成功したヘルシースナックは、実店舗での拡大を計画
⑥繁栄し続けるアルロース
⑦ブラジルのベーカリースナックは、米国のヘルシーニッチ市場を切り開く
⑧オーツ麦の健康ハロー効果が植物性プロテインブランドを後押し
⑨プラントベースの課題と機会:Paul Hart氏へのインタビュー
⑩ケフィアでパワーアップしたコーヒー
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本日配信したNNBマガジンでは、大きなベネフィットはクリーンラベルにも勝る、パンデミックの年に消費者が求めたのは、酒類、エナジー、罪悪感なく食べられるもの、米国人の最重要リストの上位は、たんぱく質、より多くの植物、より少ない糖質 などを取り上げています。
この記事では、その会員向けマガジンの一部を抜粋してご紹介させていただきます。
■NNB(New Nutrition Business)8月号 トピックス
今回、会員向けにお届けしたNNB日本語要約版のタイトルは以下の通りです:
●新ブランドの立ち上げはより良い血糖値と栄養素密度に焦点を当てる
●2つの乳製品の物語
●ベーカリーの巨人は罪悪感なく食べられるトレンドに乗りスリム化する
●ReBlend:「再収穫と再考」されたスムージー
●オンライン販売で成功したヘルシースナックは、実店舗での拡大を計画
●繁栄し続けるアルロース
●ブラジルのベーカリースナックは、米国のヘルシーニッチ市場を切り開く
●オーツ麦の健康ハロー効果が植物性プロテインブランドを後押し
●プラントベースの課題と機会:Paul Hart氏へのインタビュー
●ケフィアでパワーアップしたコーヒー
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[今号のハイライト]
新ブランドの立ち上げはより良い血糖値と栄養素密度に焦点を当てる
朝食シリアルからスナックバーまで扱う、世界最大の穀物商品販売会社として最もよく知られる企業
が、ある戦略を試行している。その戦略とは、より良い血糖値管理に対する消費者の興味の高まり
と、それよりさらに強く、栄養素密度という新たなトレンドに関連するものである。
(会員向けニューズレター「NNBマガジン2021年8月号」日本語要約版より抜粋)
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