より厳しい市場で創造性を要求されるプロバイオティクス戦略、ほか|NNBマンスリーレポート2021年9月号

こんにちは、GNG武田です。

NNB9月号では、プロバイオティクスの事例が2件取り上げられています。

10キートレンドの中でも強力なトレンドである「腸のウェルネス」の後押しもあるはずですが、ビジネスにおける競争は激化しています。

NNBでは、ターゲットコンシューマーの理論を次のように提唱しています。

テクノロジーコンシューマー
商品に医療的ニーズを求める人々。健康状態に対処する技術を求め、プレミアム価格をいとわない。全体の約10%

ライフスタイルコンシューマー
医療的ニーズはなく、ウェルネスの維持に興味がある。新ブランドを取り入れ、プレミアム価格を支払う。全体の20-30%

マスマーケットコンシューマー
認知度が高く理解しやすいベネフィットに動かされる。医療的な響きのベネフィットにはあまり興味を示さない。

また、昨年の3月号では「マイクロバイオームのサイエンスを市場に成功するための5つのステップ」という論説が取り上げられていました。

その内容は、
1.サイエンスと市場双方のエキスパートになる
2.ベネフィットを体感させる
3.サイエンスの提供に最適な商品タイプを見つける
4.アジアと米国を狙う
5.コミュニケーション戦略
というものでした。

昨年3月時点では、
シンバイオティクスは、消費者の認知度はゼロの用語。
シンバイオティクスが消費者のロイヤリティを作り出すためには、「ベネフィットの体感」の付与に頼る必要があるだろう、と論じられていました。

また、プレバイオティクスとマイクロバイオームは、優れたベネフィット、サイエンスによる実証、認証されたヘルスクレームを有し、20年以上のマーケティングがあるにもかかわらず、プレバイオティクスという用語の認知度はたった10-12%でしかない。
マイクロバイオームはライフスタイルコンシューマーに訴求する言葉だが、メインストリームになるまでには、まだ10年はかかる、と論じられていました。

あれから1年半、この市場はどう変化、進化しているでしょうか?

(株)グローバルニュートリショングループ 武田 猛

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9月号11のトピックスから、ご希望されるトピックス5つ以内をお答えください。
ご希望の多い上位のトピックスから選択して解説させていただきます。

NNB9月号トピックスは以下の通りです。

①コンブチャはミレニアル世代と共に安定したニッチ市場を確立
②Beyond Meat:ライバルを犠牲にして売り上げ急増
③Oatlyの危険な戦略:天才か–それとも失敗への道か?
④Danoneがプラントベースヨーグルトの栄養ゲームを盛り上げる
⑤チキンのスナック化は「think different」へのリマインダー
⑥より厳しい市場で創造性を要求されるプロバイオティクス戦略
⑦コンブチャのパイオニアがカテゴリーの進化をリードする
⑧新しいベネフィットへのフォーカスがケフィアブランドの盛り返しを助ける
⑨マイクロバイオームサプリメントの急速な成長は、ヘルスクレームが不要であることを示す
⑩消費者重視の姿勢が失敗続きの大学スピンオフ企業を成功へ導く
⑪ミレニアル世代の女性をターゲットにした高たんぱく・低炭水化物のミートスナック

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この記事について

GNGでは、会員向けに英国発信の食品・栄養・健康分野の業界専門誌【NNBマガジン(New Nutrition Business)】を日本語に要約し、定期的にお届けしています(月1回)。

毎月、最新情報を「定点観測」することで、ブランド戦略、マーケット分析、法規制、新技術に関する世界の動向を素早くつかむことができます。

本日配信したNNBマガジンでは、大きなベネフィットはクリーンラベルにも勝る、パンデミックの年に消費者が求めたのは、酒類、エナジー、罪悪感なく食べられるもの、米国人の最重要リストの上位は、たんぱく質、より多くの植物、より少ない糖質 などを取り上げています。

この記事では、その会員向けマガジンの一部を抜粋してご紹介させていただきます。

■NNB(New Nutrition Business)9月号  トピックス

今回、会員向けにお届けしたNNB日本語要約版のタイトルは以下の通りです:

●コンブチャはミレニアル世代と共に安定したニッチ市場を確立
● Beyond Meat:ライバルを犠牲にして売り上げ急増
●Oatlyの危険な戦略:天才か–それとも失敗への道か?
● Danoneがプラントベースヨーグルトの栄養ゲームを盛り上げる
● チキンのスナック化は「think different」へのリマインダー
●より厳しい市場で創造性を要求されるプロバイオティクス戦略
●コンブチャのパイオニアがカテゴリーの進化をリードする
●新しいベネフィットへのフォーカスがケフィアブランドの盛り返しを助ける
●マイクロバイオームサプリメントの急速な成長は、ヘルスクレームが不要であることを示す
●消費者重視の姿勢が失敗続きの大学スピンオフ企業を成功へ導く
●ミレニアル世代の女性をターゲットにした高たんぱく・低炭水化物のミートスナック

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[今号のハイライト]

より厳しい市場で創造性を要求されるプロバイオティクス戦略

製品開発に従事している人達は常に新製品がプロバイオティクスの特徴を持っているかどうか注目している。つまり科学研究者らはプロバイオティクスのベネフィットに関する知識体系を常に広げようとしているのだ。
しかしながら、今月号の複数のケーススタディで示されているように、プロバイオティクスで成功することはたやすくない。
消費者はすでにプロバイオティクスの選択肢が過剰に提供され、企業はプロバイオティクス成分もしくは消費者向けの最終製品を売り出す場合のどちらでも、今や科学よりもマーケティングの創造性がより重要になっている。

(会員向けニューズレター「NNBマガジン2021年9月号」日本語要約版より抜粋)

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ブランド戦略、マーケット分析、法規制、新技術に関する世界の動向を、日本語の要約付きでお届けしています(月1回、11月&12月は「10キートレンド」として合併号を発行)。

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18年間の実務経験と20年間のコンサル経験を積み、38年間一貫して健康食品ビジネスに携わる。国内外750以上のプロジェクトを実施。「世界全体の中で日本を位置付け、自らのビジネスを正確に位置付ける」という「グローバルセンス」のもとに先行する欧米トレンドを取り入れたコンセプトメイキングに定評がある。世界各地にネットワークを築き上げ、情報活用サービス「グローバルニュートリション研究会」主宰。食品会社、化粧品会社、製薬会社の健康食品部門に対して、商品開発・マーケティング・海外進出などのコンサルティングを行っている。人が幸せに生きるためには健康が第一である。健康食品産業は「幸せ創造産業」である、という信念のもと、クライアントの成功を通じ、消費者に支持される業界を目指し、業界で働く人すべてが自分の仕事に誇りと自信をもてるようにしたいという想いから、業界健全化活動にも取り組んでいる。

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