世界幸福度報告書:孤食率上昇で米国は後退、日本は55位、ほか|GNGニューズレター4月1日号





本日配信のGNGニューズレターでは、冒頭の巻頭言にて、UNPA(United Natural Products Alliance)メンバーのOoyen Research社CEOのCarla Ooyen氏が作成した今年のNatural Product Expo Westレポートについて紹介しています。

国内ニュースからは、消費者庁、4月1日以降の機能性表示食品の届出等告示を公布、江崎グリコが3つの免疫評価から最有力の乳酸菌を発見、亀田製菓、米国THフーズを完全子会社に 北米市場を強化といった話題を取り上げています。

この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。

こんにちは、GNG武田です。

UNPA(United Natural Products Alliance)メンバーのOoyen Research社CEOのCarla Ooyenさん作成のNatural Product Expo Westレポートが、先週、メンバーに配信されました。
今回も、UNPAの了承を得た上で日本語版をGNG研究会会員様限定でご紹介をさせていただきます。
Ooyen Research社は、自然食品業界に特化したコンサルティング会社で、特に、ダイエタリーサプリメントやナチュラル・オーガニック食品に強みを持っています。
Carlaさんは、業界に特化したコンサルティング会社Nutrition Business Journa(NBJ)と業界メディアNew Hope Natural Mediaを経て、2014年にコンサルタントとして独立されました。
業界エキスパートのおひとりです。

少し補足説明が必要です。
レポート中に「Expoが始まる前から、オーガニック・テントだけでもこのページを埋め尽くすほどのコーヒーの例があり、展示ホール全体に商品が散りばめられていました。」という説明があります。
メインホールが開く前日に、会場に隣接したところに巨大なテントの会場が1日限り開場され、主にオーガニック食品の新商品が展示されます。
このテントの会場を「オーガニック・テント」と呼んでいます。
1日しか開いていませんので、会場は大混雑しています。

「20年前に胃の不調を引き起こすようなバーが常にあった頃の名残からくる時代遅れの不安」という説明があります。
20年前のExpo Westに行かれた方はご経験済みかと思いますが、当時のナチュラル・オーガニック食品は、お世辞にも美味しいとは言えないレベルでした。
10年くらい前から、劇的に美味しくなってきて、現在に至っています。
Carlaさんも、20年前のサンプルを試食されたお一人だからこそのコメントです。

そして、これはとても重要な洞察ですが、「私はSupply Side Westではサプリメントのトレンドに特に注目しています。Expo Westは機能性食品のイノベーションを含む食品に重点を置いている・・・・」ということです。
(今年からSupply Side WestはSupply Side Globalとランクアップします)
私も20年間、春のExpo West、秋のSupply Side Westの視察を続けてきました。
SSWに出展された新規成分が使用された製品がExpo Westに出展され、その年の秋にはその製品が店頭に並ぶ、というサイクルがありますので、どちらの展示会も重要視しています。

今年のExpo Westのトレンドとハイライトは以下の通りです。
●リジェネラティブ・オーガニック認証(Regenerative Organic Certification)の増加
●フード業界は消費者の健康と地球環境の健康への意識を強化
●GLP-1が重要なプロダクト開発の要因となっている
●GLP-1の登場により、食品開発のあり方も変化
●さまざまな商品カテゴリーで、たんぱく質の含有量アピール(プロテイン表記)の増加
● キノコ需要は衰えない
●サプリメントの注目株:初乳(Colostrum)
● エスニック系フレーバーが以前にも増して身近に
● スパイスを効かせた製品が増加
● リアル・デイリー(本物の乳製品)の復権
● 飲料系が飽和状態に近く、差別化が難しい
●コーヒー製品が大量に登場し、さらに飲料カテゴリー全体が混雑
●ティー(お茶)もお忘れなく
●バー(栄養・スナックバー)の新時代到来?

ビジュアルと共に臨場感あふれるレポートをお楽しみください。

そして、米国向け原料ビジネスに携わっている方にお知らせがあります。
米国ニュートリション業界の原料ビジネスのKFSの一つに原料のブランディングがあります。
そして、日本とは異なる米国の販売チャネルの理解も不可欠です。
弊社ではこれまで、主にレギュレーション(安全性、ヘルスクレーム)を中心にセミナーを開催してきましたが、今年は、原料のブランディング戦略にフォーカスしたセミナーを連続して開催し、秋のSupply Side Globalに繋げていきます。
5月と10月には米国パートナーとの共催セミナーも予定しています。
近日中に、詳しいご案内をさせていただきますので、関心のある方は是非ご参加ください。
会員企業様限定のクローズセミナーとしますので、他のオープンなセミナーとは一線を画す内容になります。

武田 猛

GNGニューズレター(国内情報) 2025年4月1日 トピックス

<国内ニュース(要約)>

NEW PRODUCTS 新商品
●協同乳業から機能性表示食品「血管サポートヨーグルト」新発売
●体の内側から紫外線&乾燥対策「明治Wのスキンケアヨーグルト」新発売

MARKET NEWS マーケット
●日本の成人のオメガ3摂取意識に関する調査:若年層は価格も重視
●世界幸福度報告書:孤食率上昇で米国は後退、日本は55位

SCIENCE NEWS サイエンス
●ゲノム再編成によるゲノム合成技術で酸に強いトルラ酵母を取得、東大とMCLSの共同研究
●卵黄による食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)の新たな発症メカニズム
●江崎グリコが3つの免疫評価から最有力の乳酸菌を発見

COMPANY NEWS 企業情報
●医療総合商社とチチヤスが栄養補助アイスを開発
●フジッコがタウンドクター社と協働で食事管理サポート事業を開始
●亀田製菓、米国THフーズを完全子会社に 北米市場を強化

REGULATORY NEWS 法規制
機能性表示食品制度の届出資料における PRISMA 2020 声明の留意点をJAOHFAが公表
●さくらフォレスト株式会社に景品表示法に基づく課徴金納付命令
●ロート製薬に景品表示法に基づく措置命令
●消費者庁、4月1日以降の機能性表示食品の届出等告示を公布
●インターネット上の健康食品等の虚偽・誇大表示に消費者庁が改善指導
●改正食品表示基準が公布される

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[今号のハイライト]
世界幸福度報告書:孤食率上昇で米国は後退、日本は55位

[引用元:World Happiness Report 2025]

世界各国の幸福度をランキングで示した、「世界幸福度報告書」2025年版が国連の持続可能開発ソリューションネットワークなどから発表された。
フィンランドが8年連続で首位を維持し、デンマーク、アイスランド、スウェーデンが続いた。これらの北欧諸国は、豊かな自然環境と充実した福祉制度が高い幸福度の要因とされている。
一方、米国は24位と過去最低の順位となった。その要因の一つとして、一人で食事をする「孤食率」の上昇が指摘されている。一人で食事をすることは、すべての年齢層でより一般的になっているが、特に若者の間では顕著であるという。報告書によれば、2003年以来、米国における孤食率は53%増加しており、食事を共にすることが幸福度と密接に関連していると述べられている。
日本は55位で、前年の51位から順位を下げた。ただし、アジア地域では韓国(58位)や中国(68位)を上回っている。

(会員向けニューズレター「GNGニューズレター2025年4月1日号」より抜粋)

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18年間の実務経験と21年間のコンサル経験を積み、39年間一貫して健康食品ビジネスに携わる。国内外800以上のプロジェクトを実施。「世界全体の中で日本を位置付け、自らのビジネスを正確に位置付ける」という「グローバルセンス」のもとに先行する欧米トレンドを取り入れたコンセプトメイキングに定評がある。世界各地にネットワークを築き上げ、情報活用サービス「グローバルニュートリション研究会」主宰。食品会社、化粧品会社、製薬会社の健康食品部門に対して、商品開発・マーケティング・海外進出などのコンサルティングを行っている。人が幸せに生きるためには健康が第一である。健康食品産業は「幸せ創造産業」である、という信念のもと、クライアントの成功を通じ、消費者に支持される業界を目指し、業界で働く人すべてが自分の仕事に誇りと自信をもてるようにしたいという想いから、業界健全化活動にも取り組んでいる。

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