健康のために摂取を心がけている成分がある人は6割強、ほか|GNGニューズレター11月1日号





本日配信のGNGニューズレターでは、冒頭の巻頭言にて、United Natural Products Alliance の Loren Israelsen氏によるDSHEA(ダイエタリーサプリメント健康教育法)に関するインタビュー記事を紹介しています。
国内ニュースからは咬筋容積の低下がサルコペニアリスクを高める、健康のために摂取を心がけている成分がある人は6割強、大塚製薬 女性のヘルスリテラシー調査(2024年度)などといった話題を取り上げています。

この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。

こんにちは、GNG武田です。

現在、Las Vegasで開催されているSupplySide West視察のため、米国に来ています。

先月25日(2024年10月25日)は、DSHEA(ダイエタリーサプリメント健康教育法)施行30周年でした。
その影響もあり、業界団体UNPA(United Natural Products Alliance)のメンバーミーティングは、いつもより出席者が多かったように思います。

メンバーミーティングの際、PresidentのLoren Israelsenさんが次のようなメッセージを述べました。

“1000 Years of DSHEA: The Fight for Health Freedom”
“Our History is our Future”
“Next Generation in Congress, the Industry, and Consumer Advocates”

メッセージの意味は、明日、直接お会いして聞いてみますが、次のような意味ではないかと思います。

「これまでも、そしてこれからも、健康と自由に関する戦いにおいて、DSHEAはとても重要です。」
「我々の歴史(経験や知識や教訓)が未来の指針になります。」
「議会、業界、消費者の間で次世代のリーダーが現れている。」

これらのメッセージには、サプリメント業界の発展を担う人々への期待が込められていると思います。
とても感動しました。
日本の機能性表示食品制度は来年、ようやく10周年ですが、Lorenさんのメッセージが身に沁みます。

そしてSupplySide Westの会場を見て回りました。

新しいトレンドの兆しがいくつか見られました。
その中の一つが、GLP-1ではないかと思います。

New Nutrition Businessの10キートレンド2024年版には、メガトレンドに「ウエイトウェルネス&メタボリックヘルス」と、新たに「メタボリックヘルス」が「ウエイトウェルネス」に追加される形になりました。
また、「血糖値フレンドリーの台頭」がキートレンド6に追加されました。

GLP-1を訴求した新規の原料が複数展示されていました。
NNBのキートレンドが形となって現れています。

日本では既にトクホや機能性表示食品で「食後血糖値の上昇抑制」の製品が出ていますが、これらとは違うベネフィットになっています。
(米国におけるGLP-1受容体作動薬の動向を理解する必要があります。)

今年のSupplySide Westは、例年よりホットな情報が多く、とても刺激を受けています。
(リアルタイムでワールドシリーズを見られることにも、刺激を受けています(TVでですが))

武田 猛

GNGニューズレター(国内情報) 2024年11月1日 トピックス

<国内ニュース(要約)>

NEW PRODUCTS 新商品
●神保町のカフェが、ヴィーガンアイス&厳選したコーヒー豆を販売するECショップをオープン
●『プロテインコーンポタージュスープ』がスーパーセンタートライアルに新登場

MARKET NEWS マーケット
●8 割以上の人が健康診断後に「健康意識」が高まった!という結果に
●健康のために摂取を心がけている成分がある人は6割強

SCIENCE NEWS サイエンス
●咬筋容積の低下がサルコペニアリスクを高める
●レモン果汁への浸漬処理による、鶏肉のやわらかさ等に及ぼす影響を確認
●40~50 代女性に更年期のヘルスリテラシー調査を実施

COMPANY NEWS 企業情報
●大塚製薬 女性のヘルスリテラシー調査(2024年度)
●ダノンジャパン、食品ロス削減につながる取り組みとしてヨーグルト製品の賞味期限を延長
●相模原病院・広島大学・キユーピーの共同研究、アレルギー低減卵の臨床試験

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[今号のハイライト]
健康のために摂取を心がけている成分がある人は6割強

[引用元:PR Times プレスリリース]

 マイボイスコム株式会社は、7回目となる『健康によい成分』に関するインターネット調査を2024年9月1日~7日に実施した。
健康のために摂取を心がけている成分がある人は全体の60%強。摂取成分の上位は「たんぱく質」が約25%、「ビタミンC」「乳酸菌」「カルシウム」が各2割強、「ビタミンB」、「鉄」、「DHA」、「ビタミンD」が各10%強。「たんぱく質」が過去調査と比べ微増傾向にあった。今後摂取したい成分上位5位は、「カルシウム」「たんぱく質」「乳酸菌」「ビタミンC」「DHA」となった。
健康のための成分摂取者が期待する効果は「健康維持」が6割強、「免疫力・抵抗力向上」が50%弱、「体調不良の改善、病気の改善・悪化防止」「疲労回復」などが各30%前後であった。
健康のための成分摂取者のきっかけは「テレビ番組・CM」が40%弱、「健康や栄養などに関するWebサイト」「家族や友人・知人のすすめ」がそれぞれ約16~17%、「新聞記事・広告」「メーカーや店舗のWebサイト」などが各1割強であった。
健康のための成分摂取方法では「食べ物、飲み物」からの摂取が約74%、「サプリメント、プロテイン、健康食品など」が50%強。飲食物からの成分摂取者のうち「乳製品」「大豆加工品」「野菜、きのこ類」が各60%弱、「魚介類、水産加工品、海藻類」「卵」が各40%台となった。

(会員向けニューズレター「GNGニューズレター2024年11月1日号」より抜粋)

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