消費者庁、添加物不使用ガイドライン案がまとまり パブリックコメント募集開始、ほか|GNGニューズレター12月16日号

 

本日配信のGNGニューズレターでは、冒頭の巻頭言にて武田がヘルスリテラシーについて取り上げています。

国内ニュースからは「プラズマ乳酸菌」シリーズ販売好調 森永製菓からのプロテイン商品も販売開始、ウコンに含まれる成分が腸内フローラを介して脳・脊髄の炎症を抑制 プロドラッグ型「クルクミン」の多発性硬化症治療への応用に期待、資生堂が中国のインナービューティー業界に注力開始 市場拡大のペースアップに対応、日本ハムの新商品、「疲労感の軽減」と「記憶力の維持」の悩みをダブルでサポート、7つの機能性で届出、機能性表示食品『ほぐしあ 31日分』新発売、といった話題を取り上げています。

この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。

こんにちは、GNG武田です。


先週、一般社団法人ウェルネス総合研究所主催の『ウェルネストレンド白書 発刊記念セミナー ~2021年のヘルスケア市場を捉える~』が開催されました。
100名以上の方にご参加いただきました。お忙しい中、ありがとうございました。
当日、ご都合が悪かった方には、動画をご用意しています。
下記よりお申込みください。

【無料】でセミナーのアーカイブ配信を視聴する

私も監修者として、全体総括をお話させて頂きました。
白書全体を通して、気付いたポイントは以下の4つです。

  1. 日本人のヘルスリテラシーは高くない?
  2. 進むサプリメント離れ?
  3. ヘルスクレームの幻想
  4. ストーリーの重要性

今号では、「ヘルスリテラシー」について整理してみました。今年も残すところ2週間となりました。
GNGニューズレターは、毎年、新年特別号として「GNGが選ぶ前年の10大トピックス」をご紹介します。
2022年1月5日配信予定のGNGニューズレター新年特別号では、以下の10大トピックスを取り上げます。

  1. プラントベース、代替プロテイン(培養肉)
  2. 腸(腸脳相関、プロバイオティクス、プレバイオティクス)
  3. メンタル・睡眠
  4. 認知機能(脳機能)
  5. サステナビリティ・SDGs
  6. パーソナライゼーション
  7. テクノロジー
  8. 免疫
  9. CBD
  10. 機能性表示食品

まだ少し早い気もしますが、2021年も1年間、大変お世話になり、ありがとうございました。

そして、2022年、良いお年をお迎えください。

(株)グローバルニュートリショングループ 武田 猛

GNGニューズレター(国内情報) 2021年12月16日 トピックス

<国内ニュース(要約)>

●「プラズマ乳酸菌」シリーズ販売好調 森永製菓からのプロテイン商品も販売開始
●日本ハムの新商品、「疲労感の軽減」と「記憶力の維持」の悩みをダブルでサポート
●7つの機能性で届出、機能性表示食品『ほぐしあ 31日分』新発売
●資生堂が中国のインナービューティー業界に注力開始 市場拡大のペースアップに対応
●2021年10月のドラッグストア販売額、「健康食品」は前年同月比 3.1%増加
●ロート製薬、三洋化成との資本業務提携 スキンケア・医療分野の戦略的な協業により事業拡大を目指す
●ヘルスケアスタートアップ・おいしい健康、デジタル技術で医療課題を解決するスタートアップとして「HxD (Healthcare X Digital) 2021」で2部門をダブル受賞
●ウコンに含まれる成分が腸内フローラを介して脳・脊髄の炎症を抑制 プロドラッグ型「クルクミン」の多発性硬化症治療への応用に期待
●消費者庁、健康食品など229商品の表示改善を指導
●消費者庁、添加物不使用ガイドライン案がまとまり パブリックコメント募集開始

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[今号のハイライト]
消費者庁、添加物不使用ガイドライン案がまとまり パブリックコメント募集開始

[原文:caa.go.jp]

消費者庁は12月8日、「第7回食品添加物の不使用表示に関するガイドライン検討会」を開催し、表示ルールを定めたガイドライン(案)を提示した。来年3月にガイドラインを策定し、公表する計画だ。

ガイドライン(案)は「無添加」表示について、食品表示基準で禁止する「実際よりも優良と誤認させる表示」「内容物を誤認させる表示」などに該当するケースを類型化。次の10類型に整理した。(資料1)

類型1) 単なる「無添加」の表示

類型2) 食品表示基準に規定されていない用語を使用した表示

類型3) 食品添加物の使用が法令で認められていない食品への表示

類型4) 同一機能・類似機能を持つ食品添加物を使用した食品への表示

類型5) 同一機能・類似機能を持つ原材料を使用した食品への表示

類型6) 健康、安全と関連付ける表示

類型7) 健康、安全以外と関連付ける表示

類型8) 添加物の使用が予期されていない

類型9) 加工助剤、キャリーオーバーとして使用されている

(又は使用されていないことが確認できない)食品への表示

類型10) 過度に強調された表示

ガイドライン(案)は、「無添加」としか表示していない場合、「保存料」が無添加なのか、「着色料」が無添加なのかといった詳細が不明と指摘。そうした表示方法を禁止する方針を示した。日持ち向上の目的で「保存料」以外の食品添加物を使用したにもかかわらず、「保存料不使用」と表示するような行為も禁止する考えだ。さらに、自然食品などで見られる「無添加だから健康に良い」「添加物を不使用のため安全」「無添加だからおいしい」といった表現もNGとしている。来年3月のガイドライン策定後、約2年間の経過措置期間を設ける方針も盛り込まれた。

(2021年12月9日 消費者庁 発表)

【資料1】食品添加物の不使用表示に関するガイドライン(案)

【資料2】前回検討会から変更点

(会員向けニューズレター「GNGニューズレター2021年12月16日号」より抜粋)

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18年間の実務経験と20年間のコンサル経験を積み、38年間一貫して健康食品ビジネスに携わる。国内外750以上のプロジェクトを実施。「世界全体の中で日本を位置付け、自らのビジネスを正確に位置付ける」という「グローバルセンス」のもとに先行する欧米トレンドを取り入れたコンセプトメイキングに定評がある。世界各地にネットワークを築き上げ、情報活用サービス「グローバルニュートリション研究会」主宰。食品会社、化粧品会社、製薬会社の健康食品部門に対して、商品開発・マーケティング・海外進出などのコンサルティングを行っている。人が幸せに生きるためには健康が第一である。健康食品産業は「幸せ創造産業」である、という信念のもと、クライアントの成功を通じ、消費者に支持される業界を目指し、業界で働く人すべてが自分の仕事に誇りと自信をもてるようにしたいという想いから、業界健全化活動にも取り組んでいる。

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