GLP-1ダイエット薬はスナック産業を潰すか、ほか|GNGグローバルニュース2025年3月11日号

こんにちは、GNG武田です。

先週開催されたNatural Products Expo West 2025において、GNGが注目したExpo Westのトレンドは次の通りです。

  1. ホルモンヘルス(含Women’s Wellness)
  2. GLP-1ユーザー対応
  3. ムード&マインド
  4. マッシュルーム
  5. パーソナライズドニュートリション
  6. ロンジェビティ(健康長寿)
  7. プラントベースフード(除く代替品)
  8. プロテイン(動・植、含コラーゲン)
  9. 腸のウェルネス
  10. ウエイトウェルネス

これから持ち帰った情報を精査、検証していきますが、概ねこのような内容に落ち着くと思います。
皆さんとディスカッションできる機会が楽しみです。

今号のグローバルニュースでも、上記トレンドに関連する記事が取り上げられています。
ただ、「GLP-1サポート」という言葉には十分に注意する必要があります。
(既にロサンゼルスのサプリメントショップでは「GLP-1 Nutrient Support」というコーナーがありました)
また、この数カ月の間にGLP-1関連の記事が急増しています。
全ての記事を掲載しきれなくなってきていますので、記事を厳選しています。
しばらくCBDのような状況が続くと思います。

武田 猛

この記事について

GNGでは、会員向けに世界各国の健康・食・栄養に関するニュースをセレクトし、日本語に要約したものを月に2回、ニューズレター「GNGグローバルニュース」として配信しています。

この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。

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■GNGグローバルニュース 2025年3月11日号 トピックス

Market News
●GLP-1ダイエット薬はスナック産業を潰すか
●「サステナビリティ」は依然として消費者の第一の関心事か
●ヘルス関連アプリは消費者の購入習慣を変える可能性

Products & technology News
●老化した脳にAIが個別化した栄養を与える研究

Science News
●PEAが月経痛を緩和する可能性
●柿エキスは過体重の体脂肪量を減らす可能性

Company News
●Danone、精密発酵技術の発展に力を尽くす
●サプリメント研究の結論を鵜呑みにすべきでない理由
●ロレアルグループとタイムライン社のパートナーシップ

Regulatory News
●UPFに対する規制を話し合うImperial College London会議


[今号のハイライト]GLP-1ダイエット薬はスナック産業を潰すか、ほか|GNGグローバルニュース2025年3月11日号

[2025/2/13][nutraingredients.com]

    ダイエット向けGLP-1薬の需要が急増する中、消費者の食習慣も変わりつつある。
 GLP-1トレンドはスナック産業の形を変えるのだろうか。MMR Research社のAndrew Wardlaw氏によると、ユーザーの血糖値を下げ、胃腸が空っぽになる速度を遅くし、時には吐き気を引き出し、そして脳の報酬システムを混乱するというGLP-1は食の摂取に多大な影響を与えたという。
 Cornell Universityなどの調査では、GLP-1ユーザーが1人でもいる家庭の食費は、GLP-1開始から6か月間で5.5%減少、高所得の家庭では8.6%少なくなったことが報告された。最も減ったのはスイーツとスナック菓子、甘味料入り飲料だった。また、PwCの分析でも、GLP-1ユーザーの食品カテゴリーでの支出が11%減少していることを明らかにした。ユーザーの47%は食べる量を減らしたといい、56%はヘルシー食品に移行したと回答している。
 こうした消費者の食習慣の移行には食品メーカーも気づいており、対応する動きを見せ始めている。例えば、GLP-1ユーザーにはたんぱく質がさらに必要になるとして、たんぱく質を今以上に配合した食品が市場を賑わせると推測される。Relex Solutions社のAmanda Oren氏は「ポテトチップスなどのスナックやクッキーといった菓子の売上は落ちるが、その一方で卵のような生鮮食料品でたんぱく質の豊富なものが売上を伸ばすだろう」とみる。ただ、Flowers Foods社のRyals McMullian氏などは「まだ、誰も長期的影響を完全に理解しているわけではない。重要なのはどんな環境でも成功できるような対応を行うこと」として、元に戻る可能性も捨てていない。従来のスナック菓子の消費が減少する中、専門家は、好奇心を刺激し、衝動的な行動を促進することで消費者を維持できると説く。
 Wardlaw氏は、新しい斬新な食品体験を伝えるオンライン上の話題が23%増加したという調査を引用し、感覚体験におけるイノベーションの重要性を力説した。スナックブランドが優れた感覚体験を提供すれば、GLP-1によるリスクが軽減されるだろうと加える。GLP-1に対する消費者の考えは一つではなく、58%が効果的なソリューションであるとみている一方、40%は心身に及ぼす潜在的な影響を懸念している。FMCG Gurusのアナリストも「懐疑派のうち、63%が健康への長期的影響を心配している」と述べた。
 GLP-1は確かに減量市場に浸透しつつあり、スナック業界も様変わりするだろう。だが、たんぱく質が豊富で栄養価の高い商品と、新しく感覚に訴える体験を提供していけば、変化の波をうまく乗り切ることも可能だ。

 (会員向けニューズレター「GNGグローバルニュース2025年3月11日号」より抜粋)

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18年間の実務経験と21年間のコンサル経験を積み、39年間一貫して健康食品ビジネスに携わる。国内外800以上のプロジェクトを実施。「世界全体の中で日本を位置付け、自らのビジネスを正確に位置付ける」という「グローバルセンス」のもとに先行する欧米トレンドを取り入れたコンセプトメイキングに定評がある。世界各地にネットワークを築き上げ、情報活用サービス「グローバルニュートリション研究会」主宰。食品会社、化粧品会社、製薬会社の健康食品部門に対して、商品開発・マーケティング・海外進出などのコンサルティングを行っている。人が幸せに生きるためには健康が第一である。健康食品産業は「幸せ創造産業」である、という信念のもと、クライアントの成功を通じ、消費者に支持される業界を目指し、業界で働く人すべてが自分の仕事に誇りと自信をもてるようにしたいという想いから、業界健全化活動にも取り組んでいる。

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