こんにちは、GNG武田です。
今号のグローバルニュースには、
「サイエンスを活用して販売を促進し、消費者の信頼を勝ち取る8つの方法」という記事を取り上げています。
この記事は、米国Newhope社が発行している「Inside the Bottle」からの引用記事で、米国ニュートリション業界の洞察になります。
海外企業もサイエンスへの投資をどのように回収すべきか、常に悩んでいますので、日本におけるヒントが見つかるのではと思います。
サイエンスをビジネスで活用することは、ウェルネスフード業界では重要なテーマですが、
NNB(New Nutrition Business)2020年10月号に「サイエンスの商業化に成功するための7つのステップ」という論説が掲載されていました。
- 競争環境を把握する
- 消費者の考えおよびトレンド、そしてそれにどのように連携させるか理解する
- サイエンスを伝えるのに最適な商品形態を見つける
- 試作品の製造を厭わない
- アジアおよび米国で実施する
- 小売戦略を理解するのは、サイエンスを理解するのと同じぐらい重要である
- コミュニケーションに投資する
この内容は、今でも十分通用するものです。
ご興味のある方は是非、バックナンバーを読んでみてください。
お国柄なのか、日本ではプレバイオティクスよりもプロバイオティクスの方が注目される傾向がありますが、海外ではプレバイオティクスに関連する研究報告の方が多いと思います。
今号では、「プレバイオティクス摂取は高齢者のフレイルを改善する可能性」という記事も取り上げています。
中国で実施された研究であるところも興味深いですね。
そして、やはり中国で実施された研究報告ですが、「長寿と腸内細菌叢が関連する可能性」という興味深いコホート研究の結果も報告されています。
弊社は、23日から東京ビッグサイトで開催されます「食品開発展」に出展します。
ブースでは、「GNGが選んだユニークな機能性表示食品」として、届出企業様のご協力をいただき、15商品を展示しています。
会場にお越しの際は、是非、ブース2-009にお立ち寄りください。
武田 猛
この記事について
GNGでは、会員向けに世界各国の健康・食・栄養に関するニュースをセレクトし、日本語に要約したものを月に2回、ニューズレター「GNGグローバルニュース」として配信しています。

この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。
……グローバルニュートリション研究会 会員企業様は、会員サイトにて、すべての記事をお読みいただけます。
■GNGグローバルニュース 2024年10月10日号 トピックス
Market News
●サイエンスを活用して販売を促進し消費者の信頼を勝ち取る8つの方法
●米国のハーブサプリメント売上は2023年に4.4%回復
●ストレス増大や睡眠障害で睡眠系サプリメント市場が拡大
Products & technology News
●新しい先進技術が乳製品産業を押し上げる
Science News
●アジア地域で目立つカルシウムの摂取不足
●プレバイオティクス摂取は高齢者のフレイルを改善する可能性
●ビフィドバクテリウム属とプロピオン酸菌の共培養が大豆ホエイ内のビタミンB12を増加する可能性
●長寿と腸内細菌叢が関連する可能性
●食物繊維により腸内にビタミンBが多く残り、免疫力をサポートする可能性
Regulatory News
●Danone社、一部の商品からNutri-score表示を削除
●FDA副長官、サプリメントの情報開示のサポートを再言及
●欧州の「プロバイオティクス」表示の状況
[今号のハイライト]
サイエンスを活用して販売を促進し消費者の信頼を勝ち取る8つの方法
[2024/9/14] [newhope.com]
New Hope Network社から「Inside the Bottle」シリーズの年間レポート「Spotlight on science: Through the supply chain, from source to shelf」が発表され、消費者の信頼を構築するには、科学に裏打ちされたデータに基づく高質の商品を作り上げなければならないことを強調している。厳密な科学を活用して売上を促進し、消費者の信頼を勝ち取る8つの方法を紹介した。
科学的に証明された有効性に焦点を当てる
売上は、強い科学的エビデンスを持つ商品なら自然と伸びていくものであり、それがなければ、人気も売上も急速に落ちるだろう。
原料の精査にこだわる
有効性の証明を通して消費者の信頼を構築するには、まず、原料から始める。Nutrition Business Journalによると、消費者の57%は原料や成分をじっくり吟味し、この傾向は若い世代ほど強いのだという。つまりZ世代なら61%、X世代は56%、ベビーブーマー世代だと41%がそれらへのこだわりを示している。
活性成分を検証し原料の透明性をサポートする
Alkemist Labs社のCEO、Elan Sudberg氏は「原料の厳しい検査基準が重要で、それは新しい商品や原料を紹介する際は、なおさらである」と強調する。商品の人気が急上昇すると、不純物が混入されたり希釈されたりする商品がはびこり、それは常に懸念材料となる。正当な業者や企業なら、厳しい検査基準を設けているはずである。適正、適切な活性成分を配合することは重要だが課題も多い。
すべてのステージにおいて科学にコミットする
プライベートブランドメーカーのPremier Research Labs社は、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)や質量スペクトロメトリ、DNA検査などの厳密な検査方法を駆使して、生産段階のいずれにおいても商品含有物質の検証を行っている。特に、ハーブや植物成分の混合商品では、成分同士の相互作用が有効性に影響するため、検証作業は重要である。
臨床的検証にこだわる
最近のMcKinseyデータによると、消費者は商品を選ぶ際、「クリーン」より「臨床的証明済み」であることを優先する。また、厳正な科学的データで裏付けられた商品は、たとえ高額であっても購買するという。
ヒト集団を対象とした、きちんと組み立てられた試験に注目する
Atlanta Clinical Trials社のBarry Skillington氏は「臨床試験のゴールドスタンダードとなるのが、ヒトに対して行われる研究だ」と述べ、Radicle ScienceのPelin Thorogood氏は「米食品医薬品局(FDA)や連邦取引委員会(FTC)も、『適格で信頼できる科学的エビデンス』を要求し、正確な結果を得るため二重盲検、プラセボ対照無作為化試験を重視する」と話す。
適正な原料を検証された用量で
SPINS社の販促ディレクター、Scott Dicker氏は「消費者には、適正な材料と適正な用量を選ぶ方法を伝えることが必要で、商品の効果を得るまで、数週間以上摂らなければならないことを消費者は知るべきである。ブランド側にとっては、商品の効果について伝えることが、販売促進や商品の価格を上げることにもつながる。
簡潔、明確な言葉で消費者を指導する
複雑な科学を提示するとき、消費者がメッセージを理解できる方法で行う必要がある。信頼を構築する基本である材料の透明性、第三者機関の検証、臨床試験にコミットしても、簡潔で明確な指導でなければ無駄になる。
(会員向けニューズレター「GNGグローバルニュース2024年10月10日号」より抜粋)
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