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先週、Natural Products Expo Westの視察と、店舗視察をしてきました。
私の独断で、今年のExpoのトピックスを5つ挙げるとすれば、
1.ケトダイエット
2.CBD(カンナビジオール)
3.ブレインヘルス
4.低FODOMAP食(Fermentable, oligosaccharides, disaccharides, monosaccharides, and polyols)
5.コラーゲン
になると思います。
また、GOED(Global Organization for EPA and DHA Omega-3)のメンバーミーティングでのトピックスは、中国のオメガ3の市場規模が欧州の市場規模を抜き、世界第2位になった、ということです(2017年、原料ベース)。
今号のグローバルニュースにも記事を取り上げています。
UNPA(United Natural Products Alliance)PresidentのLorenさんと情報交換をし、主に次の2つについて最新情報を入手してきました。
1.DSHEA(ダイエタリーサプリメント健康教育法)施行25年を迎え
FDAや業界内の動向
2.CBD製品が氾濫する中で、業界、行政の動き
DSHEA施行25年を迎えて、最大の課題はNDIのプロセスを明確にすることだそうです。
また、GMPコンプライアンス、構造機能表示の範囲の限定、なども話題になりそうです。
NDIとも連動しますが、CBDの氾濫は今後問題となりそうです。
Lorenさん曰く「FDAは違法とみなしている」そうです。
HempやCBDを出展していた企業はたくさんありましたが、CBDを前面に出している企業、Hempのみで留めている企業など、企業の取り組み方にも差がありました。
Hemp Seeds、Hemp Seeds ProteinはGRAS(Generally Recognized as Safe)確認がされていますので、ますます混乱しているようです。
引き続き情報収集をして、整理していきたいと思います。
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■3月13日号トピックス
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●米ヨーグルト市場の落ち込みは一時的、「今年は回復傾向」と各メーカー
●顧客満足度指数のスーパー部門でTrader Joe’sとWegmansのみが評価アップ
●オメガ3脂肪酸市場で中国が欧州を抑え2位に浮上、トップは米国
●臨床栄養市場の成長率は2025年までに8.1%超に-GMI市場調査
●Kashi社が「Kashi by Kids Organic Super Food Bites」を新発売
●重篤患者に対する現在の栄養量は不十分、米研究チームが指摘
●微生物と宿主DNA間の情報伝達で産生された一酸化窒素が生命現象に深く関与
●プロバイオティクスが軽度認知障害の症状改善に有効である可能性
●発酵アラビノガラクタンペプチドのプレバイオティクス作用は有望
●藻類ポリフェノール+クロミウムピコリネートは血糖管理に有望
●プロバイオティクスは女性の骨の健康維持に有望-Probiota 2019
●Glanbia社がWatson社を8,900万ドルで買収、栄養食品事業の成長に弾み
●植物性ミルクやチーズに「イミテーション」表示を-全米生乳生産者連盟が市民請願を提出
●欧州食品安全機関は酵母ヤロイワの安全性を評価
●米有機取引協会がUSDAに対する訴訟で連邦地裁の判断を歓迎
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