日本健康・栄養食品協会より、2018年のトクホ市場について調査結果が公表されました。
全体の数字を見るだけでは、対前年マイナス0.2%と微減ですが、詳しく分析すると、違う事情が見えてきます。
トクホ市場の約8割は「整腸」「中性脂肪・体脂肪」訴求の商品で占有されています。
このカテゴリーは機能性表示食品で代替できます。
しかし、「伊右衛門特茶」のような大型商品は、まだ機能性表示食品では誕生していません。
「ヘルシア緑茶」は発売翌年に330億円、「黒烏龍茶」は発売翌年に270億円、「伊右衛門特茶」は発売翌年に340億円を記録しました。
このような大型商品は、今のところ機能性表示食品では登場していません。
各企業のトクホに対する開発意欲が低下している中、機能性表示食品市場の動向が気になります。
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■GNGニューズレター 2019年4月15日号トピック
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●サントリー食品、機能性表示食品「伊右衛門プラス コレステロール対策」を発売
●大正製薬、ビオフェルミン製薬の乳酸菌が入った青汁「ファイバープラスケア」を発売
●アサヒグループ食品、「クリーム玄米ブラン チーズのブラウニー」を新発売
●ファミリーマート、スーパー大麦入りおむすび「スーパー大麦 紅鮭わかめ」など4種類を発売
●森永製菓、6大栄養素をまとめてチャージできるゼリー飲料「inゼリー ミックス」を発売
●日本ケロッグと日本ルナ、「TOPCUP食感ヨーグルト ブラン」を発売
●日本ルナと日本ケロッグ、「TOPCUP食感ヨーグルト 大豆」を発売
●アサヒ飲料、「モンスター パイプラインパンチ」発売
●帝人とJA全農、スーパー大麦「バーリーマックス」を使用した「美食習慣」を開発
●スギ薬局、店舗を「健康発信拠点」に新たなシニア向けサービスを開始
●18年度トクホ市場、前年割れの6,432億円
●中国人女性の化粧品・サプリメント購入金額は日本人女性の2倍以上!?