米国サプリメント業界、FDAに対し「食品」の枠を超えた新定義を要求、ほか|GNGグローバルニュース2026年7月23日

こんにちは、GNGの市野です。

海外の食品・健康産業では、市場環境や制度、研究開発を取り巻く動きが日々変化しています。
今号も、今後の商品開発や事業戦略を考える上で参考となるニュースが届いています。

例えば…

・米国サプリメント業界、FDAに対し「食品」の枠を超えた新定義を要求
米国では、サプリメント成分の定義を見直す議論が進んでいます。
新しい技術や原料への対応を巡る動きは、今後の制度設計や製品開発の方向性にも関わるテーマとして注目されています。

・2026年世界酪農市場、主要7地域がチーズと高付加価値たんぱく質へ戦略転換
主要な酪農国では、粉乳やバターから高付加価値たんぱく質やチーズへと生産の重点が移りつつあります。
収益性を重視した原料戦略の変化は、スポーツニュートリションや機能性食品市場にも影響を与えそうです。

・エストロボローム研究の進化:女性の健康における精密栄養と科学的立証の重要性
女性のライフステージに応じた栄養設計や、菌株レベルでの科学的エビデンスに焦点を当てた研究が進展しています。
女性向けヘルスケア市場における新たな商品開発のヒントが見えてきます。

このほかにも、市場動向や規制、最新の研究成果など幅広いテーマを掲載しています。
あわせてご覧いただくことで、海外市場の変化をより立体的に把握いただけます。

この記事について

GNGでは、会員向けに世界各国の健康・食・栄養に関するニュースをセレクトし、日本語に要約したものを月に4回、ニューズレター「GNGグローバルニュース」として配信しています。

この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。

……グローバルニュートリション研究会 会員企業様は、会員サイトにて、すべての記事をお読みいただけます。

会員の方はこちら お問合せはこちら

■GNGグローバルニュース 2026年7月23日号 トピックス

Market News
●2026年世界酪農市場、主要7地域がチーズと高付加価値たんぱく質へ戦略転換
●米国市場でプライベートブランドが躍進、2026年上半期数量シェアが過去最高の23.8%を記録

Products & technology News
●米国市場、O Positiv Health社「URO Vaginal Probiotic Gummy」など、ターゲット別に進化する多様な商品形態

Science News
●エストロボローム研究の進化:女性の健康における精密栄養と科学的立証の重要性
●魚類由来脂質複合体が子宮内膜症の炎症とQOLに及ぼす影響:臨床試験の結果
●経口プロバイオティクスABF21013株による光老化抑制効果:腸皮相関を介した新アプローチ
●Zoe社とKing’s College Londonカレッジの研究、腸の健康にはプロバイオティクスより植物の多様性が有効であることを示唆
●アップサイクル・ニュートラシューティカルの商業的価値:サステナビリティと臨床的実証の融合

Regulatory News
●米国オハイオ州で未成年者へのサプリメント販売制限案が提出
●Health CanadaがIxoreal Biomed社の「SRI-81 Shatavari」を承認、更年期ケアの新たな選択肢へ
●米国サプリメント業界、FDAに対し「食品」の枠を超えた新定義を要求
●米国サプリメント規制の近代化提言、American College of PhysiciansがDSHEA改正要求

[今号のハイライト]

米国サプリメント業界、FDAに対し「食品」の枠を超えた新定義を要求

2026年3月の業界会議を経て、FDA(食品医薬品局)がサプリメント成分の範囲に関するパブリックコメントを募集したところ、
主要団体から952件もの意見が寄せられた。
1994年のDietary Supplement Health and Education Act (DSHEA; ダイエタリーサプリメント健康教育法)施行から30年以上が経過し、
業界は「食事成分(dietary substance)」の定義を従来の食品の枠組みから切り離し、より広範な定義へと拡大することを求めている。
 議論の焦点は、Federal Food Drug, and Cosmetic Act (FFDCA; 連邦食品・医薬品・化粧品法)第201(ff)(1)(E)条の解釈である。Council for Responsible Nutrition (CRN)、Consumer Healthcare Products Association (CHPA)、Natural Products Association (NPA)らは、当該条文が意図的に広範な表現を
用いていると指摘し、従来の食事に含まれていない成分であってもサプリメントに該当すべきだと主張する。
特にペプチドや微生物、精密発酵といった新技術を用いた成分が登場する中、FDAが求める「従来の食品としての使用実績」という要件は、
不当な障壁であるとの批判が相次いでいる。
 一方で、American Herbal Products Association (AHPA)は歴史的な食習慣との関連性を重視し、United States Pharmacopeia (USP)などは新規成分への監視を求めている。DSHEAの起草に携わったScott Bass氏も、革新を推進するにはFDAの執行体制強化のための資金確保が鍵であると言及した。
Nature Madeなどのブランドを有するPharmavite社やNovonesis社は、歴史的消費実績ではなく科学的根拠に基づいた安全評価への移行を提言して
おり、サプリメントの自立に向けた規制の転換点が訪れている。

出典
SupplySide(2026年7月10日)
https://www.supplysidesj.com/supplement-regulations/redefine-dietary-supplement-beyond-food
 (会員向けニューズレター「GNGグローバルニュース2026年7月23日号」より抜粋)

 グローバルニュートリション研究会の会員企業の皆様は、会員ページで最新記事から過去10数年分のバックナンバーまですべての記事を読むことができます。

会員の方はこちら お問合せはこちら


グローバルニュートリション研究会とは?

世界中のニュートリションに関する情報の洪水の中から価値ある情報を厳選し、タイムリーに提供する、日本で唯一のサービスです。

単なる情報ではなく、これまで、弊社が関わった800以上のプロジェクトから得た経験や知見もお伝えしています。

ご多忙の皆様が、業界動向を短時間で把握できますよう、お役に立てることができましたら幸甚です。

グローバルニュートリション研究会について

 

最近の記事

CONTACT

  • TEL:03-5944-9813

お問合せフォーム

PAGE TOP