こんにちは、GNG武田です。
NNB6月号では、Nestlé社のプラントミルクWundaがケーススタディとして取り上げられていました。
その中で、「エンドウマメはDIAAS(Digestible Indispensable Amino Acid Score/消化性必須アミノ酸スコア)が牛乳100%に対し62%と低い。」と述べられていました。
DIAASはNNB10キートレンド2020で紹介されていましたが、10キートレンド2021「Key Trend 2:スイッチが入った動物性プロテイン」の中でも「戦略のネクストステップ:消費者にタンパク質の品質を伝達」としてDIAASが取り上げられていました。DIAASは、乳製品の利点を明確に示す指標であり、今後、日本でも一層理解が進むと思います。
NNB7月号でもプラントベース食の事例が紹介されていますが、ヘルシーなイメージが強いにもかかわらず、実際には必ずしもヘルシーではない商品も出回っているようです。
ビーガンチーズと乳由来チーズの栄養素の比較がされていますが、少々考えさせられる内容です。
一方、乳製品とプラントミルクのハイブリッド飲料の事例も紹介されていますが、賛否両論あるようです。
栄養素から見ると、両者の良いとこ取りとも言え、新商品開発の方向性としては一考の余地があるのでは、と思いました。
今月のポイント解説セミナーは20日(金)10:00からです。
今回も事前に取り上げるトピックスのご希望をお受けしますので、是非、ご意見をお聞かせください。
(株)グローバルニュートリショングループ 武田 猛
【お知らせ】
毎月NNBマンスリーレポートのポイント解説セミナーをオンラインで開催しています。
NNBマンスリーレポートを定点観測することは、いち早くビジネスチャンスを見つけるための最適な方法だと思います。しかし、情報量が多く、じっくり読む時間のない方にとっては十分にご活用できないこともあるかと思います。
毎月定期的にみていくことで、10キートレンドもさら深く理解できるようになります。ご多忙の方も、60分で1ヶ月分のポイントをつかんで頂き、ご自身のビジネスにご活用頂ければ幸いです。
ご出席される方のご希望を少しでも多く取り入れるため、解説するトピックスは事前アンケートにて選定させて頂きます。
7月号10のトピックスから、ご希望されるトピックス5つ以内をお答えください。
ご希望の多い上位のトピックスから選択して解説させていただきます。
NNB7月号トピックスは以下の通りです。
①ビーガンチーズへの投資はより大きな戦略の先触れか?
②大きなベネフィットはクリーンラベルにも勝る
③プラントベースは栄養面で劣るという落とし穴を回避できるのか?
④イノベーションか、あるいは生命維持装置につながれたゾンビか?
⑤イノベーションフリー地帯?
⑥先駆的な医師が低炭水化物食をメインストリームに近づける
⑦パンデミックの年に消費者が求めたのは、酒類、エナジー、罪悪感なく食べられるもの
⑧一緒がいい:乳製品とプラントミルクのブレンド飲料は大胆な一手を打つ
⑨Not Guiltyはbetter-for-youのスイートスポットであるレジ横を狙う
⑩米国人の最重要リストの上位は、たんぱく質、より多くの植物、より少ない糖質
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この記事について
GNGでは、会員向けに英国発信の食品・栄養・健康分野の業界専門誌【NNBマガジン(New Nutrition Business)】を日本語に要約し、定期的にお届けしています(月1回)。
毎月、最新情報を「定点観測」することで、ブランド戦略、マーケット分析、法規制、新技術に関する世界の動向を素早くつかむことができます。
本日配信したNNBマガジンでは、大きなベネフィットはクリーンラベルにも勝る、パンデミックの年に消費者が求めたのは、酒類、エナジー、罪悪感なく食べられるもの、米国人の最重要リストの上位は、たんぱく質、より多くの植物、より少ない糖質 などを取り上げています。
この記事では、その会員向けマガジンの一部を抜粋してご紹介させていただきます。
■NNB(New Nutrition Business)7月号 トピックス
今回、会員向けにお届けしたNNB日本語要約版のタイトルは以下の通りです:
●ビーガンチーズへの投資はより大きな戦略の先触れか?
●大きなベネフィットはクリーンラベルにも勝る
●プラントベースは栄養面で劣るという落とし穴を回避できるのか?
●イノベーションか、あるいは生命維持装置につながれたゾンビか?
●イノベーションフリー地帯?
●先駆的な医師が低炭水化物食をメインストリームに近づける
●パンデミックの年に消費者が求めたのは、酒類、エナジー、罪悪感なく食べられるもの
●一緒がいい:乳製品とプラントミルクのブレンド飲料は大胆な一手を打つ
●Not Guiltyはbetter-for-youのスイートスポットであるレジ横を狙う
●米国人の最重要リストの上位は、たんぱく質、より多くの植物、より少ない糖質
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[今号のハイライト]
ビーガンチーズへの投資はより大きな戦略の先触れか?
全世界の乳製品製造加工業者トップ10 のうちの 1 社が、高利益を上げている英国のビーガンチーズ
メーカーを取得した。同社による取得の目的は、ビーガン向けチーズ代替品のリーダーになるという
野望の一助として、その技術を北米、オーストリア他でも利用するためである。
(会員向けニューズレター「NNBマガジン2021年7月号」日本語要約版より抜粋)
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「NNB(New Nutrition Business)」とは、食品・栄養・健康の分野で読者の75%が企業の経営トップである、英国発信の業界専門誌です。
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