本日配信のGNGニューズレターでは、冒頭の巻頭言にて、“10 Key Trends in Food, Nutrition & Health”2024年版より、新しく取り上げられたトレンド「血糖値フレンドリー」についてポイントを解説しています。
国内ニュースからは、膣内と腸内環境をW(ダブル)でケアするサプリメント 「ルナリズム Wフローラ」新発売、「フードリテラシー」と食事の質との関連 :オンライン質問票調査、98%の日本人が「ビタミンD不足」に該当 、などといった話題を取り上げています。
この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。
こんにちは、GNG武田です。
New Nutrition Business(NNB)が毎年発表する“10 Key Trends in Food, Nutrition & Health”ですが、2024年版には、
Key Trend 6:血糖値フレンドリーの台頭
Key Trend 9:ホルモンヘルスの台頭
の2つのトレンドが新しく取り上げられました。
血糖値フレンドリー:これは糖尿病というよりも、より良い健康のために血糖値の管理を考える消費者が増えているということである。最先端のトレンドであり、消費者の関心も高まっている。乳製品からスナック、シリアルに至るまで、多くのカテゴリーや原材料が、タンパク質、健康的な脂肪、より優れた甘味料など、この消費者の新たな関心に応えることができる。
ホルモンヘルス:ここでは、女性のホルモンの健康に焦点を当てる。ホルモンの変動やアンバランスにより、しばしば衰弱を招く症状に対処しようとする女性によって、すでにかなりの量の食品が購入されている。ホルモンの健康は、人口の半数にとって重要な問題である。それは他の多くの重要なトレンドと関連している。そして、このベネフィットで成功することは、ラベルにヘルスクレームをすることではない。
とNNBは解説しています。
前号では、この中から「ホルモンヘルスの台頭」を取り上げ、ポイントを解説しました。今号では、「血糖値フレンドリーの台頭」をポイント解説します。
「血糖値フレンドリー」は、糖尿病予防を目的とするのではなく、ウエイトウェルネス、代謝の改善、ホルモンの健康、さらにはムード&マインドの向上など、複数の健康ベネフィットがあります。ここに、機能性表示食品の新しい可能性があるのではないかと思います。食後血糖値の上昇抑制の機能を持つ機能性関与成分は数多くあります。それらを、エンドポイントを変えることで、新しいヘルスベネフィットを伝えることが出来るのではないでしょうか。
「血糖値フレンドリー」「ホルモンヘルス」共に、トレンド入りした要因はSNSとアプリによるところが大きいようです。
武田 猛
GNGニューズレター(国内情報) 2024年3月1日 トピックス
<国内ニュース(要約)>
NEW PRODUCTS 新商品
●体重・お腹の脂肪減少をサポート、新発想の機能性表示コーヒー
●膣内と腸内環境をW(ダブル)でケアするサプリメント 「ルナリズム Wフローラ」新発売
●「からだすこやか茶W」が史上初のトリプルトクホに
●酢酸由来で3つの健康機能の調味酢、「いいこと酢®」新発売
MARKET NEWS マーケット
●AIが10秒で瞳の健康をチェック、「スマイル角膜チェッカー」サービス開始
●【腸の健康に関する調査】腸の不調を感じる人は4割弱、女性10~40代では各5割強
●フジッコが食事の選び方に関する実態調査を実施
●料理に関する調査(2024年)
●「フードリテラシー」と食事の質との関連 :オンライン質問票調査
COMPANY NEWS 企業情報
●サステナブルな食品の開発と普及を目指し、「株式会社フードテックワン」設立
SCIENCE NEWS サイエンス
●98%の日本人が「ビタミンD不足」に該当
●5-ALAリン酸塩の摂取によって高強度運動時の抗酸化能が向上
●野菜・大豆製品・果物が少ない食事の高齢者は不眠症状の割合が1.3倍高い
●コラーゲンペプチド・コンドロイチン硫酸・ヒアルロン酸含有食品の摂取によるひざの違和感を軽減・歩行機能を改善する2つの効果を確認
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[今号のハイライト]
「フードリテラシー」と食事の質との関連 :オンライン質問票調査
[原文:The University of Tokyo]
東京大学大学院医学系研究科社会予防疫学分野の村上健太郎教授、同研究科栄養疫学・行動栄養学講座の篠崎奈々特任助教、同研究科医療コミュニケーション学分野の奥原剛准教授らの研究グループは、20~79歳の日本人5998人を対象としたオンライン質問票調査を行ない、適切に食品を摂取するために必要とされる総合的な資質の指標である「フードリテラシー」が高い人ほど、1日全体の食事の質、朝食の質、昼食の質および夕食の質が高いことを明らかにした。同研究は、一般の人々を対象としてフードリテラシーと食事の質との関連を包括的かつ網羅的に検討した世界で初めての研究である。
参加者の平均年齢は46.8歳(標準偏差:15.1)であった。フードリテラシースコアの平均値は3.18(標準偏差:0.43)。食事の質スコアの平均値は、1日全体では50.4(標準偏差:7.5)、朝食では41.8(標準偏差:16.3)、昼食では43.2(標準偏差:11.2)、夕食では52.6(標準偏差:8.9)であった。
フードリテラシースコアをもとに参加者を4群に分け、下位25%(1499人)と比べたときの食事の質スコアの差を調査したところ、性や年齢、教育歴など、食事の質と関連することが先行研究で明らかになっている因子を統計学的に調整すると、フードリテラシーと食事の質との間に統計学的に有意な正の関連が見られた。すなわち、フードリテラシーが高い人ほど、1日全体の食事の質、朝食の質、昼食の質および夕食の質が高いことが明らかになった。
(会員向けニューズレター「GNGニューズレター2024年3月1日号」より抜粋)
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