米国からご挨拶をさせて頂いています。
現地時間11月14日、15日にSupply Side Westが開催され、参加して来ました。
今年は出展者、来場者共に大幅に増えた様子が、現場に来てすぐにわかりました。
業界関係者に聞いても、オーガニック・自然食品を中心にニュートリション市場は堅調に成長しているようです。
今回の訪米の目的の一つは、Loren Israelsen氏と面談をし、意見交換をする事でした。
LorenさんはUNPA(United Natural Products Alliance)のPresidentを務められていますが、DSHEA制定の影の立て役者です。
DSHEA原案を作成したのはUNPAですが、その中心人物がLorenさんです。
1994年前後のお話しから、この20年の変遷について、いろいろとお聞かせ頂きました。
日本の新機能性表示制度のお話をすると、「信じられない」と文字通り腰を抜かされていました。
日本の保守的な行政のことをよく御存じのLorenさんは、「何故、この様な事が起きたのか?」と大変不思議がっておられました。
更に、日本の新制度にはダイエタリーサプリメントという概念はなく、全ての加工食品及び農林水産物が対象である事をお話しすると、「本当に実現できるのか?」と大変心配されていました。
特に、短い期間で結論を出す事を求められているので、安全性などの規制が強化され、DSHEAの本質であるEducationの部分が骨抜きにされる事を懸念する、とおっしゃっていました。
そうならないよう、私たちは米国制度を徹底的に研究し、その良い点悪い点をしっかりと理解をし、新制度に反映されるよう、行政と対話をするしかありません。
行政と対等に議論が出来るように、私たちは勉強する事が必要です。
何故閣議決定に「米国のダイエタリーサプリメントの表示制度を参考に」と書かれているのか、その原点を見失ってはなりません。
残された時間はあまりに少ないです。
Lorenさんとの面談後、米国弁護士とも意見交換をしました。更に明日からNew Hope社を訪問し、業界キーマン、元FDAの方とも意見交換をする予定です。
これらの内容は、2013年SSWベーシックレポートにまとめる予定ですので、今しばらくお待ちください。
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■GNGニューズレター 2013年11月18日号トピック
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●北海道乳業、小林製薬とコラボの「イージーファイバーヨーグルト」を期間限定発売
●キリンビバレッジ、独自乳酸菌配合飲料「からだまもるみず。プラズマ乳酸菌の水」など3品を発売
●ファンケル、「バランス吸収型クルクミン」配合し、2商品リニューアル発売
●アークレイ、はっさく果実由来の成分を高濃度に含む機能性食品素材を発売
など