GNGでは、会員向けに世界各国の健康・食・栄養に関するニュースをセレクトし、日本語に要約したものを月に2回、ニューズレター「GNGグローバルニュース」として配信しています。
グローバルニュートリション研究会の会員企業の皆様は、会員ページで最新記事から過去10数年分のバックナンバーまですべての記事を読むことができます。
先週、会員企業様向けにNatural Products Expo West2019の
報告会を行いました。
報告会でもお話ししましたが、2017年の様子とは大きく異なって
いました。近年、トレンドの動きは早く、広範囲に影響を与える
ようになっているように感じました。
Natural Products Expo West 2019ベーシックレポートをまだ
お読みでない方は是非ご一読ください。
このレポートは、入社1か月経たない内に米国出張、レポート
作成という無茶ぶりをされた弊社スタッフ和泉の渾身の力作
です。報告会もこのレポートをベースに行いました。
その中でもひときわ目立っていたのがCBD(カンナビジオール)
の台頭でした。出席者の方もCBDへの関心が高かったようです。
そのCBDですが、早速、米国では動きが活発化しています。
業界団体の米ハーブ商品協会(AHPA)は、ヘンプおよびヘンプ由来
CBD含有食品、サプリメント商品に対するガイダンス方針を発表しま
した。FDAは「サプリメントおよび食品成分としての使用は合法では
ない」というスタンスで、現在規制案を作成中です。
既に多くの商品が市場に出回ってしまっていますので、その対応に
追われています。
一方で、消費者の約40%がCBD商品に大きな関心を寄せている
ことが、消費者調査の結果、明らかになりました。
しかし、違法表示を行う企業に対して、FDAが警告状を送るという
好ましくない状況でもあります。
日本でもCBD商品を見かけるようになりましたが、米国など、海外
の動向に注意を向ける必要があります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■4月25日号トピックス
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●差別化が飽和状態のCBD市場から抜け出すコツ
●AHPA、CBD関連商品をめぐるガイダンス方針を発表
●米消費者の約40%がCBD関連商品に大きな関心
●植物性タンパク質と食肉の混合「ハイブリッド」が話題
●多くの消費者は食品の栄養、健康表示の識別ができない-欧州調査
●Matok V’Kal Ltd、プロテインのホットドリンク「Fit4style Protein Cup」を新発売
●プロバイオティクス含有発酵乳製品が腸内の善玉細菌を増加する可能性
●プロバイオティクス摂取は気分、睡眠の質改善に有望
●ケトダイエットは男性の脂肪燃焼に有効である可能性
●マメ科植物摂取を増加、腸機能を改善して世界の栄養不良を解消
●Nestle社、イノベーション活動を加速する部門、Nestle R&D Acceleratorを設立
●FDA、違法表示を行うCBD関連商品販売会社3社に警告状を送付
●FDA、CBD商品違法表示で3社に警告状送付
●FDA、サプリメント産業がNDIN遵守の促進対策を模索
●DSHEA近代化の下、FDA、3度目のNDIガイダンス案を作成
グローバルニュートリション研究会の会員企業の皆様は、会員ページで最新記事から過去10数年分のバックナンバーまですべての記事を読むことができます。
※ グローバルニュートリション研究会とは?
世界中のニュートリションに関する情報の洪水の中から価値ある情報を厳選し、タイムリーに提供する、日本で唯一のサービスです。
単なる情報ではなく、これまで、弊社が関わった600以上のプロジェクトから得た経験や知見もお伝えしています。
【GNGグローバルニュース」について】
各国メディアより、GNGが抜粋した海外、アジア太平洋地域の最新の新製品、R&D、法規制、市場情報を隔週PDFでお届けします(隔週配信)
ご多忙の皆様が、業界動向を短時間で把握できますよう、お役に立てることができましたら幸甚です。
最新記事 by 武田 猛(たけだ たけし) (全て見る)
- 機能性表示食品の届出制度変更、ポイント解説|ウェルネスフード・ワールド第116回 - 2024年10月21日
- サプリメントの定義、存在意義は?|ウェルネスフード・ワールド第115回 - 2024年7月22日
- Nestléの成長戦略|ウェルネスフード・ワールド第114回 - 2024年6月20日