機能性表示食品制度がスタートして、間もなく丸2年が経ちます。
届出件数も733件となり(3月1日日時点)、どんどん商品数も増えています。
ところが、同じように機能性が表示できるようになったにも関わらず、その業績には明暗が出ているようです。
全てとは言えませんが、比較的通販企業に好調な商品が多いようです。
この背景には、やはりコミュニケーションの巧拙があると思われます。
トクホでもそうだったように、機能性表示食品においても、機能性表示が出来るようになったからといって、直ちに売れる訳ではありません。
このような中、日経BP社から「ヒットを育てる!食品の機能性マーケティング」という本を共著で上梓することになりました。
「機能性食品のマーケティング」ではなく「食品の機能性マーケティング」となっているのがポイントです。
㈱インテ―グレートの藤田さん、日経BP社の西沢さんとの共著であり、セブン&アイ、ローソンさんへのインタビュー、スーパー大麦BARLEYmaxで新規参入された帝人さんや、ラクトフェリンやプロバイオティクスでご活躍の森永乳業さんのケーススタディなど、素晴らしい内容になっています。
4月11日には、藤田さん、西沢さんとご一緒させて頂き、出版セミナーも開催予定です。
詳細が決まり次第、ご案内させて頂きます。
機能性表示食品や健康食品のマーケティング戦略立案のお役に立つと思います。
今号では、健康食品(サプリメント、機能性食品)の歴史を振り返ってみました。
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●ファンケル子会社、機能性表示食品「グリーンケールスムージー」を発売
●アサヒグループ食品、機能性表示食品の味噌汁5種類を発売
●キッコーマン食品、「キッコーマン いつでも新鮮 えんどうまめしょうゆ」を発売
●コカ・コーラシステム、機能性表示食品「カナダドライ ジンジャーエール プラス」を発売
●ミニストップ、セサミン配合の「MINISTOP CAFE 黒ごま はちみつオレ」を発売
●大塚製薬、アスリートのためのコンディショニング栄養食「ボディメンテ ゼリー」を発売
●菊水、乳酸菌を配合した「シーザードレッシングのラーメンサラダ」を発売
●不二家、食物繊維入りの「カントリーマアムプラス食物繊維」シリーズを発売
●森永乳業、ミルクの研究から見出した独自素材を配合した「森永乳業のサプリメント」シリーズを発売
●ネスレ日本、アルギニン・EPA 飲料「インパクト 125ml」を発売
●ハウス食品グループ本社、子会社の壱番屋が中国法人1社と台湾法人1社を子会社化
●消費者庁、トクホ商品を10件再許可
など