GNGニューズレター5月18日号:消費者庁、「機能性表示食品」の届出情報公開-現時点で12社21品、ほか

機能性表示食品制度がスタートして1カ月半が経ちました。
現在公表されている届出商品は21商品です。
機能性表示食品について色々と報道されています。
当初は好意的な報道も多かったと思いますが、最近では否定的な報道も出始めました。
ドラッカーは「消費者運動はマーケティングの恥である」と『マネジメント』の中で述べています。
また、「自らが社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題について貢献する」ことをマネジメントの役割の一つに取り上げています。
ここでいう「影響」とは「悪い影響」も含みます。
「悪い影響」を処理することなしに社会に受け入れられることはありません。
機能性表示食品制度が社会に受け入れられるか否かは、全て我々業界サイドの姿勢次第だと思います。
「消費者運動が企業に要求しているものがマーケティングである」
これもドラッカーの言葉ですが、今一度、機能性表示食品制度の導入が検討された背景、検討会で議論された内容を振り返り、機能性表示食品制度の根本的な精神を確認する事が必要だと思います。
第1回検討会で消費者庁が提示した資料に書かれていたことに、私は感銘を受けました。
「消費者の誤認を招かない、自主的かつ合理的な商品選択に資する表示制度」

今号では届出された21商品の内、サプリメント形状の加工食品18商品が表示対象としている6つのヘルスベネフィット市場について、機能性表示食品が参入する事でどの様な変化が生じるのか、限られた情報に基づいてではありますが、洞察してみました。
また、機能性表示食品制度導入により、これまでと商品開発の考え方、進め方を変える必要性もはっきりしましたので、簡単に整理してみました。
 
機能性表示食品制度がスムーズにスタートし、社会から歓迎して受け入れられる事を願ってやみません。

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■GNGニューズレター 2015年5月18日号トピック
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●キリン、機能性表示食品「食事の生茶」、「パーフェクトフリー」2品発売
●ファンケル、機能性表示食品「えんきん」、「健脂サポート」2品発売
●森下仁丹、「ヘルスエイド」より機能性表示食品4種類(7商品)発売
●東洋新薬、「バラフ」に肌の潤いを閉じ込めるバリア機能改善作用を確認
●大塚製薬、「賢者の食卓 ダブルサポート」初の海外展開、香港で発売
●オイシックス、高栄養野菜を集めた「きくベジ」のネット販売コーナー新設
●総務省統計局、家計調査(2015年3月)を公表
●消費者庁、「機能性表示食品」の届出情報公開-現時点で12社21品 など

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