遂に機能性表示食品制度が始まります。
2年前の閣議決定の報を聞いたとき、どれだけの人が実現すると確信できていたでしょうか?
また、機能性表示をするための条件のレベル(の世界標準)がこれ程高いことを理解されていた方は少なかったのではないかと思います。
振り返れば、竹中平蔵氏の言う通り、「物事を考える際には、海を越えて川をさかのぼる事が重要である」ことを痛感した2年でした。
そのような状況の中、古き悪しき伝統から決別するためにも、次世代人材の登用の必要性を感じています。
特に、検討会を傍聴した際、その結果を業界新聞での報道内容を読んだ際、業界団体の反応を見た際、「このままでは業界は大
変な事になるのでは」と強い危機感を持ちました。
そのような想いの中、「健康食品ビジネス大全2015」を書きました。
健康食品を取り巻く環境は想像を絶するスピードで変化しています。
このように変化の激しい時代に必要なことは、「自ら考え、決断できる」ことです。
正解のない中で自ら信じる「解」を導きだすには勇気がいります。
自らの判断がぶれないための「軸」が要ります。それらは一朝一夕に身に付くものではありません。
遠回りの様ですが「原理原則」を理解する以外にないと思います。
「健康食品ビジネス大全」には、特に目新しいことは書かれていません。
手っ取り早く使えるノウハウも書かれていません。
その代り健康食品ビジネスを行うために必要な事は全て網羅したつもりです。
これから健康食品ビジネスを始める方を意識して、分かりやすく解説をした内容となっています。
これから健康食品ビジネスを始める、業界の将来を担う方たちに是非読んで頂きたい、そういう想いで執筆しました。
今日から、福岡を皮切りに機能性表示食品制度のセミナーが始まり、私は機能性表示についてお話をさせて頂く事になっています。
https://global-nutrition.smktg.jp/cc/0mMNAS0mjBju16
この機能性表示、考えれば考える程奥が深いな、と思います。
その一部をコメントとしてご紹介させて頂いています。
ヒントはEFSAの「ヘルスクレームの科学的根拠に関する指針」にあると思います。
新しい制度が始まる際には戸惑いや混乱もあると思います。
一喜一憂することなく、冷静に考え行動する事が重要だと思います。
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■GNGニューズレター 2015年4月1日号トピック
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●イオン、「トップバリュ セレクト ギリシャヨーグルト脂肪ゼロ」発売
●サッポロ、トクホのノンアルコールビールテイスト飲料「SAPPORO+」発売
●日清ファルマ、新シリーズ「ビフィサポート」より3品発売
●明治、プリン体に作用する新たなプロバイオティクス乳酸菌「PA-3株」発見
●月桂冠総合研究所、尿酸値を麹菌ペプチドが低減など研究成果発表
●消費者庁、機能性表示食品の届出等に関するガイドライン公表
●消費者庁、「機能○○食品」等の紛らわしい表示に対して25業者に改善要請
など