本日配信のGNGニューズレターでは、冒頭の巻頭言にて、”Consumer food & health attitudes 2025”のサマリー部分を抜粋してご紹介しています。
国内ニュースからは、東洋新薬、「インドマンゴスチン由来ガルシノール」で日本初「お腹の脂肪・BMI低減」訴求の機能性表示食品を届出公表、明治、独自のポイントサービス「明治ポイント」の本格運用を開始、テックドクターとマクロミルが協業開始といった話題を取り上げています。
この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。
こんにちは、GNG武田です。
免疫機能で4つ目の届出が公表されましたね。
プラズマ乳酸菌の届出公表以降、pDCへの作用をメカニズムとした届出が続き、
他の作用機序ではなかなか届出ができなかったこともあり、いつしか「pDC以外は
届出できない」といった風潮が蔓延していました。
これは、制度開始後、「免疫機能は届出できない」と最初から諦めていた時と状況が
似ています。
機能性表示食品は、制度の根幹を外していなければ必ず届出できます。
制度の原理原則、基本的な精神を常に忘れなければ、これからも新しい機能性に
挑戦することは出来ます。
大切なのは、最初に、「届出が可能か?」という問いに、徹底的に検討することです。
後は、最後まであきらめないことです。
新しい機能性でお悩みの会員企業さんは、お気軽にご相談下さい。
今日の午後からNew Nutrition Business10キートレンド連続セミナーを開催します。
2月3日(月) 15:00~16:30 メガトレンド
2月4日(火) 10:30~12:00 キートレンド1、2
2月4日(火) 15:00~16:30 キートレンド3、4、5、6
2月5日(水) 10:30~12:00 キートレンド7、8、9、10
2月5日(水) 15:00~16:30 5か国調査
昨年は4時間のリアルセミナーを開催しましたが、4時間でも時間が足りず、最後は駆け足になってしまいました。
今年はより丁寧に説明できるように、大幅に時間を拡大しました。
そして、多くの方に聞いていただけるようにオンラインにて開催します。
オンラインでは、90分以上は集中力が続かないと思い、「連続セミナー」という形にしました。
また、都合が悪い方も視聴できるように、動画撮影も合わせてします。
更に今年は、10キートレンド考察にも活用されている「5か国調査」の結果もお伝えします。
この調査は、NNBが毎年、米国、英国、オーストラリア、スペイン、ブラジルの5か国の消費者に実施しています。
その結果が、先月、「Consumer food & health attitudes 2025」というレポートとして発売されましたので、その結果を、会員企業さん限定で、無料で公表することにしました。
今号では、セミナーに先駆けて「Consumer food & health attitudes 2025」のサマリー部分を抜粋してご紹介しています。
ご興味を持たれた方は、是非、明後日のセミナーにご参加下さい。
武田 猛
GNGニューズレター(国内情報) 2025年2月3日 トピックス
<国内ニュース(要約)>
NEW PRODUCTS 新商品
●ウエルシア薬局で「くっきりと見る力を改善するルテイン100」新発売
●東洋新薬、「インドマンゴスチン由来ガルシノール」で日本初「お腹の脂肪・BMI低減」訴求の機能性表示食品を届出公表
MARKET NEWS マーケット
●明治、独自のポイントサービス「明治ポイント」の本格運用を開始
SCIENCE NEWS サイエンス
●大正製薬、「タウリンは炎症に伴う免疫細胞へのダメージを軽減する」を発表
●「腸内細菌叢から脳卒中のリスクを予測するスコア」の開発などに関する共同研究を開始
COMPANY NEWS 企業情報
●ニコリオ、酪酸菌配合の「ラクビプレミアム」で日本ガットフレイル会議の認証マークを取得
●テックドクターとマクロミルが協業開始
●キユーピー、タイとインドネシアの新ラインで生産を開始
●自然由来素材の腸内環境への影響評価に関する共同研究を開始
●キリンホールディングス、共同出資したCVCファンドがbitBiome社へ出資
●住友商事、藻類由来DHAの日本向け独占代理店契約をHuvepharma EOODと締結
REGULATORY NEWS 法規制
●添加物「食用赤色3号」米国で食品への使用禁止 消費者庁はQ&A公表
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[今号のハイライト]
住友商事、藻類由来DHAの日本向け独占代理店契約をHuvepharma EOODと締結
住友商事株式会社(以下、住友商事)は、ブルガリアで藻類由来のDHAの製造を行うグローバルアニマルヘルスケア企業Huvepharma EOODと日本向け独占代理店契約を締結した。
DHA(Docosahexaenoic Acid:ドコサヘキサエン酸)は認知機能の向上、生活習慣病予防などの効果が期待される栄養素で、日本では健康意識の高まりからサプリメントなどの健康食品を中心に活用されている。一方で、現在普及しているDHAは魚由来のものが主流のため、魚特有の臭いや、魚の体内に蓄積される重金属などの化学物質の残留が課題となっており、魚の乱獲による価格高騰も予想されている。
藻類由来のDHAは、魚由来と同等の成分を持ちながら、藻類を培養して抽出されるため魚特有の臭いがなく、魚由来のDHAで懸念される化学物質もなく安全性が高いことが特徴である。これにより、ベジタリアンや植物性食品の嗜好者、乳幼児や妊娠・授乳期の女性向け製品への展開もしやすく、幅広い使用用途と環境負荷の少ないサステナブルな素材として期待されている。
住友商事は藻類由来DHAの普及拡大により、安全性の高い食の安定供給を目指すとしている。
(会員向けニューズレター「GNGニューズレター2025年2月3日号」より抜粋)
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