本日配信のGNGニューズレターでは、冒頭の巻頭言にて、New Nutrition Businessから発刊されたFoods for healthy aging: the growth opportunity for the next 20 years(ヘルシーエイジングのための食品:今後20年間の成長機会)という、ヘルシーエイジングにフォーカスしたレポートのはじめの部分を紹介しています。
国内ニュースからは、ウェルナス、独自の食の個別最適化技術で提案する食品の高い訴求力を確認、小林製薬株式会社、紅麹関連製品の使用中止と自主回収を公表、味の素株式会社、献立提案サービス「未来献立®」の提供を開始、株式会社ニコリオ、機能性表示食品「フラボス」に措置命令、などといった話題を取り上げています。
この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。
こんにちは、GNG武田です。
New Nutrition Businessからユニークなレポートが発刊されました。
Foods for healthy aging: the growth opportunity for the next 20 years(ヘルシーエイジングのための食品:今後20年間の成長機会)という、ヘルシーエイジングにフォーカスしたレポートです。日本でも「シニアマーケティング」が注目され始めたのは20年ほど前からだと思います。その後、高齢化が増々進み、シニアも多様化してきました。「シニア」と一言でくくれないことは、皆さんも良くご存じの通りです。
また、一般的に企業のマーケターは30代、40代の方が多いため、自分の親や場合によっては祖父母を相手にするようなマーケティングはなかなか難しいと思います。
このレポートでは5つの成功要素として
1.セグメンテーション
2.ターゲットセグメントへの製品の最適化
3.マーケティングとコミュニケーションの適応
4.最適な販売チャネルを見つける
5.消費者にメリットを感じてもらう(可能であれば)
を紹介しています。
この内、セグメンテーションではシニアを5つにセグメンテーションしています。
・Pre-seniors:40~49歳
・Young seniors:50~59歳
・Middle seniors:60~69歳
・Seniors:70~79歳
・Grand seniors:80歳以上
今号では、このレポートの「はじめに」の部分を紹介します。このレポートは日本でも十分に活用できると思います。近いうちにこのレポートの解説セミナーを開催したいと考えています。
お待たせしました。
GNG創立20周年記念セミナーの詳細が決まりましたのでご案内をさせて頂きます。
米国、欧州から2名の業界エキスパートをお招きします。
United Natural Products Alliance(UNPA) President Loren D. Israelsen 氏
1994年のダイエタリーサプリメント健康教育法(DSHEA)制定においては、業界代表として、法律立案と議会通過に深く関与し、業界発展のための法制度確立に尽力した。
The Centre for Food & Health Studies Ltd. Managing Director Julian Mellentin氏
New Nutrition Businessの創設者であり、食品、飲料、栄養、健康の主要トレンドに関する洞察とコンサルティングを世界中の食品、飲料、素材企業に提供している。
今年は、米国ダイエタリーサプリメント健康教育法(DSHEA)施行30周年を迎えます。機能性表示食品制度以上に多くの課題を抱えているDSHEAが、30年間継続できたのは何故か?機能性表示食品制度が参考に出来ることはないか?
一方、その厳格さ故、企業がヘルスクレームに頼るのをあきらめた感のあるEU。厳格な制度の元、企業はどのようにその制度と向き合い活用してきたのか。規格基準型の声も聞こえ始めた機能性表示食品制度はどのようなビジョンを描けばよいのか?
更に、先月発覚した機能性表示食品における大規模かつ深刻な健康被害により、信用を失いつつある機能性表示制度を立ち直らせるために取り組むべきことは何か?欧米から経験豊富な業界キーマンを招き各制度の歴史や課題をお話しいただきます。
このような試みは世界的にも注目されると思います。そして、世界的に著名なお二方が同時に東京に集うことも、これが最初で最後だと思います。
武田 猛
【GNG創立20周年記念セミナー】のお知らせ
Functional Food and Ingredient Claims Regulations:Lessons Learned from the US and European Systems
~転換期における機能性表示食品制度:米国と欧州から何を学べるか~(仮)
【日時】
2024年5月24日(金)
9時30分~16時30分(9時15分より受付開始)
【会場】
ステーションコンファレンス池袋12階 Room1
東京都豊島区西池袋1-11-1 メトロポリタンプラザビル
【プログラム】
9:15~9:30 受付
9:30~10:00 機能性表示食品の現状と課題(仮)武田 猛
10:00~12:00 A beam of sunlight from behind the clouds:How companies have created opportunity under Europe’s restrictive claims system
~雲の向こうから差し込む一筋の光:欧州の制限的なクレーム制度の下、企業はいかにしてチャンスを生み出したか~(仮) Julian Mellentin氏
12:00~13:00 休憩
13:00~15:00 Dietary Supplement Health Claims in the US:The Success of DSHEA Structure Function Claims – What Comes Next?
~米国におけるダイエタリーサプリメントのヘルスクレーム:DSHEA構造/機能強調表示の成功-次にくるものは?~(仮) Loren Israelsen氏
15:00~15:30 日米欧の制度比較、歴史からのヒント(仮)武田 猛
15:30~16:30 パネルディスカッション
※逐次通訳、日本語テキスト付
【定員】
50名
【参加費用】
一般 66,000円(税込)/1名
GNG研究会会員 22,000円(税込)/1名
*GNG研究会会員企業様は1名ご招待させて頂きます。窓口ご担当者様へ本日招待状を発送いたします。返信用はがきにてお手数ですが出席のご都合をお知らせください。
【申込開始】
2024年4月8日(月) ※お申込み開始のメールをさせていただきます。
【申込締切】
2024年5月17日(金)
GNGニューズレター(国内情報) 2024年4月1日 トピックス
<国内ニュース(要約)>
NEW PRODUCTS 新商品
●「キリン iMUSE 免疫ケア+マルチビタミン8種」をリニューアル発売
●ハーフサイズで手軽に健康ケア、生活習慣サポート系とダイエット対策系の2種で展開
●GABAによる4つの機能性が認められた「ベルタエクリズム」発売
●内臓脂肪減少と体脂肪減少のダブルヘルスクレーム「Wの機能がおいしい黒酢」
MARKET NEWS マーケット
●ウェルナス、独自の食の個別最適化技術で提案する食品の高い訴求力を確認
●2024年 健康意識調査
COMPANY NEWS 企業情報
●「Cykinsoデータ分譲サービス」腸内細菌叢データによるビジネス支援を推進
●味の素株式会社、献立提案サービス「未来献立®」の提供を開始
●ビフィズス菌3菌株の組合せがブラジル「ANVISA」より使用承認を取得
●小林製薬株式会社、紅麹関連製品の使用中止と自主回収を公表
SCIENCE NEWS サイエンス
●日清食品グループと慶應義塾大学 医学部のWell-beingに関する共同研究
REGULATORY NEWS 法規制
●No.1表示、特商法違反で初の処分
●株式会社ニコリオ、機能性表示食品「フラボス」に措置命令
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[今号のハイライト]
味の素株式会社、献立提案サービス「未来献立®」の提供を開始
[原文:AJINOMOTO CO., INC.]
味の素株式会社は、2024年3月25日(月)より、同社が開発した栄養素プロファイリングシステム「JANPS®(Japan Nutrient Profiling System)」を活用した、好きなメニューを楽しみながら栄養バランスの整った献立を提案することが可能となるWEBサービス「未来献立®」の提供を開始した。同社が2021年に実施した食実態に関する生活者調査では、共働きで子育てする主婦の中で、悩んでいる人が最も多い家事が献立づくりであることがわかった。
調査結果からは、それぞれの家庭にある食材や家族の好み・調理の簡便性・栄養バランスなど、多岐にわたる要素を考慮しなければならず、中でも栄養バランスにおいては、自身で考える献立の栄養素についての自信のなさや、家族の好みや健康状態に合わせてマンネリ感がない組み合わせへの工夫の難しさなどが伺えた。 こうした実態を受け、栄養バランスを整える考え方として「ツジツマをあわせるという考え方」を提案し、献立検討の悩みの低減をサポートすべく、同社はこの度「未来献立®」を立ち上げた。
同サービス内では、食材条件に合わせて「JANPS®」に基づいた、栄養バランスが考慮された「ゴールデン献立」を最大8日分作成することが可能となることで、献立づくりのストレス軽減につながる。また、外食などで食事の栄養バランスに偏りを感じた場合には、その食事内容を入力すると、「ツジツマあわせ」を実現するための翌日の献立が提案されるため、栄養バランスにとらわれ過ぎず、好きな食事を楽しむことが可能である。
同社はこのサービスを通じて、単品メニュー単位のレシピ提案に加えて、献立単位の提案力を強化することで、生活者の健康とWell-beingの実現へのさらなる貢献を目指す。
(会員向けニューズレター「GNGニューズレター2024年4月1日号」より抜粋)
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