GNGニューズレター9月16日号:消費者庁、機能性表示食品(生鮮食品)の届出を初めて受理、ほか

9月8日に、生鮮品初の機能性表示食品が受理されました。
機能性表示の範囲が生鮮品にまで及ぶのは世界の中でも機能性表示食品制度のみであり、今後の展開が期待されます。
一方で、機能性表示の活用について、ビジネスの視点からやや疑問に思う点もあります。
まずはその素材と機能性表示の内容との親和性です。
ニューズレターの中でご紹介している「ヘルスベネフィットプラットフォーム」では「消費者の視点から考えて、この素材・成分にこのベネフィットは適当(信頼できる)か?」という重要なチェック項目があります。
9月8日に受理された温州ミカンと大豆もやしについて、この視点で考えてみると「?」が付くのでは?とも思います
また、ヘルスベネフィットを決定する際に考慮するポイントの一つに「ターゲットとなるコンシューマーのセグメントの規模は?ブランドの将来的な推定規模は?」という項目についても「?」が付くのではないでしょうか。

今号では、今や欧米、アジアの食品市場において最大のトレンドとなっている「ナチュラルヘルシー」について、2009年以降のキーワードを整理し、強力なマーケティングツールである「ヘルスベネフィットプラットフォーム」を今一度ご紹介しています。

最新の米国ニュートリション市場のトレンドは「ファンクションからナチュラルへ」と大きく変化しいています。
そして、マーケティングの主眼も「表示ではなくストーリー」に置かれています。
ここでいうストーリーとは、単なる物語ではなく、サイエンスに基づいた消費者ベネフィットをわかりやすくシンプルに伝える情報すべてのことを言います。
近年の欧米における成功事例の共通点は、すべてここに落ち着きます。

日本では本格的な機能性表示制度はまだスタートしたばかりですが、先行している欧米における成功事例から得られる教訓は少なくないと思います。

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■GNGニューズレター 2015年9月16日号トピック
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●明治、そのまま飲めるプロテイン「ザバス アミノパワープロテイン」発売
●森永乳業「GO-UP高たんぱく質飲料」「GO-UP高たんぱく質ヨーグルト」発売
●ファンケルヘルスサイエンス、「年代別サプリメントシリーズ」全8種類発売
●資生堂、サプリメント「ベネフィーク ビューティーブースター」を発売
●カゴメ、野菜・果実ミックスジュース摂取β-カロテンを効率的に吸収
●厚生労働省、「健康な食事」制度がスタート
●消費者庁、機能性表示食品(生鮮食品)の届出を初めて受理
など

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