GLP-1イノベーションを牽引する原料トレンド、ほか|GNGグローバルニュース2026年1月22日号





 

こんにちは、GNGの市野です。

日々情報を追っている方ほど、「これは後で効いてくるかもしれない」と感じる海外の動きが、
今号にもいくつか見えてきました。

例えば、「たんぱく質」が量や含有率ではなく、血糖値や代謝との関係性で再設計され始めていること、
腸内環境をめぐる議論が、菌そのものから機能やデータの取り扱いへと広がりつつあること、
さらに、体重管理分野で注目されるGLP-1関連の動きを背景に、栄養・サービス・製品の役割分担が揺れ始めていることなど、
市場の空気が少しずつ更新されていることを感じさせる話題が並びます。

こうした動きを象徴する記事としては、次のようなものがあります。

・腸の健康の新素材として注目される「バインディングプロテイン」
腸の健康は「菌をどう増やすか」という前提で語られてきましたが、
腸内で“何と結合させるか”という発想が静かに入り込み始めています。

・低GI・高たんぱくサプリメントが糖尿病患者の食後血糖値上昇を抑える可能性
血糖値対策は糖質制限や食物繊維という整理が一般的でしたが、「たんぱく質の設計」が食後血糖値に影響する可能性が示されています。

・AI搭載ウェルネスアドバイザーはパーソナライズドニュートリションの未来となるか
個別化という言葉は定着していますが、「判断するのは人か、システムか」という点はまだ定まっていません。
AIが栄養判断に関与し始めたとき、製品やブランドの役割はどう変わるのでしょうか。

このほかにも、GLP-1をめぐる原料・製品動向、口腔マイクロバイオームへの関心の高まりなど、
全体を通して読むことで、個別の動きを俯瞰し、それぞれの立場で判断する際の視点を整理する一助となれば幸いです。

 

この記事について

GNGでは、会員向けに世界各国の健康・食・栄養に関するニュースをセレクトし、日本語に要約したものを月に4回、ニューズレター「GNGグローバルニュース」として配信しています。

この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。

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■GNGグローバルニュース 2026年1月22日号 トピックス

Market News
●消費者調査:マルチビタミン・ミネラルは免疫・代謝・全体的健康へのベネフィットがあると認識

Products & technology News
●腸の健康の新素材として注目される「バインディングプロテイン」
●プロバイオティクスブランドが口腔マイクロバイオームを重視したオーラルケアに挑戦
●AI搭載のウェルネスアドバイザーは「パーソナライズドニュートリション」の未来となるか
●GLP-1イノベーションを牽引する原料トレンド
●小腸の微生物データ取得を可能にする「飲み込むカプセル」技術を Microvitality社 が公開

Science News
●低GI・高たんぱくサプリメントが糖尿病患者の食後血糖値上昇抑制の効果が期待される
●植物エキスが GLP-1 を高め、体重・脂質改善に寄与する可能性
●低食物繊維食と子どもの不健康な血中脂質の関連を示唆
●レスベラトロール補給が「肌のエイジングサイン」改善に寄与か

Company News
●Beyond社 が機能性プロテイン飲料「Beyond Immerse」を投入

[今号のハイライト]

GLP-1イノベーションを牽引する原料トレンド|GNGグローバルニュース2026年1月22日号

 2026年の食品・飲料イノベーションでは、GLP-1減量薬の普及を背景に、満腹感や栄養素密度を高める原料が注目されている。
食品原料メーカーやブランドは、GLP-1ユーザーの栄養ニーズに応えるため、以下のような成分トレンドに着目していると指摘される。
まず、たんぱく質は満腹感を促進し、筋肉量の維持や血糖値コントロールのサポートに寄与するため、製品設計の中心的な役割を果たす可能性がある。これにより、プロテイン強化飲料やスナック類の需要が高まると見込まれている。
また、食物繊維の重要性が増している。食物繊維は腸内環境を整えるだけでなく、満腹感の持続にも寄与し、GLP-1ユーザーや健康志向の消費者に対して価値を提供する素材として評価されている。これにより、シリアル、バー、パン、スナックなど様々な製品カテゴリーで高食物繊維原料への関心が高まっている。
さらに、低糖質・無添加糖製品や低カロリー甘味料の活用もトレンドになっている。GLP-1ユーザーは摂取カロリーや血糖値の変動に敏感な傾向があるため、砂糖を抑えつつ、美味しさを維持する技術や原料への注目が強まっている。
これらの原料トレンドは、GLP-1減量薬を使う人だけでなく「栄養素密度の高い食事を求める一般消費者」にも訴求し、市場全体の食品・飲料の設計や商品戦略に影響を与えると考えられている。
出典
FoodNavigator(2026年1月15日)
https://www.foodnavigator.com/Article/2026/01/15/glp-1-ingredient-trends-for-food-innovation/?utm_source=newsletter_daily&utm_medium=email&utm_campaign=15-Jan-2026&cid=DM1253645&bid=887584725
 (会員向けニューズレター「GNGグローバルニュース2026年1月22日号」より抜粋)

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