COVID-19に対する乳幼児保護のための母乳の共同研究、ほか|GNGグローバルニュース2020年4月13日号

日本でもついに4/7に緊急事態宣言が出され、テレワーク中でご自宅でお読みの方も少なくないのではないでしょうか?

会員企業の方からは「(ニューズレターを)かえってじっくり読めています」といったお声もいただいています。

GNGも今週から完全テレワーク体制に突入しました。

私事で恐縮ですが、ついに保育園も休園となり、在宅で3人の子どもたちをみながらこのメールを書いています。

「お腹すいた~」などと頻繁に声をかけられながら仕事をするのはなかなか工夫が要りますが、日を増して集中力は鍛えられていくような気がします。

家で仕事をすることで得られること

この緊急下、こうして長期にわたってオフィスでなく家で仕事をするようになると、企業人としての視点と一消費者としての感覚の境目が否応なしに薄らいでいくように感じられます。

つまり、家で仕事をすることで、外で仕事にどっぷりとつかっているとだんだん見えなくなっていく一般の人々の感覚を取り戻す、またとない機会になるような気がしました。

今できることを全力で

今回のグローバルニュースには、COVID-19に対する母乳の安全性と予防効果ついての研究が取り上げられています。

また、COVID-19の混乱した状況下で自由に外出づらい人々に栄養価の高い健康的な食事を届けるレストラン2社のニュースも含まれています。

企業は雇用を守り、需要に応えることでこの困難な局面を乗り越えようと世界中で奮闘しています。

アカデミア、業界団体等も最新情報を更新し続けています。

先のみえない状況ですが、私たちも今できることを精一杯やっていきたいと思います。

(株)グローバルニュートリショングループ 本崎 祐子

追伸:

同僚が「コロナ疲れ」を吹き飛ばす、面白動画を教えてくれました。

UNPAやNew Hopeのエグゼクも出演するパロディ動画をスタッフブログでご紹介していますので、ぜひ気晴らしにご覧ください。

【笑いで免疫アップ】長期化するテレワークに息抜きを!

この記事について

GNGでは、会員向けに世界各国の健康・食・栄養に関するニュースをセレクトし、日本語に要約したものを月に2回、ニューズレター「GNGグローバルニュース」として配信しています。

本日配信したグローバルニュースでは、COVID-19に対する乳幼児保護のための母乳の共同研究、100%プラントベースレストラン経営のFruitive社、栄養価の高い食事キットと配達サービスを提供など14記事を取り上げています。

この記事では、その会員向けニューズレターの一部を抜粋してご紹介させていただきます。

■GNGグローバルニュース 2020年4月13日号 トピックス

●米国栄養士会はナショナル栄養月間でバランスの良い食事と定期的な運動を呼びかける
●パーソナライズドニュートリションとマインドフルネス市場が急成長、ヘルシーエイジングを求める消費者ニーズに合致
●Coolhaus社、Allegro Coffee社とコラボし東アフリカのコーヒーフレーバーを新発売
●2種類の塩で加工した肉に嗜好が集中、低塩加工肉のおいしさ実験
●ニュージーランド産松樹皮エキスが健康な人の血糖値に有益な影響をもたらす可能性
●COVID-19に対する乳幼児保護のための母乳の共同研究
●100%プラントベースレストラン経営のFruitive社、栄養価の高い食事キットと配達サービスを提供
●Nature’s Fynd社、間欠泉生息微生物由来の新規たんぱく質商品化で8,000万ドル調達
●スウェーデンのProbi社、Viva5 Group社とのジョイントベンチャー「VivaPro」でプロバイオティクス商品の研究開発を促進
●サンフランシスコを象徴するレストランSamovarが外出自粛顧客向け定額制宅配ミールサービスを開始
●CBDの流行に影響を与えた米国コロラド州の少女、COVID-19が疑われる病気により死亡
●CRN、AHPAが健康食品産業向けにCOVID-19関連情報をサイトで継続的に更新
●シンガポール、韓国などアジア各国で食品・健康食品関連に新しい規制
●米国栄養士会(AND)、COVID-19関連情報をホームページ内で提供

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[今号のハイライト]
COVID-19に対する乳幼児保護のための母乳の共同研究

[2020/3/26] [nutritioninsight.com]

COVID-19に対する母乳の安全性と予防効果について、カリフォルニア大学サンディエゴ校とLarsson-Rosenquist家族財団(FLRF)が研究を進めている。FLRFは10万スイスフラン(10万2千ドル)をこの研究に寄付した。「母乳は下痢や肺感染症からの乳幼児の保護に役立つ特性をもつ。他の母乳研究所と協力してCOVID-19に乳幼児を保護する抗ウイルス特性があるか判断し、ウイルスの媒体にならないようにする必要がある」とサンディエゴ校の主任研究員兼Larsson-Rosenquist母乳乳児先端研究センター(LRF MOMI CORE)理事長のLars Bode博士は話す。LRF MOMI COREの研究者はHIV研究者と協力し、異なるウイルスの過去の経験に学び洞察を行う。また資金を緊急に要求しており、寄付は科学者が重要データを生成し世界保健機関のガイダンスを完成させる事に役立つ。母乳は未熟児の心臓病の予防に役立つことが判明しており、ヒトミルクオリゴ糖(HMO)の乳幼児および成人への消化器系の研究も行われている。 Cardax社はCOVID-19の治療目的のアスタキサンチンの共同開発を模索しており、アスタキサンチンは免疫を増強し激しい炎症反応を軽減する可能性があると述べている。オーストラリアのMarinova社はCOVID-19に対するフコイダンの効果を以前に調査したことを強調した。

(会員向けニューズレター「GNGグローバルニュース2020年4月13日号」より抜粋)

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