GNGニューズレター 2018年新年特別号

毎年、年末になると翌年の予測の特集が組まれます。
私は毎年、「日経ビジネス」、「東洋経済」、「ダイヤモンド」の3誌をまとめて読んでいます。
2018年の予測では、各誌とも機能性食品(機能性表示食品)について触れていますが、いずれも浅い内容でした。
ビジネス誌からはあまり期待されていないように思いました。

『マッキンゼーが予測する未来』(ダイヤモンド社)では「破壊的な力を持つ四つの根本的なトレンド」について述べられていますが、その一つとして「地球規模の老化」が取り上げられています。
『東京オリンピック後の日本経済』(小学館)では「「東京五輪後」の日本経済は、これまでの人類が経験したことのない、未知の世界へと突入していきます。」と述べられています。
この本でも少子高齢化が進み、政府が巨額の債務を抱える中では、社会保障費は削減される方向に進まざるを得ない、年金だけで豊かな生活を実現することは難しくなり「自助努力」が求められる、と述べています。
どちらの本も、長く元気で働く社会にならざるを得ない、その為には、健康に留意して、できるだけ長く働くことが求められる、と予測しています。

『10年後の日本』(東洋経済新報社)では、日本は「業界再編時代」に入ったと述べられています。
業界再編を避けられない三つの理由の一つに「人口減少を乗り越える必要性」として挙げられています。企業は「成長するパイ」ではなく、「縮小するパイ」を奪い合う、厳しい経営環境の下で業績を伸ばす必要がある、ということです。

人口減少という避けることのできない状況の中、健康食品市場はどうなっていくのか、昨年9月に実施された㈱インテージの消費者調査結果を基に考察してみました(昨年11月20日にレポート発刊済)。
健康食品市場の未来は決して暗くはありません。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

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