第2回「機能性表示食品制度における機能性関与成分の取扱い等に関する検討会」を傍聴してきましたが、議論が噛み合っていない、という印象を強く受けました。
その原因はいくつかあると思いますが、議論に用いられている「食品の三次機能」という言葉と、求められる科学的根拠のレベル感に対するギャップが大きな原因ではないかと思います。
また、機能性表示食品の現状に対する不信感や不満を持っている委員も少なくないと思います。
まずは現状を客観的に見つめ直すところから始める必要があるのではとも思います。
第2回検討会で消費者庁が示した論点整理の中で、
・栄養成分を機能性表示食品制度の対象とする意義
・機能性関与成分が明確でないものを対象とする必要性
が最初に提示されていました。
この問いに対して、アカデミアも消費者団体も納得できる様な回答を示すのが、業界代表委員の最初の仕事だと思います。
海外の事例からヒントを見つける事ができると思います。
今こそ、グローバルセンスを発揮する時かと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■GNGニューズレター 2016年3月1日号トピック
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●エルビー、飲みやすい黒酢飲料「カルシウムたっぷり黒酢」を発売
●雪印メグミルク、粉末ドリンク「毎日骨太 スキム 鉄ラクトフェリンプラス」を発売
●森永製菓、口内の潤いを促す経口保湿錠菓「潤いキープタブレット」を発売
●キリンビバレッジと富士フイルム、美容成分配合飲料「キリン アスタリフト ウォーター」を発売
●味の素、味の素KK2商品を“機能性表示食品”としてリニューアル発売
●伊藤園、機能性表示食品の飲料を発売
●森永製菓、「ピセアタンノール」が血糖値の上昇抑制効果などの研究成果を発表
●第2回 機能性表示食品制度における機能性関与成分の取扱い等に関する検討会
●カゴメ、機能性表示食品「カゴメトマトジュース」売上好調
など